モーグリ: ジャングルの伝説の伝説の紹介:2018年アメリカ映画。トラのシア・カーンに母親を殺された人間の赤ん坊が、オオカミの群れのなかで育てられる。彼の名はモーグリ。クロヒョウのバギーラやクマのバルーも彼の後ろ盾となり、オオカミとしての成長を手助けし、ジャングルの掟を教え込む。しかし、だんだんと人間としての身体とオオカミとしての心のギャップを無視できない事態になり、モーグリは愛する仲間からジャングルを追われ、人間の村に降りていく。そこでモーグリが見たものは。
監督:アンディー・サーキス 出演:ローハン・チャンド、マシュー・リス、ほか 声の出演:クリスチャン・ベール、ケイト・ブランシェット、ベネディクト・カンバーバッチ、ナオミ・ハリス他。
映画「モーグリ:ジャングルの伝説」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「モーグリ:ジャングルの伝説」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
モーグリ ジャングルの伝説の予告編 動画
映画「モーグリ:ジャングルの伝説」解説
この解説記事には映画「モーグリ:ジャングルの伝説」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
モーグリ ジャングルの伝説のネタバレあらすじ:起
ジャングルの見張り番と自らを呼び、過去と未来を見渡せるニシキヘビのカーが、モーグリの物語を語り始める。トラのシア・カーンがジャングルの古い掟を破り、人間を殺した。ジャングルの掟とは、人間を殺してはならないというもの。人間がジャングルに危険をもたらすことになるからだ。ジャングルに一人残された人間の赤子に掟を守る動物たちは希望を託し、オオカミの群れの中でその子はモーグリという名で育てられ始める。黒ヒョウのバギーラとクマのバルーもモーグリの後ろ盾となる。シア・カーンと手下のハイエナたちはモーグリをつけ狙うが、多数のオオカミの群れの縄張りの中で、モーグリは守られながら、バギーラやバルーにも教育されながら育っていく。バギーラに狩りを習うモーグリ。バギーラは獲物の魂が一人で旅立つことがないように獲物の目を最期まで見るように教える。なぜ自分がほかのオオカミと違うのかと思い始めるモーグリ。バギーラには「違わない、お前は特別なだけだ」と言われ、バルーにはもっと俊敏にならなければ、と言われる。
モーグリ ジャングルの伝説のネタバレあらすじ:承
アルビノの子オオカミ「ブート」とモーグリはみんなと違っていることで気が合っており、よく一緒に遊ぶ。二人で群れまで競争する。群れのいるところに着いたモーグリとブート。ブートは若いオオカミたちによそ者だといじめられ、家に帰る。かけっこの練習のときに、サルの群れと遊んでしまったモーグリはバルーに注意される。サルには掟がないから一緒に居てはいけない、と。それから過去と未来を見通せる、蛇のカーについてもバルーはモーグリに話す。歩きながら話していると、牛が死んでいて、ハエがたかっていた。人間の家畜を殺してはならない、特に牛は神聖なもの、というもう一つの掟が破られたようだ。近くの木にトラの爪痕。ジャングルにまた危険が起きたのは、人間の子どもを受け入れたのが間違いだったと、オオカミの群れの中で反発が起こる。オオカミのリーダー、アキーラは、シア・カーンが群れを混乱させようとしていると考えている。反発しているオオカミたちを納得させるため、モーグリが群れにふさわしいか、かけっこのテストが行われることになる。バルーから訓練された後、ジャングルの穴の中に落ちてしまったモーグリは、牙が片方折れている大きなゾウに助けられる。バギーラは一方で、モーグリを守るためには、シア・カーンが足を踏み入れない人間の村にモーグリを帰したほうがいいと考えている。モーグリはジャングルの高見から、家畜を殺された人間たちがトラを仕留めようとジャングルに入ってきているのを見る。そこで初めて「火」というものを見たモーグリだった。そんなころ、群れのかけっこのテストが行われる。バギーラが適役として追いかけることになっている。バギーラはモーグリだけを狙い、ショックを受けたモーグリは群れから走り去ってしまう。
モーグリ ジャングルの伝説のネタバレあらすじ:転
バギーラとバルーがモーグリを守るための意見で食い違い、喧嘩をしているとき、モーグリはサルの軍団にさらわれる。それを見ていたブートが二人に知らせに来る。サルの軍団はモーグリを洞穴に連れ込み、そこにシア・カーンがやってくる。気を失っているモーグリの肩にトラが爪を立てたところに、バルーとバギーラが助けに来るがサルたちに阻まれる。しかしそこに巨大なニシキヘビのカーがやってきて、「人間の子に手を出すんじゃない」とカーからモーグリを守る。ジャングルで物思いにふけるモーグリのところにブートがやって来て励ますが、モーグリはひどいことを言ってブートを追いやってしまい、心を痛める。モーグリはカーに会いに行く。未来を見ることができる彼女は、「いつかジャングルがお前に耳を傾ける」と語る。そのころ、シア・カーンとオオカミのリーダー、アキーラが口論しており、群れのオオカミも次のリーダーを求めてアキーラに対抗していた。そこに戻ってきたモーグリは驚き、闘いを止めるために人里に走って行き、火を持ち込む。シア・カーンに火を突きつけ追い払うモーグリ。そして人間の武器を向け、群れを汚した罰にアキーラにジャングルを去るように言われる。
モーグリ ジャングルの伝説の結末
人里に走って行き火を振り回したモーグリは捉えられる。インド人の農村だが、白人のハンターが一人いて、モーグリの面倒を見、ナイフも武器として与える。だんだん人里の子どもたちとも馴染んでいくモーグリ。そこにアキーラ側だったオオカミたちがモーグリに助けを求めに来る。シア・カーンがジャングルを乗っ取ったというのだ。しかし、モーグリは自分には関係ないという。カーンが家畜を襲い続けるとジャングルが危険になる。ジャングルにはお前が必要だと言われるが、「ここが今の故郷だ」と言ってモーグリは立ち去る。村の祭の日、インド人たちにトラを仕留めるように言われるハンター。その話の中で、以前モーグリを助けたゾウの牙を片方取ったのはこの男だと分かる。モーグリは酔いつぶれたハンターの部屋を見まわし、そこにはく製にされたブートがいることに気づき、大きなショックを受ける。ハンターの趣味ははく製の収集だったのだ。モーグリはジャングルに戻り、シア・カーンと闘う決意を伝える。ゾウを呼び集め、牙を奪ったハンターと引き換えに協力を求める。カーンと一対一で戦おうとするモーグリの手にはナイフがあった。モーグリの遠吠えでゾウの軍団がカーンを取り囲む。カーンに追われ、モーグリは木に登るがカーンも登ってくる。そこにハンターが銃を放つ。そこでモーグリはゾウにハンターを教える。ゾウはハンターのとろに行き、ハンターを鼻で投げ飛ばす。モーグリとカーンの戦いをアキーラが飛び込んで来て助ける。死にかけたアキーラにモーグリは「お前の時代が来た、仲間を導け」と言われる。アキーラの魂が一人で旅立たないようにその目を見つめるモーグリ。横たわっていたがまだ息のあるカーンのところに行き、その目を見つめていると、突然起き上がりモーグリを襲おうとしたカーンに、ナイフでとどめを刺した。モーグリをリーダーとするジャングルの新時代が始まった。モーグリを頭に載せ歩き始めるゾウ。人間でもオオカミでもないモーグリがジャングルに平和をもたらす、というカーの語りで締めくくられる。
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