映画「シー・トレマーズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
シー・トレマーズの紹介：2010年オランダ,インドネシア映画。古生物学の研究者であるスカイラーは、船の所有者ジャックとともに北スマトラ沖へ新生物の発見のため向かっていた。ジャックの知人の性悪の男たちに働かされていたタマールを亡くなった娘に重ね、スカイラーは彼を救出しようとするが、謎の巨大生物が2人を襲う…。
監督：ブライアン・ユズナ 出演：マイケル・パレ（ジャック）、ジャナ・ファサート（スカイラー・シェーン）、フランシス・マギー（ジミー）、モニカ・サヤンバティ（タマール）、フランシス・バスコ（ハリス）、ヴェルディ・ソライマン（アンディ）、ほか
この解説記事には映画「シー・トレマーズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
若い男女が人気のないビーチで戯れていると、海中から何者かが襲いかかり、惨殺されます。その特殊メイクとも本物とも取れない映像を見てスカイラーは作りものだと決めつけます。スカイラーは大学で古生物を研究する学者で、新生物を発見するため北スマトラ沖へと船を進めていました。船の所有者ジャックは途中で海原にポツンと建てられた木製の漁場ジャマールに立ち寄ります。
そこにはハリスとジミーというジャマールの持ち主と強制労働に従事する10代の少年たちがいました。ジャックはハリスにビジネスの報酬を渡すはずでしたが、金が足りず怒鳴り散らされた揚句殺されそうになり、逃げます。ジャマールに立ち寄った折、スカイラーが出会ったのはタマールという少年。自分と兄アンディを救出してほしいと頼みますが、急なことに彼女はなす術がありませんでした。スカイラーは亡くした幼い娘を思い出し、彼を心配します。
翌日、ふたたび海へと調査出ると、ジャマールで見かけた男性が死体で海を漂っていました。むごい殺され方だったことと、昨日の少年のことが気になったスカイラーはジャマールへと行くようジャックに頼みます。一方ジャマールではアンディがジミーに殴殺され、復讐の念に駆られたタマールが恐ろしい呪術を行っていました。海から這い出てきた巨大な生物が彼に覆いかぶさります。一人ずつ怪物によって海に引き込まれ、漁場の人では見る見るうちに少なくなって行きました。
スカイラー達はジャマールに上陸しハリスを問い詰めますが、犯人は彼らではないようでした。その際ひょんなことからタマールが性別を偽っていたこと、腹部を負傷していたことがわかりました。日暮れとともに怪物が一人、また一人と連れ去っていく中、ついにタマールとスカイラー、ジャックだけが残りました。巨大な生物の正体は赤い眼をした水棲のサソリ。アンカラ・ムルカとタマールがつぶやきます。タマールの見事な刃さばきのおかげでアンカラ・ムルカは絶命しますが、ジャックは毒針にやられて亡くなります。スカイラーはタマールを引き取ろうと後日、彼女の後見人のもとを訪れますが、けがをした彼女の腹部からアンカラ・ムルカの幼生が出てきて、スカイラーは戦慄します。復讐のため、巨大サソリに彼女は体を捧げていたのでした…
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