ピーター・パン (1953年)の紹介:1953年アメリカ映画。この作品は、戯曲をもとに制作された、アニメーション長編映画です。ウェンディたち姉弟のもとに、永遠の子供ピーターパンが現れ、ネバーランドへと冒険に旅立ちます。人魚たちとの出会いや、インディアンとの抗争、宿敵フック船長との戦い、そして空を自由に飛ぶ姿は、映画を見る子供達の永遠の憧れです。
監督:ウィルフレッド・ジャクソン/ハミルトン・ラスク、クライド・ジェロニミ 声の出演:ピーター・パン(ボビー・ドリスコール/後藤真寿美)、ウェンディ・ダーリング(キャサリン・ボーモント/土井美香)、フック船長(ハンス・コンリード/江原正士)、ミスター・スミー(ビル・トンプソン/牛山茂)、ジョン・ダーリング(ポール・コリンズ/池田真)、マイケル・ダーリング(トミー・ラスク/下川久美子)ほか
映画「ピーター・パン (1953)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ピーター・パン (1953)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ピーター・パン (1953)」解説
この解説記事には映画「ピーター・パン (1953)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ピーター・パン(1953年)のネタバレあらすじ:出発
ある夜、パーティに出かけるダーリング夫妻は大忙しでした。そのため、お父さんは子供達が散らかしているおもちゃにうんざりし、いつまでも夢を見続ける長女ウェンディに、翌日子供部屋を出ることを命じます。夫妻が出かけた後、悲しみに暮れる子供部屋に、空飛ぶ少年ピーター・パンが現れます。自分の影をこっそり取り戻しにきたピーターですが、その騒ぎで子供達が起きてしまいます。ウェンディに影を縫い付けてもらいながら、彼女が子供部屋をでる話を聞くと、一緒にネバーランドへ行くよう誘います。ネバーランドは、永遠に子供のままでいられる夢の国で、人魚もインディアンも海賊もいる、と語ります。心揺らぐウェンディですが、弟のジョンとマイケルを置いて行けないと告げると、弟達も連れていってもらえるようになりました。妖精ティンカーベルの粉を振りかけ、楽しい思い出や夢を思い浮かべると、ウェンディたちも空を飛べるようになり、右から2番目の星にあるネバーランドに向け、出発しました。
ピーター・パン(1953年)のネタバレあらすじ:出会いと冒険
ネバーランドに着いたウェンディ達ですが、フック船長の海賊船から大砲を撃たれてしまいます。そこで、ピーターは自分が囮になり、ティンカーベルに3人を連れて先に行くよう告げます。ティンカーベルは、3人を連れていきますが、ウェンディに嫉妬し、3人を置いて先に隠れ家へとたどり着きます。そして、隠れ家に住むロストボーイ達に嘘を教え、ウェンディを墜落させようとしますが、ピーターに助けられてしまいます。結果ティンカーベルはピーターに追放を命じられてしまいます。ロストボーイ達と仲良くなったジョンとマイケルは、インディアン狩に、ウェンディとピーターは人魚の入り江へと向かいます。人魚の入り江に着いたウェンディ達ですが、そこでインディアンの族長の娘タイガー・リリーを連れたフック船長とミスター・スミーを見つけます。一方インディアン狩に出かけたロストボーイ達は、タイガー・リリーを攫ったと誤解され、捕まってしまいます。
ピーター・パン(1953年)のネタバレあらすじ:救出と決意と罠
フック船長を追いかけたピーターは、ウェンディを岩場に隠すと、フック船長の声まねを始めます。ピーターの存在に気がついたフック船長は、ピーターと戦いますが、そこへフック船長の左手を食べた人食いワニが現れ、大慌てで逃げて行きました。タイガー・リリーを助け出したピーターは、インディアンに歓迎され、パーティが始まります。しかし、ウェンディだけは、女を理由にパーティに参加できず、悲しみの中一人隠れ家へと戻ります。一方、追放されていたティンカーベルは、フック船長に慰められていました。そして、ウェンディをいなくさせれば、ピーターとまた仲良くなれると誘惑されたティンカーベルは、隠れ家を教えてしまいます。フック船長は、彼女をランプに閉じこめ、手下達を連れて隠れ家へと向かいます。隠れ家では、ウェンディが家族のもとに戻ることを決め、弟たちを説得したところ、ロストボーイ達も一緒に行くことになりました。怒ったピーターは、自分の部屋に隠れてしまい、別れを直接言うことができません。悲しみながら、隠れ家からでると、皆フック船長に捕まってしまいました。フック船長はウェンディからのプレゼントとして、時限爆弾を置いて行くのです。船に連れて行かれた子供達が、ピーターは助けにくると信じていましたが、隠れ家の方角で大きな爆発が起き、皆絶望してしまいます。
ピーター・パン(1953年)の結末:仲直りと別れ
爆発の直前、閉じこめられていたティンカーベルが脱出し、ピーターを庇い瀕死になってしまいます。自分よりウェンディを助けるよういいますが、彼はティンカーベルの回復を待ちました。一方船では、海賊になるなら助けてやると言われますが、ウェンディはピーターが来ると信じるよう弟達に言います。彼女は、船の外へ繋がる板橋を渡らされ、海に落とされてしまいました。しかし、ピーターが駆けつけ、ウェンディも弟たちも助かりました。激しい戦いになりましたが、フック船長は海に落とされ、人食いワニに追いかけられ逃げて行きました。仲直りをした、ピーターは、フック船長の海賊船にティンカーベルの妖精の粉をふりかけ、ウェンディ姉弟を自宅へと送り届けました。パーティから戻った両親が、子供部屋を訪れると、ウェンディは窓際で寝ていました。両親に起こされたウェンディは、2人にネバーランドでの冒険を話すのでした。
以上が「ピーター・パン」のあらすじと結末です。
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