かまいたちの夜の紹介:2002年日本作品。ゲーム『かまいたちの夜』のコミュニティサイトで仲良くなった人たちが、オフ会で『かまいたちの夜』の実際の場所で映画を撮影しようと集まりました。その夜、メンバーの一人が殺され、さらに被害者は一人二人と増えました・・・というミステリーホラー作品です。2002年にTBS系列でスペシャルドラマとして公開された作品。
監督:伴一彦 出演者:藤原竜也(佐竹高彦/透)、内山理名(野村真理)、小橋賢児(日高俊夫)、濱田万葉(鈴木智子/可奈子)、浅香唯(細井美香/啓子)、佐野史郎(大林逸郎/オーナー)、温水洋一(石塚茂/美樹本)、田中要次(伊勢谷剛/田中一郎)、山下容莉枝(有田裕子/みどり)、萩尾みどり(山本夏子)、松金よね子(大林直子)、北村総一朗(山本一誠)ほか
映画「かまいたちの夜」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「かまいたちの夜」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「かまいたちの夜」解説
この解説記事には映画「かまいたちの夜」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
かまいたちの夜のネタバレあらすじ:起
佐竹高彦はゲームの『かまいたちの夜』のコミュニティサイトで仲良くなったメンバーが集うオフ会に参加するため列車に乗りました。オフ会はゲームの世界を映画化しようという内容でした。ゲーム仲間のシュプールが企画したもので、他にも参加者がいました。列車の中で同じ参加者の真理に声をかけられ驚きました。高彦の憧れる、勤務先の柳沢さんにそっくりでした。憧れの柳沢さんは、喫茶部に勤める女性で、高彦の上司の伊勢谷と交際していました。その後、俊夫も加わり、目的地のペンション『クヌルプ』に到着しました。そこでは参加する啓子とみどりが、予約が入っていないと怒っていました。するとペンション『シュプール』のオーナーの大林がやって来て、自分のペンションに泊まるようにと言いました。車に乗り込み、途中から山道を歩き到着したのは、古い学校を改装したペンションでした。先客に大阪弁の山本夫妻がいました。オーナーの妻・直子が出向かえ、部屋を案内されました。真理の誘いで近隣を散歩した高彦は、屋根に『かま』があるのに気づきました。オーナーは風が強い地区なので、昔から「風切がま」といってどの家庭にも付けられていると言いました。
かまいたちの夜のネタバレあらすじ:承
夕方になると参加者が増えました。みどりと撮影担当の美樹本、そして高彦の上司の伊勢谷も来ました。高彦は会社で伊勢谷に、酷いパワハラを受けていました。憧れの柳沢までとられていて、気分は最悪でした。食堂で撮影が始まりました。夕食が終わり、ガラスの割れる音と共に啓子の叫び声が聞こえました。伊勢谷が首を切られて殺されていました。犯人は窓から逃げた可能性があると言って、男全員が嵐になったペンションの周辺を探しました。一方真理とみどりとオーナーの妻は各部屋を探しました。外で美樹本の背中に風きりがまが刺さり、倒れました。食堂に全員が集まり、アリバイと犯人探しが始まりました。そしてオフ会を企画し、ペンションを予約したシュプールが来ていないため、この中の誰かが、シュプールだと言い始めました。部屋に戻った高彦の元に美樹本が来ました。実はまだ死んでいなかったのでした。更に伊勢谷の死体も消えていました。啓子もいないため探すと、トイレで狂ったように伊勢谷の死体を解体していました。
かまいたちの夜のネタバレあらすじ:転
みどりが殺されました。3人目でした。そのころ山本夫妻の部屋では、一誠が妻の夏子に、もしやお前がやったのか?と聞くと、そうだと言いました。実はみどりの本名は裕子で、一誠の愛人でした。元々一誠は裕子のオフ会に合わせて旅行に来る予定だったのが、夏子に悟られ、夏子が付いてきたのでした。そして夏子は一誠も殺しました。高彦は真理と部屋で自分の過去を話しました。転校の多かった高彦にとって、初めてできた友達が俊夫という少年でした。二人でウサギ小屋でマッチに火を付けて遊んでいたら、藁に燃え移り、怖くなった高彦はその場から逃げ出しました。残った俊夫は高彦の事は一切しゃべらず全て自分の責任にしました。やがて俊夫はいじめにあい、いつも廊下横の地下倉庫に閉じ込められました。そのことが今でも気になっているということでした。食堂では俊夫が美樹本のビデオを見て切りだしました。死ぬ前の伊勢谷が高彦の胸ぐらを掴んで何か言っていると言い、調べると職場の上司だとわかったというのです。高彦が犯人だという事になり、地下室に閉じ込められました。
かまいたちの夜の結末
地下室にオーナーが血まみれでやって来て、倒れました。その後真理が来ました。真理は俊夫が皆を殺していると言いました。かまをもった高彦は真理と逃げようと走り出しましたが、川にかかる橋が嵐と増水で流されていました。突然真理の態度が一変しました。自分は高彦の妄想から作り出された理想の女性だというのです。そして真理は高彦に、ウサギ小屋から逃げ出したのは透で、罪を被ったのは高彦だったと。更にいじめを受け、地下室に閉じ込められたのも高彦だったのでした。真理は高彦に俊夫を殺せと煽り立てました。ペンションに行くと、狂った啓子以外は全員殺されていました。やがて教室に隠れていた俊夫を見つけ、子供時代のウサギ小屋の事を話し、謝れと言いました。しかし俊夫は逃げ回るばかりで、結局高彦は俊夫をかまで殺しました。
この映画の感想を投稿する