ホラー・エクスプレス/ゾンビ特急地獄行の紹介:1972年スペイン,イギリス映画。満州の山岳地帯で凍った類人猿を発見したサクストン教授が、シベリアへ向かう列車に類人猿を積んだことにより、蘇った類人猿が人を殺し、殺しの連鎖が始まるという映画です。邦題にゾンビとありますが、ゾンビらしい内容はラストのみでモンスターホラーの要素の強い作品です。
監督:ユージニオ・マーティン 出演:クリストファー・リー(アレクサンダー・サクストン教授)、ピーター・カッシング(ウェルズ医師)、テリー・サバラス(カザン隊長)、アルベルト・デ・メンドーサ(プジャルドフ神父)、シルヴィア・トルトーサ(イリーナ)、フリオ・ペーニャ(ミロフ警部)、ヘルガ・リーネ(ナターシャ)、ホルヘ・リガウド(ペトロスキー伯爵)、アリス・ラインハート(ジョーンズ夫人)ほか
映画「ホラーエクスプレス/ゾンビ特急地獄行」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ホラーエクスプレス/ゾンビ特急地獄行」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ホラーエクスプレス/ゾンビ特急地獄行の予告編 動画
映画「ホラーエクスプレス/ゾンビ特急地獄行」解説
この解説記事には映画「ホラーエクスプレス/ゾンビ特急地獄行」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ホラー・エクスプレス/ゾンビ特急地獄行のネタバレあらすじ:起
サクストン教授らは、満州の山岳地帯で凍った類人猿に死体を発見しました。類人猿を掘りだし、木箱に入れ、頑丈に鎖と鍵で閉め、シベリア行の列車に乗り込もうとしていました。出発を待っていると、名うての泥棒が木箱の鍵を開けて盗もうとしていましたが、しばらくして白目になって死んでいました。これを見たペトロスキー伯爵に仕えるプジャルドフ神父は、悪魔だと祈りました。
やがて列車が走り出すと、切符を持っていないナターシャという女性がウェルズ医師とサクストン教授の寝台に泊めてくれとやってきました。一方、ウェルズ医師はサクストン教授の荷物の木箱が気になり、荷物係に金を渡して調べさせました。深夜、箱を開けようとした荷物係は、箱の中から赤い目を見て倒れました。
ホラー・エクスプレス/ゾンビ特急地獄行のネタバレあらすじ:承
列車に乗るミロフ刑事が、荷物係が居なくなったと探し始めました。そして木箱を強引に開けると、木箱の中に荷物係が白目で死んでいました。ウェルズ教授に検死を依頼すると、助手のジョーンズと共に頭を切開して、脳を調べました。すると脳みそのシワが全くなく、今までの記憶がすべて消えている状態であることがわかりました。
夜、ナターシャが探し物があると言って出て行くと、類人猿が現れ、ナターシャは殺されました。そこへミロフ刑事がやって来て、類人猿を射殺しますが、赤い目を一瞬見たため倒れました。幸い、ミロフ刑事はすぐ回復しました。そしてナターシャはスパイだということがわかり、ペトロスキー伯爵の持っている黒いダイヤを狙っていたのでした。
ホラー・エクスプレス/ゾンビ特急地獄行のネタバレあらすじ:転
ウェルズ教授が類人猿の目の細胞を調べると、宇宙から見た地球、そして地球の始まりから現在までの記憶が画像として残っていることがわかりました。同じく細胞を見て調べたサクストン教授は、遠い昔に宇宙人がやって来て、生き物の体に目を通じて侵略し、生き延びているのだと話しました。そして相手の目を通じて脳の情報を抜き取り、さらに目を通じて侵略していると言い、宇宙人はまだ生きていると言いました。
宇宙人はミロフ刑事に乗り移っていました。ジョーンズを殺し、プジャルドフ神父を手下にしました。次の駅でロシアのカザン隊長が兵士を連れて乗り込んできました。そしてミロフ刑事の仕業と判断し、銃弾を浴びせました。よろけながら逃げるミロフ刑事にプジャルドフ神父が駆け寄り、宇宙人を乗り移らせました。
ホラー・エクスプレス/ゾンビ特急地獄行の結末
プジャルドフ神父は乗客を次々殺し始めました。そして追い込まれたプジャルドフ神父は祈りを捧げ、死者たちを目覚めさせました。すると白目になって死んだ死者たちが蘇り、列車内は乗客に襲い掛かる死者たちでパニックになりました。ロシア当局は乗客もろとも列車を脱線させろと指令を下しました。
列車の職員たちは線路の切り替えを行いました。列車が差し掛かると線路から脱線し、崖から列車は落ちました。サクストン教授、ウェルズ医師、イリーナは落ちる列車を見ていました。そして切り離して無事だった貨物コンテナには、生き延びた乗客が乗っていました。
以上、映画「ホラーエクスプレス/ゾンビ特急地獄行」のあらすじと結末でした。
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