天使にショパンの歌声をの紹介:2015年カナダ映画。寄宿学校を舞台に音楽教育に情熱を注ぐ学校長オーギュスティーヌと卓越したピアノの才能を持つ姪アリスとの絆を描いたヒューマンドラマ。「天国の青い蝶」で知られるレア・プールの監督作品です。
監督:レア・プール 出演者:セリーヌ・ボニアー(マザー・オーギュスティーヌ)、ライサンダー・メナード(アリス・シャンパーニュ )、ディアーヌ・ラヴァリー(シスター・リーズ)、ヴァレリー・ブレイズ(シスター・クロード)、ピエレット・ロビタイユ(シスター・オネジム)、エリザベス・トレンブレイ=ギャニオン(スザンヌ・ゴーディエ)、ほか
映画「天使にショパンの歌声を」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「天使にショパンの歌声を」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
「天使にショパンの歌声を」の予告編 動画
映画「天使にショパンの歌声を」解説
この解説記事には映画「天使にショパンの歌声を」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
「天使にショパンの歌声を」のネタバレあらすじ:起
カナダ、ケベックにあるカトリックの女子寄宿学校。レベルの高い音楽教育を誇るこの学校の学長マザー・オーギュスティーヌは今年のピアノコンクールでも優秀な成績を残そうと生徒達の指導に情熱を注いでいました。しかし公立学校が増える中で経費のかかる寄宿学校の運営は厳しく、総長は司祭から学校の閉鎖もあり得ると忠告されていました。ある日オーギュスティーヌの姉妹マルゴが娘のアリスを連れて、学校を訪ねてきます。マルゴから娘を学校に入学させたいと頼まれたオーギュスティーヌはアリスを預かることになりました。
「天使にショパンの歌声を」のネタバレあらすじ:承
自由奔放なアリスは学校の窮屈な生活になかなか馴染めません。彼女は素晴らしいピアノの腕前を持っていましたが、楽譜通りに弾くことを嫌がって即興演奏をするため、オーギュスティーヌからきつく叱られてしまいます。オーギュスティーヌはアリスをコンクールに出場させ、何としても金賞を取らせたいと躍起になっていました。学校が閉鎖の危機にあることを知ったオーギュスティーヌには学校を存続させる署名活動を開始します。さらにマスコミ達や後援会を呼んで学校を救う集いを開きます。集いでは生徒達が合唱やピアノ演奏を披露し、学校が音楽教育で地域に貢献してきたことを強くアピールしました。一方アリスは規律ばかり重んじる学校生活に嫌気が差していました。授業で親友のゴーディエをかばおうとして教師シスターリーズと衝突し、教室を出ていくよう叱られたアリスは町にあるクラブへと遊びに行ってしまいます。オーギュスティーヌには理由も聞かずにアリスを連れ戻し、厳しく叱責します。
「天使にショパンの歌声を」のネタバレあらすじ:転
オーギュスティーヌの活動は新聞で好意的に取り上げられましたが、総長は勝手に学校を売り込んだオーギュスティーヌが非難します。それでも学校には変革が必要だと考えるオーギュスティーヌは同僚のシスター達に呼びかけ、歴史ある修道服までも新しい制服に作りかえてしまいます。そんな中マルゴが重い病状を患っていることを判明します。オーギュスティーヌはアリスをマルゴのもとに連れていきますが、母が余命いくばくもないと知ったアリスは深く悲しみます。オーギュスティーヌは教育大臣に会いに行ったりと学校の救済に奔走し続けますが、やがて総長から学校を売却したと告げられます。
「天使にショパンの歌声を」の結末
オーギュスティーヌはルーアンにある寄宿学校へ赴任するよう言い渡されます。学校を守れなかったオーギュスティーヌとシスター達は悲しみに暮れながらも、それぞれの道を進む決意をします。マーゴはオーギュスティーヌにアリスを託して、息を引き取りました。オーギュスティーヌはこの先何があってもアリスを守り抜くことを誓うのでした。そしてピアノコンクールの日がやってきました。アリスはオーギュスティーヌに見守られながら、素晴らしいピアノ演奏を披露し、見事金賞に輝きました。アリスはオーギュスティーヌの首にメダルをかけてやります。二人は固く抱き合うのでした。
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