噛む女の紹介:2008年カナダ映画。夜勤の救急救命士が助けた行き倒れの女性はヴァンパイアだった。惚れた弱みで彼女の“食欲”を満たすため食料調達とその後始末に奔走するが、やがて彼も彼女の犠牲となる。
監督:ハーヴ・グレイザー 出演:ジェイソン・ミューズ、エリカ・コックス、ジェフ・パンマン、ニック・ナック、リチャード・フィッツパトリック、ジョーダン・マドリー、スチュアート・ストーン、ほか
映画「噛む女」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「噛む女」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
噛む女の予告編 動画
映画「噛む女」解説
この解説記事には映画「噛む女」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
噛む女のネタバレあらすじ:起・救命士の男
夜勤の救急救命士ジャックは恋人シェリーと別れ、昼夜の逆転から出会いのないことを同僚ロジャー相手にグチっていた。そんなジャックはある日、家の近くのゴミ捨て場に血まみれの女性が倒れているところに出くわす。
仕事柄、手慣れた様子で状態を確認して病院へ連れて行こうとするが、彼女はそれを拒否、しかし周りにはヤク中のチンピラがうろついていることから、ジャックは彼女を自宅へ連れて行く。
噛む女のネタバレあらすじ:承・怪しげな女
よくよく見ると彼女の首には噛まれた傷跡があり、名前を尋ねるが何も思い出せないと言う。知り合いの警察官に行方不明者で彼女らしき人物がいないか問い合わせるが該当しそうなものはなかった。
翌日、ジャックはとりあえず彼女を家に残したまま出勤し、帰ってくると彼女は嘘のように元気になっており、名前はダニカだと名乗る。ほっとしたのもつかの間、翌日再びダニカの様子に異変が生じる。
それでも病院を嫌がるダニカに困ったジャックは、ロジャーに彼女を看てもらうと、ロジャーはダニカの症状はヤクの禁断症状で、首の傷は注射痕だと判断。ジャックに彼女を施設へ連れて行くように言う。しかしジャックはダニカがヤク中とは考えられず、また魅力的な彼女を追いだすことも出来ずにいた。
噛む女のネタバレあらすじ:転・惚れた弱み
そんな中、部屋に残した荷物を取りに合鍵を使って入ってきたシェリーにダニカが襲いかかり、彼女の血をむさぼる。ジャックはダニカが吸血鬼であることを知り、慌ててシェリーの死体を隠す。ダニカの症状は血の欠乏による飢餓状態だったのだ。
彼女の欲求を満たしてやりたいが、人を殺すわけにはいかないジャックは職場から輸血用の血液を盗んで与えたり、野良猫をあてがったりしてみるが、人の血しか受け付けない。しかたなく近所をうろつくヤク中のチンピラを引き入れ、ダニカは空腹を満たし、ジャックは死体の始末をする。
それでもジャックはダニカに惹かれるが、ダニカは性欲が高まると食欲も高まるためコトに及べない。ある時、ダニカはバーで知り合ったという女性を連れてきて3Pとなるが、翌朝目覚めると彼女はダニカの犠牲になっていた。その上、家賃を取り立てに来た大家にまで襲いかかり、死体の始末に嫌気がさしたジャックはついにダニカと決別する決意をする。
噛む女の結末:飼われたヴァンパイア
食欲を満たすために出かけようとするダニカを騙して部屋に閉じ込めたところで、ジャックの異変に気付いたロジャーがやって来て真相を知る。ロジャーの助けを借りて扉を蹴破って出てきたダニカの息の根を止めようとしたジャックだったが、ダニカに杭を打ち込むことに成功したものの自分も噛まれてしまう。
そんなジャックを抱きかかえ、ロジャーは「一生面倒をみてやる」とつぶやく。かくして吸血鬼となったジャックは鎖につながれたペット状態となってロジャーに飼われることとなるのだった。
以上、映画「噛む女」のあらすじと結末でした。
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