キング・オブ・ハーレーの紹介:1993年アメリカ映画。実在のおとり捜査官がモデルのアクション・ムービー。過去にトラウマを持つ元警察官が、依頼を受けて麻薬がらみのおとり捜査官として凶暴なギャング集団に潜入する。
監督:ラリー・ファーガソン 出演:チャーリー・シーン、リンダ・フィオレンティーノ、マイケル・マドセン、コートニー・B・ヴァンス、レオン・リッピー、リップ・トーン、ほか
映画「キング・オブ・ハーレー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「キング・オブ・ハーレー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「キング・オブ・ハーレー」解説
この解説記事には映画「キング・オブ・ハーレー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
キングオブハーレーのネタバレあらすじ:起・影におびえて
幼い頃に受けた虐待のトラウマに今も悩まされるアリゾナの警察官ダン。ある日アパッチ族の呪術師ボーガスが土地の開拓作業員に銃を乱射する現場に駆けつけると、同僚が止めるのも無視し、丸腰でボーガスの元へ説得に向かう。そこでダンはボーガスから自分の心の闇を言い当てられ、自分の影に怯える若者の逸話を聞かされる。ボーガスは素直に投降したが、無謀な行動を窘めた署長にキレたことでクビを言い渡される。
直後、検事局特捜部のブライスがダンのもとを訪れ、麻薬捜査のおとり捜査官として協力を要請する。ブライスはダンの過去を調べ上げていて、彼の母親が先住民で、母親の死後引き取られた叔父からは虐待を受け続けていたこと、その後名前を変えいたことも知っていた。一度は断ったダンだったが、結局はおとり捜査を引き受ける。
キングオブハーレーのネタバレあらすじ:承・潜入捜査
売人にあたりをつけるため、あちこちで金をチラつかせるダンだったがうまくいかない。そんな中、バーで警官に憧れていたというヴァージルに出会い、彼から大物を捕まえたければバイカーを狙え、とアドバイスされる。それからダンはヴァージルの協力のもと、外見を変えバイクを作り上げ、大物集団“ジャッカルズ”に接触を図る。
ジャッカルズの凶暴なリーダー、ブラッドはメンバーの挑発もものともしないダンに興味をいだく。しかしその集団の中にはメンバーではないひとりの女性がいた。その女性レニーはバイカーの記事を書くために彼らを撮影しに訪れていたライターで、以前警官だったダンに職質されていたことから彼がおとり捜査をしていることを見破っていたが、そのことをバラすことはなかった。ほどなく2人は惹かれあい、深い関係になっていく。
キングオブハーレーのネタバレあらすじ:転・闇に取り込まれて
持ち前の度胸でブラッドの信用を得ていったダンは、着々と証拠の品をブライスに届け、成果をあげていた。しかし犯罪と暴力の世界の中で、彼の心の闇が徐々に表に出始める。彼は自分に危害が加えられることを察知すると、相手に過剰な暴力を加える自分を抑えることができなかった。自分を疑うメンバーをダンは半殺しの目に合わせ、それを見たヴァージルは捜査官としての正気を疑い去っていく。レニーも、かつて被害者だったダンが加害者になってしまうことに恐れを感じていた。
キングオブハーレーの結末:過去との決別
そんな中、ダンはブラッドらに誘われて売店を訪れるが、そこで強盗を働こうとしていることに気づき止に入る。しかし怒ったブラッドが店員を射殺して逃走、ダンはその光景を見て、幼少時に虐待を加えた叔父を射殺した記憶が鮮明によみがえる。
その後、ブライスの指揮で大掛かりな麻薬組織の一斉検挙が行われる。ダンはブラッドのいるトレーラーにひとり乗り込み、おとり捜査官であることを明かし、ブラッドが射殺した店員の写真を見せる。そして銃に手を伸ばしたブラッドを一瞬早くダンの銃が撃ちぬいた。一斉検挙により組織は壊滅状態に、そしてダンは闇から抜け出し、元の自分へともどっていった。
以上、映画「キング・オブ・ハーレー」のあらすじと結末でした。
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