映画「ポーラー 狙われた暗殺者」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ポーラー 狙われた暗殺者の紹介：2019年アメリカ, ドイツ映画。殺し屋が従業員の暗殺請負会社は50歳が定年です。社員への多額の企業年金が会社の負担になると考えた社長は、定年間近の史上最強の暗殺者を殺して年金を払わないようにする計画を立てます。狙われた暗殺者はそれに気づき、暗殺部隊と激しい戦いとなります。『ポラー・狙われた暗殺者』は激しいアクション映画で、マッツ・二ケルセンが無口で女好き、殺し方は残忍、昔殺した一家の少女が忘れられない暗殺者を演じています。
監督：ヨナス・アカーランド 出演：マッツ・ミケルセン（ダンカン・ヴィズラ）、ヴァネッサ・ハジェンズ（カミーユ）、キャサリン・ウィニック（ヴィヴィアン）、マット・ルーカス（ミスター・ブルート）、ロバート・メイレット（カール）、ルビー・O・フィーア（シンディ）、ほか
この解説記事には映画「ポーラー 狙われた暗殺者」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
南米チリの大豪邸、元殺し屋マイケルは仕事を引退し、プールで楽しんでいます。セクシーな美女とダンスをしますが、そこに数人の男女が銃を構えます。その暗殺者はマイケルを射殺、セクシー美女も暗殺者の仲間でした。集団は暗殺請負会社の暗殺者達で、マイケルに企業年金を払わないようにするための殺人でした。
暗殺者のダンカン（マッツ・ミケルセン）は定年50歳まで間近。健康診断を受け、会社からの企業年金のアドバイスを受けます。暗殺請負会社のヴィヴィアン（キャサリン・ウィニック）は教会からダンカンに電話で話します。レストランで食事をする二人、ダンカンは最近多くの定年を迎えた暗殺者が謎の死を遂げていることを疑問に思います。ヴィヴィアンはベラルーシでのメキシコ人暗殺を頼みますが、ダンカンは返事をしません。ダンカンは引退後の定住先のモンタナにいますが、かつて殺した人たちの悪夢を見ます。近所に住むカミーユ（ヴァネッサ・ハジェンス）という女性の薪割りを手伝います。
暗殺会社の社長ブルート（マット・ルーカス）はダンカンの定年後の企業年金を払わないようにするためベラルーシでダンカンを殺すことを計画します。ブルートは会社の財務状態に関する会議をしますが、会社の負債が多いことを指摘されると、元従業員が死ぬことにより年金を支払わなくなり負債はなくなると言います。ベラルーシの仕事がブルートの罠と知らない？ダンカンはメキシコ人暗殺の仕事を引き受けます。
ダンカンはブルートからの依頼で、メキシコ人暗殺のためベラルーシのホテルを訪れます。暗殺のターゲットのメキシコ人は部屋で乱交パーティをしていますが、ホテルのメインテナンス担当になりすましたダンカンがメキシコ人捕まえます。乱交パーティの会場に自分の写真を見つけたダンカンは、この仕事がブルートの仕掛けた罠であることに気づきます。メキシコ人からブルートの罠を聞き出すと、ダンカンはメキシコ人を殺害して写真にとります。ダンカンはヴィヴィアンに写真を送り、ヴィヴィアンはダンカン暗殺が失敗したことを知ります。
ブルートはダンカン殺害のため暗殺部隊を送ります。暗殺部隊はダンカンのファイナンシャルアドバイサーを拷問して居場所を探し、ダンカンの書類を持ち出します。部隊はマイアミ、ニューヨーク近郊、テキサスとダンカンを探しますが見つかりません。そのダンカンはモンタナにいますが、カミーユを見つけます。ダンカンはカミーユと朝食をとり、お互いを知ろうとします。カミーユはダンカンにモンタナの生活を語り、趣味の写真を見せます。ダンカンはカミーユに銃を送り、その使い方を教えます。カミーユはダンカンに、少女時代、ある男に殴られた体験を涙ながらに話します。暗殺部隊はダンカンの書類をチェックし、何故か慈善事業に金を寄付していること、居場所がモンタナであることを突き止めます。
暗殺部隊はモンタナに到着し、ダンカンを見つけます。ダンカンが雪の中をドライブしていると、車が立ち往生しています。助けを求める女性は暗殺部隊のメンバー。ダンカンは自分を殺すための罠とは知りません。ダンカンは女性を車に乗せて自宅へ連れていきます。ダンカンは自宅で女性とセックスしますが、暗殺者がダンカンを狙い撃ちします。ダンカンは暗殺部隊と銃撃戦になりますが、彼らをすべて殺します。暗殺計画が失敗したブルートは激怒します。
ミシガン州デトロイト、ダンカンはカラオケ店で旧知のポーターに会います。昔話に花を咲かせ、分かれる際の握手でダンカンは倒れます。ポーターは握手する際、ダンカンの手に毒物を付けたようです。ブルートの家に連れて行かれるダンカンは鎖で繋がれ、ブルートからナイフで刺され、鞭で打たれる拷問を３日間受けます。激しい拷問の末、ダンカンは片目を失い、全身血まみれで死も間近になります。カミーユも誘拐され注射され意識不明になります。４日目、ダンカンはブルートのボディガードを倒して鎖を外します。ダンカンはボディガードを全員倒します。
旧知のジャスミンに助けられたダンカンはヴィヴィアンに電話し、自分の命と引き換えにカミーユを助けろと言います。ダンカンはジャスミンから武器をもらい、ヴィヴィアンとの対決に備えます。ヴィヴィアンはダンカン殺害部隊を連れて、駅でダンカンと会います。ダンカンは駅で一人、数十人の部隊と対峙します。ダンカンはジャスミンの武器でヴィヴィアンと部隊を全滅させます。テレビで様子を見ていたブルートは恐怖に怯えます。ダンカンはブルートの家を訪れ、その首を切ります。
ダンカンはカミーユを救ってモンタナに帰ります。翌朝、ダンカンはカミーユの部屋で彼女の家族が殺されたことを報じる古い新聞記事と、多くの小切手を見つけます。ダンカンは数十年前に殺した一家と生き残った少女を思い出し、その少女はカミーユだと気づきます。ダンカンが慈善事業に寄付した金はカミーユの教育費に使われていました。カミーユは銃を持ち家族への復讐のため、ダンカンを殺そうとします。ダンカンに過去の思いを語るカミーユはダンカンを撃ちます。しかし、ダンカンには何もなかったようで、二人は助け合うことを決めたようです。美しいモンタナの雪景色とともに映画は終わります。
以上『ポーラー 狙われた暗殺者』のあらすじと結末でした。
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