パッドマン 5億人の女性を救った男の紹介:2018年インド映画。ラクシュミことラクシュミカントはタブーの多いインドにおいて、いまだに「穢れ」とされている生理用のナプキンの製造機を開発し、女性たち自らが製造・販売するシステムを作った。モデルとなった実在の人物、アルナーチャラム・ムルガナンダムの足跡を大筋でとらえフィクションを交えながら彼の奮闘劇を描く。
監督:R.バールキ 出演:アクシャイ・クマール(ラクシュミカント)、ソーナム・カプール(パリー)、ラーディカー・アープテー(ガヤトリ)ほか
映画「パッドマン 5億人の女性を救った男」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「パッドマン 5億人の女性を救った男」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
パッドマン 5億人の女性を救った男の予告編 動画
映画「パッドマン 5億人の女性を救った男」解説
この解説記事には映画「パッドマン 5億人の女性を救った男」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
パッドマン 5億人の女性を救った男のネタバレあらすじ:起
北インドの中部マディヤ・プラデーシュ州の田舎、ナルマダ河に面した町マヘーシュワル。ラクシュミことラクシュミカント・チャウハンは、多くの人に祝福され結婚したばかりでした。共同経営者のひとりとなっている小さな工房に勤めていました。妻思いで手先が器用だったラクシュミは新妻ガヤトリを喜ばせるために、自動オニオンカッターを自作するなど幸せに暮らしていました。
パッドマン 5億人の女性を救った男のネタバレあらすじ:承
この地域では、生理期間中の女性は穢れているとされ、部屋の中に入ることができません。ラクシュミは廊下で過ごす妻が、不衛生な古布を洗濯しているところを目撃します。禁制品でもあるナプキンは高価で、ガヤトリは使うことを拒みます。なぜ生理中の妻は部屋に入れず、汚い布を下着にしなくてはいけないのか。ラクシュミは妻のために綿とモスリン布で手作りのナプキンをプレゼントしました。しかし、失敗。漏れてしまい使い物になりません。ラクシュミは諦めず研究しナプキンの開発に熱を入れていきました。しかし、周りの目はそんなラクシュミに対して冷ややかです。タブーを無視した行動は非難をあび、ついにガヤトリは兄により実家に連れ戻されてしまいました。町にいることができなくなったラクシュミは故郷を離れ、都会でかるインドールへ向かいます。
パッドマン 5億人の女性を救った男のネタバレあらすじ:転
インドールでも研究を重ねるラクシュミは、セルロース・ファイバーの存在を知ります。早速素材を手に入れてナプキンを作る製作機を発明しました。そんな中、とある機会でインドールにやってきたデリー在住の女子大生、パリーと知り合いました。パリーはラクシュミをデリーでの発明コンペに出場させ、賞金を獲得させます。大手企業の就職が決まりかけていたパリーでしたが、ラクシュミの熱意に動かされナプキンの普及を手伝います。農村の女性たちがナプキン販売活動に参加し始め、製作から販売までが女性の手によって行われるシステムが作られていきました。これにより農村の女性たちの起業へとつながっていったのでした。
パッドマン 5億人の女性を救った男の結末
ラクシュミの活動が国連の目にとまり、講演の依頼が舞い込みました。ラクシュミはパリーとともに講演のためニューヨークへと向かいます。大勢を前に緊張するラクシュミにパリーはそっとキスをし勇気づけます。こうしてラクシュミの講演は始まりました。通訳者を引っ込めさせ、英単語と想いを乗せたラクシュミ英語、リングリッシュで感情を伝えます。「ラクシュミはお金を追わない、もしお金を追っていたらパッドマンではなく、マネーマンになっていた」「みんなトラブルがなくなることを望むけれど、死なない限りトラブルはなくならない、トラブルは生きる証」「ナプキンは生理中何もすることができなかったインド人女性の人生を増やした」「偉大で強い男が国を作るのではなく、強い女性が国を強くする」など、愛と力のこもった演説を熱演しました。聴衆からは大喝采。大成功に終わりました。力を与えてくれたパリーを抱きしめたその時、ラクシュミの電話が鳴りました。妻ガヤトリでした。離れても想っていた妻の元へラクシュミは帰っていきました。
以上、パッドマン 5億人の女性を救った男のあらすじと結末でした。
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