es[エス]の紹介:2001年ドイツ映画。1971年に、20名ほどの被験者を「看守役」と「囚人役」に分け、模擬刑務所に収容するという、アメリカのスタンフォード大学で実際に行われた実験を元に、映画用に脚色し直して作成された本作は、公開当時衝撃を与えました。
監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル 出演:モーリッツ・ブライブトロイ(囚人番号77/タレク)、クリスチャン・ベルケル(囚人番号38/シュタインホフ)、オリヴァー・ストコウスキ(囚人番号82/シュッテ)、ヴォータン・ヴィルケ・メーリング(囚人番号69/ジョー)、ユストゥス・フォン・ドナーニー(看守/ベルス)、ティモ・ディールケス(看守/エッカート)、ニッキ・フォン・テンペルホフ(看守/カンプス)、アントニオ・モノー・Jr(看守/ボッシュ)ほか
映画「es[エス]」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「es[エス]」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「es[エス]」解説
この解説記事には映画「es[エス]」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
es[エス]のネタバレあらすじ:ある新聞広告
新聞広告を読んでいたタクシー運転手のタレクは、4000ドイツマルクの賞金が出るという誘いに乗り、ある実験に参加することにしました。実験はクラウス博士によってリードされ、全員が模擬刑務所へ行くことになりました。
es[エス]のネタバレあらすじ:刑務所実験
タレクのような募集してきた人間は総勢20人で、彼らは博士らにより、無差別に看守が8人、囚人が12人という構成でグループ分けをされます。この実験では囚人役となった人間は市民権を失われ、博士が考案した任意の規則に従う必要がありました。さらに看守は警棒の所持が義務づけられますが、暴力は禁止されます。また、囚人役は名前も伏せられ、本物と同じように番号で呼ばれるのです。
es[エス]のネタバレあらすじ:ある変化
タリクは囚人番号77番が与えられました。1日目は何もなかったかに見えたこの模擬刑務所は、2、3日を超えてから次第に不気味さを増してきました。なんと看守は囚人77番号を夜に誘拐し、完全な裸になるよう要求、彼の頭を剃り、看守の1人は彼の体に向かって放尿を行いました。これは完全に陵辱されていることと同じ行為が行われます。そこから看守は次々と囚人に暴力を行使していきました。
es[エス]のネタバレあらすじ:虐待
もはや博士のいった禁止事項は聞こえていないようです。博士たちは実験を中止すべきか悩みますが、それでも暴力が最大限になるまで放っておくことが決まりました。囚人77号は自分の服で便所を洗うよう看守から言われ、さらなる虐待が行われていくために、囚人たちの自尊心は失われていきました。
es[エス]の結末:脱出と終了
囚人77号は金庫に似たブラックボックスと呼ばれる独房に入れられます。しかし彼はネジを使って自力で脱出を果たし、他の囚人を先導し、壁を破壊すると外部へと脱出します。そこで看守と揉めた囚人の1人は殺され、残りの人間も重傷を負ってしまいます。博士たちはついに実験の終了を命じるのでした。
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