5パーセントの奇跡 ～嘘から始まる素敵な人生～の紹介：2017年ドイツ映画。先天性疾患により視力が通常の５％となった青年が、まわりの協力を得て念願のホテルマンを目指して奮闘する。ドイツの一流ホテルでの実話を映画化したヒューマンドラマ。
監督：マルク・ローテムント 出演：コスティア・ウルマン（サリヤ / サリー）、ヤコブ・マッチェンツ（マックス）、アンナ・マリア・ミューエ（ラウラ）、ヨハン・フォン・ビューロー（クラインシュミット）、ほか
映画「5パーセントの奇跡」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「5パーセントの奇跡」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
作品紹介・キャスト
5パーセントの奇跡 ～嘘から始まる素敵な人生～の予告編 動画
映画「5パーセントの奇跡」解説
この解説記事には映画「5パーセントの奇跡」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
5パーセントの奇跡～嘘から始まる素敵な人生～のネタバレあらすじ：起・５％の視力
少年時代からホテルマンになることを夢見ていたサリー（コスティア・ウルマン）は、ある日、突然先天性疾患よって網膜剥離を発症、視力が通常の５％ほどになってしまう。
しかし、見えないことによって聴力が敏感になり、耳から入った情報を記憶する能力を身につけた彼は、猛勉強の末、普通校の卒業試験に合格する。
サリーは夢を実現すべく障害を隠したままミュンヘンの高級ホテル「バイエリッシャー・ホーフ」に応募、一緒に面接したマックス（ヤコブ・マッチェンツ）とともに採用が決まり、研修が始まる。
5パーセントの奇跡～嘘から始まる素敵な人生～のネタバレあらすじ：承・夢に向かって
ハウスキーピング研修で、サリーはルーペを使って鏡拭きをしていたところをマックスに見つかり、視力障害のことを告白すると、マックスは驚きながらもサリーに協力、２人は最初の研修に合格する。
調理場での研修も、そこで働く移民のハミードや料理長の助けを得て合格。次の受付業務もクリアしていき、最終のレストラン研修へと進む。
そんな中、サリーはシングルマザーのラウラ（アンナ・マリア・ミューエ）と出会い、マックスの忠告に反して視力障害を隠したまま、ラウラとデートを重ねる。
ラウラの５歳の息子オスカーとも仲良くなるが、「オスカーの父親は消息不明だが、嘘つきだったから、いないほうがマシ」と言うラウラに、サリーは罪悪感を覚える。
5パーセントの奇跡～嘘から始まる素敵な人生～のネタバレあらすじ：転・初めての挫折
実技の多いレストラン研修のため、サリーはマックスと特訓を重ねている中、父が金目の物を持ち出して愛人と逃げたと知らされる。
家族のためにサリーはバイトで仕送りすることにするが、厳しい研修、ラウラとの付き合い、バイトで疲弊していき、やがてクスリに頼るようになる。
休日、ラウラに代わって公園でオスカーを見ていたサリーは、目を離した隙にオスカーを見失ってしまう。ラウラに責められたサリーは動揺し、視力障害のことを告白、幸いオスカーは見つかるが、ラウラは嘘をついていたサリーを許せず、その場から立ち去る。
混乱しながらもサリーはその足でホテルでの仕事へ急ぐが、体も心も限界に達していた彼はクスリの影響もあって大失態を演じ、ホテルから追い出されてしまう。
自暴自棄になり、酒とクスリに溺れていったサリーは、街中で階段から転落、病院に運ばれる。
5パーセントの奇跡～嘘から始まる素敵な人生～の結末：愛すべき仲間たち
限界を知って落ち込むサリーを見たマックスは、彼を自転車でのダウンヒルに誘う。マックスの伴走でやり遂げたサリーは自信を取り戻し、ホテルへ戻って謝罪すると、あらためて修了試験を受けさせてほしいと願い出る。
仲間たちの後押しもあって試験を受けられることになったサリーは、テーブルセッティング以外で高得点を修め、見事全研修で合格する。
ホテルはサリーを受け入れる用意があったが、サリーはマックスとともにレストランを始めることにする。
レストラン開店日、賑わう店をラウラが訪れる。オスカーの言葉でサリーの気持ちに改めて気づいたラウラは、自分が彼の目になると告げるのだった。
以上、映画「5パーセントの奇跡 ～嘘から始まる素敵な人生～」のあらすじと結末でした。
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