イングリッドとロラ 犯罪との戦いの紹介:2012年フランス映画。引退した元警視総監の女性とマッサージ師の女性が近所で起きた殺人事件の謎を解くために奔走する。随所に日本のテイストがちりばめられたサスペンス・ムービー。
監督:ジェローム・フロン 出演:ミュリエル・ロバン、ファトゥー・ンジャエ、クリスチャン・ヘック、オリバー・ルストー、ほか
映画「イングリッドとロラ 犯罪との戦い」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「イングリッドとロラ 犯罪との戦い」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「イングリッドとロラ 犯罪との戦い」解説
この解説記事には映画「イングリッドとロラ 犯罪との戦い」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
イングリッドとロラ 犯罪との戦いのネタバレあらすじ:過去とつながる殺人
フランス。引退した元警視総監ロラは悠々自適の生活を送っていたが、ある日近所に住む女性ヴァネッサが殺されて足首を切断される事件が発生する。警察は近くのレストラン店主マクシームの妻・凛子がかつて同様に足首を切断されて殺されており、その犯人が未だ捕まっていないことからマクシームを容疑者ともくろみ、また第一発見者であり、マクシームの店で働く彼の恋人カージャにも疑いの目を向けていた。
時折マクシームに施術を行っていたマッサージ師のイングリットは、彼の容疑を晴らすためロラを訪れ、一緒に犯人探しをしてほしい、と頼む。一旦は断ったロラだったが、TVで殺害と同じ頃に両替所を襲った3人組の強盗事件があったことを知ると依頼を引き受け、2人は捜査に乗り出す。
イングリッドとロラ 犯罪との戦いのネタバレあらすじ:複雑にからみあった事件
ヴァネッサが働いていたというショーパブでオーナーのロドルフに話を聞きにいくと、彼の息子のパトリックのほうが彼女と親しかったと聞き、2人はロドルフの元妻レネと暮らすパトリックを訪ねる。そこでパトリックからヴァネッサはカージャの兄ファリードと付き合っていたが、マクシームに惹かれていた彼女は友人らと悪事を重ねるファリードを遠ざけていたことを聞く。
マクシームの犯行とは思えずにいたロラは、彼に不利な証拠を見つけようとイングリットとともにマクシームの部屋に忍び込み、そこで大金を発見して押収する。その金は両替所を襲ったファリームがヴァネッサの部屋に残したもので、その金が見つかって兄に疑いかかからないようカージャが隠したのだが、その金が無くなったことでファリームや仲間は激昂する。
ロラとイングリットがファリードを張り込んでいると、彼は2人の男と合流、再び強盗を企てていることを知って通報する。現場に現れた3人は事前に張っていた警官らに囲まれ、銃撃戦でファリードは射殺される。強盗事件が解決し、警察はヴァネッサ殺害についてもファリードの犯行と楽観視するが、ロラは腑に落ちないでいた。
イングリッドとロラ 犯罪との戦いの結末:真相は愛憎の果てに
そんな時、ヴァネッサが面倒を見ていたという孤児にあったロラは、彼からヴァネッサの日記を手渡される。それを読んだロラはパトリックがヴァネッサに執着していたことを知る。彼の元を訪れ、ヴァネッサがファリードとヨリを戻しそうになったために殺したことを知ったロラはパトリックに襲われるが、イングリットが警察に通報して難を逃れる。同じ手口のため、凛子殺害もパトリックが疑われたが、イングリットが入手した情報で凛子はレネと愛し合っていたことを聞くとロドルフのパブに向かう。ロドルフは妻を女に取られ、自分が捨てられたことを恨んで凛子を殺したのだった。真相をしったロラをも手に掛けようとしたロドルフだったが、間一髪でイングリットが駆けつけてロラは命拾いする。
全てが解決し、ロラはイングリットのマッサージで体を癒していたが、警察官としての仕事はまだ断ち切れそうにない。
以上、映画「イングリッドとロラ 犯罪との戦い」のあらすじと結末でした。
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