ブラック・ウィドーの紹介:1986年アメリカ映画。ブラック・ウィドーと呼ばれるクモのメスは交尾後にオスを食い殺す。そのように次々と年上の億万長者と結婚しては殺し、財産と共に姿を消す謎の悪女と、彼女に妄執しシアトル、そしてハワイへと旅する司法省の女性調査官。二人の女の愛憎を描いたサスペンス映画。ターゲットの男に合わせて変身し続けるテレサ・ラッセル。一方、デブラ・ウィンガーが心揺れ動くヒロインを繊細に演じる。監督は『郵便配達は二度ベルを鳴らす』(1981年)等のボブ・ラフェルソン。
監督:ボブ・ラフェルソン 出演者:デブラ・ウィンガー(アレックス・バーンズ)、テレサ・ラッセル(キャサリン/ マリエル/ マーガレット/ レニー)、サミー・フレー(ポール・ニュイッテン)、デニス・ホッパー(ベン・ダマーズ)、ニコル・ウィリアムソン(ウィリアム・マクローリー)その他
映画「ブラック・ウィドー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ブラック・ウィドー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ブラック・ウィドーの予告編 動画
映画「ブラック・ウィドー」解説
この解説記事には映画「ブラック・ウィドー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ブラック・ウィドーのネタバレあらすじ:起・富豪と若い妻
旅行先から急遽ニューヨークに戻り、ヘリコプターから下りたキャサリンを、夫の秘書のサラが迎える。結婚したばかりの、新聞社等を経営する富豪の夫サム・ピーターソンが睡眠中に死んだのだが、実はキャサリンが効果の遅く出る毒で殺したのだった。
時が過ぎ、メイクをすっかり変えたキャサリンは、今はマリエルという名で、ダラスで玩具製造会社を経営するベン・ダマーズと結婚していた。だが、彼女は注射器を使って酒に入れた毒で夫を殺す。自然死として処理され、再び多額の遺産を相続する。司法省で資料分析に携わるアレックス・バーンズは、これらの連続する富豪の死に疑惑を抱いていた。二人の未亡人は同一人物に違いない。だが、上司や同僚はそれを彼女の妄想と思っていた。
ブラック・ウィドーのネタバレあらすじ:承・ブラック・ウィドーに接近する
キャサリン/マリエルは、先住民族の資料や古銭のコレクターでシアトルに博物館を所有するウィリアム・マクローリーを次の標的に定める。マーガレットと名乗り、多額の寄付によって博物館のために働くことになった彼女は猛勉強の成果を示す。知性と美貌に魅せられたマクローリーは彼女と結婚する。
だが、アレックスがジャーナリストと身分を偽ってマクローリーに近づき、夫人について取材したいと申し出る。夫からその話を聞いたマーガレットは、当局の手が自分に伸びつつあることに気づき、夫がペニシリンにアレルギーがあるのを使って心臓発作に見せかけて、夫を直ちに殺害し、遺産を得て、やはり姿を消す。
ブラック・ウィドーのネタバレあらすじ:転・ハワイの出会い
犯罪者に後一歩のところに迫りながら、新たな犠牲者を出したことをアレックスは後悔する。マーガレットがハワイに飛んだことを知ったアレックスは、家財道具を売って資金を作ってハワイに向かう。
アレックスは私立探偵のシンを雇って女を探す。情報を出し渋るシンに圧力をかけて、彼女とスキューバダイビングの講習で知り合うことに成功する。彼女は今レニー・ウォーカーと名のり、ホテル王のポール・ニュイッテンと親密になっていた。アレックスもジェシカ・ベイツという偽名でレニーと親しくなる。彼女の美貌と富に羨望を感じるが、彼女を通じてポールとも知り合う。
しかし、レニーはアレックスが市場でシンと話しているのを見て、彼女をあやしく思い、ついに彼女が政府の人間であることを調べる。一方、アレックスとポールは互いに惹かれ合うものを感じ、アレックスはポールの家で一夜を過ごすが、それをレニーの側に寝返ったシンが撮影していた。
ブラック・ウィドーの結末:金網越しの再会
ポールは全裸でプールに誘ったレニーの色香に負けて彼女と結婚。結婚祝賀パーティーで、アレックスはレニーにブラック・ウィドーをかたどった装飾品をプレゼントして自分の目的を明らかにする。
レニーは私立探偵シンを殺害し、間もなくサンフランシスコに旅行に出る。アレックスはポールに自分の正体を明かして警告するが、ポールは妻が殺人者とは信じられなかった。やがて旅行から帰ったレニーは夫の訃報を伝えられる。そしてアレックスはシンとポールの殺害の容疑で逮捕される。アレックスの部屋にレニーが毒薬を隠していたうえ、私立探偵のオフィスに、アレックスがポールと会っている写真があったからだ。
拘留中のアレックスがレニーを呼ぶ。金網越しに二人は対面する。勝ち誇るレニーはアレックスに、あなたは妄執の結果、私をはめるためにポールを殺したのよと言う。だが、50年経っても決してアレックスとのことは忘れないとも。
ところが、そのとき、サム・ピーターソンの秘書のサラ、さらに死んだはずのポールが現れる。ポールが飲む前に毒が発見されていて、レニーは罠にかけられたのだ。レニーは逮捕され、アレックスは群がるマスコミを避けるように警察署を後にする。
以上、映画「ブラック・ウィドー」のあらすじと結末でした。
途中までとても面白かったけど 最後があっけない。あれでどうして酒に毒を入れたのがレニーだという証拠になるのかがわからない。わしの頭が悪すぎるのか…(;_;)