鉄男 TETSUOの紹介:1989年日本映画。ある日、頬に金属の突起物が出来た男が、だんだん金属に蝕まれ、体が金属化していくという内容のホラー映画です。会話はほとんどなく、効果音とBGM主体のモノクロ作品で、前衛的な内容で、正直意味不明な作品です。
監督:塚本晋也 出演者:田口トモロヲ(男)、塚本晋也(やつ)、藤原京(彼女)、叶岡伸(眼鏡の女)、石橋蓮司(浮浪者)ほか
映画「鉄男 TETSUO」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「鉄男 TETSUO」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「鉄男 TETSUO」解説
この解説記事には映画「鉄男 TETSUO」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
鉄男(TETSUO)のネタバレあらすじ:起
製鉄工場の小屋で一人の男が自分の太ももを切り裂いて太い鉄筋をはめ込みました。男は発狂したように走り出しました。あるサラリーマン風の男は、髭を剃っていました。頬に突起物があるのに気づいて触ると、それは釘のようなもので、頬から大量の血が噴き出しました。
絆創膏を貼って駅のホームのベンチに座ると、隣にいた眼鏡の女の手が金属に変わっているのに気づきました。眼鏡の女は突然襲い掛かりました。男は走って逃げ出しました。眼鏡の女の形相が変わり走って追ってきました。やがて追いつかれるも、男は眼鏡の女を破壊するように倒しました。
鉄男(TETSUO)のネタバレあらすじ:承
自宅に戻った男は体に異変を感じ、シャツとズボンをまくりました。すると腕の一部と足の一部が金属に変化していました。部屋には彼女がいてSEXをしますが、彼女まで金属化した幻覚を見ました。気になった男が頬の絆創膏を剥がすと、金属の部分が広がっていました。
再びSEXを続けていると突然あそこが巨大金属のドリルに変化して回転し始めました。そして彼女に襲い掛かりますが、彼女が焼けたフライパンを顔に押し付けると男はひるみました。やがて彼女は男の喉にナイフを突き立てました。ぐったりとしたため死んだと思った彼女が男に覆いかぶさると、ドリルが回転を始め、彼女を殺してしまいました。
鉄男(TETSUO)のネタバレあらすじ:転
体中が金属になった男に電話がかかって来ました。その相手はお前のすべてを知っていると言い、テレビ画面に映像を映しました。それは男と彼女が山の中に捨てた’やつ’の目線の動画でした。やつを捨てた後、二人はSEXをしていました。それを見つめるやつでした。これはやつの復讐でした。
彼女が蘇り、男に襲い掛かりました。すると彼女の中からやつがでてきました。やつは触るものを全て金属に変える男でした。やつは『久しぶりだな、もうすぐ貴方は脳まで金属になる』と言って、男に『ニューワールドだ』と言って金属の世界を見せました。そして見せた後、やつは『戦いだ』と男に言いました。
鉄男(TETSUO)の結末
やつと男は外に出て戦い始めました。やつの攻撃は全て遠隔でした。やつの攻撃は続き、目、鼻、口以外が全て金属となった男はなすすべがありませんでした。その時、浮浪者がやって来て、やつを鉄筋で殴りはじめました。激しく殴り続け、最後の一発を殴った時、やつは崩壊して消滅しかかりました。しかしやつは蘇り、再び男に向き合いました。
やつとは、太ももに鉄筋をはめ込んだ男でした。やつによると、最初にはめた鉄筋が錆びはじめ、いまや体中の金属が錆びかかっていると言いました。やがて二人は磁石に引かれるように、大きな金属の塊に吸い込まれました。二人が合体し、巨大な鉄の男が誕生しました。これから世界を金属だらけにすると言って走り出しました。
以上、映画「鉄男(TETSUO)」のあらすじと結末でした。
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