フライト・クルーの紹介:2016年ロシア映画。正義感の強い元空軍パイロットが、火山噴火により脱出不能となった乗客らを救出するために旅客機で奮闘する、ロシア発のスペクタクル映画です。火山の噴火により溶岩に包まれた空港から脱出するシーンなどはハリウッド映画に匹敵するほどの壮大さです。
監督:ニコレイ・レベデフ 出演者:ダニーラ・コズロフスキー(アレクセイ)、ウラジミール・マシコフ(ジェンチェンコ)、アグネ・グルダイト(アレクサンドラ)、カテリーナ・シュピツァ(ビカ)、セルゲイ・ケンポ(アンドレウ)ほか
映画「フライト・クルー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「フライト・クルー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
フライト・クルーの予告編 動画
映画「フライト・クルー」解説
この解説記事には映画「フライト・クルー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
フライト・クルーのネタバレあらすじ:起
軍のパイロットをしていたアレクセイは正義感が強く、上官に無理やり積まされたプレゼント用の新車を、積載オーバーで正常な操縦が出来ないと機長命令で上空から落としました。これによって退役させられたアレクセイは民間の航空会社のパイロットの試験を受けました。シュミレーションフライト試験では、教官が天候や機体を最悪の状況下にされたうえで実施し、最後着陸失敗により試験に落ちました。失意の中、駐車場で車が出せなくて困っていた美女のアレクサンドラを助けてあげたことで、二人は仲良くなり、車に同乗しました。そのころ試験をした幹部連中は、アレクセイがあの状況下で、あこまでやるのは大したものだと言い、同じ状況にして試験官がシュミレーションフライトを行うと、同じように着陸失敗しました。これによりアレクセイは一転合格となりました。
フライト・クルーのネタバレあらすじ:承
早速ジェンチェンコ機長の元で副操縦士として働くことになったアレクセイは、空港内でパイロットの恰好をしたアレクサンドラを見つけました。同じパイロットだったことからアレクセイは猛アタックをし、二人は愛し合うようになりました。1回目のフライトは、軍時代の荒い操縦で乗客が怖がりジェンチェンコ機長に叱られました。2回目のフライトでは着陸寸前にトルコ機が異常接近してきたため回避し、無事再着陸させました。そして4回目のフライトで煙草を吸い、暴れる乗客にアタックし抑え込みますが、この動画がネットで拡散されたことから、ジェンチェンコ機長とアレクセイは旅客機の運行から外されました。そして新たなチームとしてジェンチェンコ機長の特権で副操縦士にアレクセイとアレクサンドラが選ばれました。アレクセイとアレクサンドラは言い争いをし、『女はパイロットになれない』と暴言を吐き、アレクサンドラを傷つけていた為、気まずい雰囲気になりました。
フライト・クルーのネタバレあらすじ:転
3人のチームに緊急指令が入りました。火山噴火による地震と溶岩流で島の空港から乗客ら多数が脱出できない状況にあり、彼らに救出を命じたのでした。早速空港に降り立った3人は、悲惨な光景を目の当たりにしました。旅客機は燃え、空港はあちこちで火の手が上がり、空港ビルは各所崩壊していました。メイン滑走路は倒壊物と火柱で使えず、サブ滑走路を見ますが、こちらも火柱が上がり、さらに距離が短く困難を極めました。そして乗客から、一部に人が小型バスで行ったまま帰っていないと言い、アレクセイはワゴン車で救出に向かいました。その時一機の飛行機が滑走路を飛び立ちますが距離が足らず墜落しました。アレクセイは身動きの取れなくなった旅行者たちを誘導しますが、溶岩が流れてきて立ち往生し、山を歩いて降りてきました。そのころジェンチェンコ機長はアレクサンドラと共に小型貨物機に乗せれるだけの乗客を乗せ離陸しました。アレクセイが帰った頃には、溶岩が大量に空港に流れ、このままでは全員死亡の状況でした。
フライト・クルーの結末
アレクセイは旅客機に残った乗客を全員乗せ、サブ滑走路に行きました。背後から溶岩が流れてきて、決死の覚悟で飛び立ちました。炎を突き破り離陸に成功しました。途中エンジンが燃えますがなんとか消し止めました。しかしジェンチェンコ機長から、燃料があと20分しかないとの連絡が入りました。貨物機の為海面へ着陸できない事から、アレクセイは貨物機のワイヤーを使って乗客をこちらの旅客機に連れてくる作戦を話しました。その為乗客に了解を得ました。家族や恋人同士が、貨物機と旅客機に別れて乗っているため、全員が了承し遂に実行されました。1回目、2回目は成功しましたが、3回目は途中で転落者が出ました。そして最後のジェンチェンコ機長を受け入れ完了しましたが、今度は着陸用の車輪が出なくなり、近くの空港へ胴体着陸に挑みました。激しい衝撃の中、成功し、乗客たちは喜び合いました。ジェンチェンコ機長もアレクセイを認めました。アレクサンドラがアレクセイに駆け寄りますが、アレクセイは少しだけ一人にしてくれと言いました。
途中でこの後どうなるかと思った部分もあったけど最後は着陸に成功してほっとした。後半はハラハラドキドキだった。