三銃士の紹介:1993年アメリカ映画。アレクサンドル・デュマ・ペールの代表作『三銃士』の序盤のエピソードをディズニーが実写映画化した歴史アクション・アドベンチャーです。フランス国王ルイ13世の失脚を企む宰相リシュリュー枢軸卿の陰謀に挑む三人の銃士と彼らに憧れる若者ダルタニャンの闘いを描きます。
監督:スティーヴン・ヘレク 出演者:チャーリー・シーン(アラミス)、キーファー・サザーランド(アトス)、オリヴァー・プラット(ポルトス)、クリス・オドネル(ダルタニャン)、レベッカ・デモーネイ(ミレディー)、ティム・カリー(リシュリュー枢機卿)ほか
映画「三銃士(1993年)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「三銃士(1993年)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
三銃士の予告編 動画
映画「三銃士(1993年)」解説
この解説記事には映画「三銃士(1993年)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
三銃士のネタバレあらすじ:起
1625年、フランス。亡き父の跡を継いで銃士になることを誓った向こう見ずな若者ダルタニャン(クリス・オドネル)はパリに向かって旅をしていました。その途中、ダルタニャンは自分に好意を寄せていた女性の兄ジェラルド(ポール・マッギャン)から決闘を要求された挙句、ジェラルドに「お前の父親は国王を守っていたが、国王は殺された。お前の父親は恥さらしだ」と侮辱され、激怒して剣を奪い逃げ出しました。旅の途中、ダルタニャンは、王妃アンヌ・ドートリッシュ(ガブリエル・アンウォー)の侍女コンスタンス(ジュリー・デルピー)と出逢い、すっかり心を奪われました。やがてパリに到着したダルタニャンでしたが、銃士隊はこの時既に国王ルイ13世(ヒュー・オコナー)の失脚を画策する宰相リシュリュー枢機卿(ティム・カリー)とロシュフォール伯爵(マイケル・ウィンコット)により解散させられており、国王への忠誠を誓うアトス(キーファー・サザーランド)、アラミス(チャーリー・シーン)、ポルトス(オリヴァー・プラット)の三人しか残っていませんでした。
三銃士のネタバレあらすじ:承
ダルタニャンはその後、アトス、ポルトス、アラミスが三銃士であることを知らぬまま、三人から立て続けに決闘を申し込まれますが、アトスとの決闘の場に銃士たちを捕えようとしたリシュリューの護衛兵が現れ、三人とダルタニャンは早速応戦して撃退しました。三人はダルタニャンの勇敢さは評価したものの、故郷に帰るよう促して去っていきました。その後、ダルタニャンはロシュフォールに戦いを挑むも敗れ、父の形見の剣を奪われてしまいました。リシュリューは、密かにイングランドのバッキンガム公爵と条約を締結すべく、美しき悪女のミレディー・ド・ウィンター(レベッカ・デモーネイ)を密使としてイングランドに送り込もうと画策していました。リシュリューの企みを知った四人は密使が船に乗る予定のカレーに急ぎました。その頃、リシュリューはルイ13世やアンヌ王妃に自らの身の潔白を主張していました。
カレーに向かう途中、休息で訪れた酒場で、アトスはダルタニャンに友人の話をしました。かつてその友人は美しい娘に心を惹かれて結婚しましたが、その娘には死刑囚の入れ墨が入れられていました。友人は娘を役人に引き渡し、彼女が変わらぬ愛を告げながら連行される様をみて深く後悔したのだというのです。
三銃士のネタバレあらすじ:転
旅の途中、四人はリシュリューが差し向けた刺客の襲撃を受け、二手に分かれることにしました。アトスは敵を食い止めている隙にダルタニャンはカレーに急ぎましたが、途中で極度の疲労により倒れ込んでしまい、カレーで通りがかった女性に助けられました。実はダルタニャンを助けた女性こそがミレディーであり、ダルタニャンは危うくミレディーに殺されそうになりました。その際、ダルタニャンはミレディーの肩に死刑囚の入れ墨があるのを目撃しました。ミレディーは部下にタルタニャンを拘束させ、船に乗り込んでイングランドに向かおうとしましたが、そこに三銃士が現れ、ミレディーを捕えるとリシュリューの謀反の重要な証拠となる書簡を没収しました。実はミレディーはアトスの元妻であり、アトスがダルタニャンに語った友人とはアトス自身だったのです。
三銃士の結末
逮捕されたミレディーは反逆者として処刑されることとなり、アトスは彼女からリシュリューの情報を聞き出そうとしましたが彼女は頑なに拒みました。しかし、処刑寸前にアトスがミレディーに自らの過ちを謝罪、アトスの愛を知ったミレディーはリシュリューが反逆者であることを告げると、崖から身を投げて命を絶ちました。
ダルタニャンと三銃士は元銃士たちに国王の危機を知らせながらパリに戻りました。折しもパリではルイ13世の誕生日の式典が行われようとしていました。宮殿に入った四人は寸でのところでルイ13世の暗殺を阻止、駆け付けた銃士たちの加勢を得てリシュリュー一味と大乱戦となりました。ダルタニャンはロシュフォールと死闘の末にこれを倒し、ルイ13世は三銃士と共にリシュリューを倒してその野望を阻止しました。ダルタニャンは武功が認められ、正式に銃士に加わることを許され、更にはコンスタンスの愛まで手にしました。
懐かしい
音楽も良かった