あるメイドの密かな欲望の紹介:2015年フランス,ベルギー映画。『小間使の日記』(1964年)を『マリー・アントワネットに別れをつげて』の監督・主演コンビがリメイク。メイド・セレスティーヌは片田舎にあるランレール家で働くようになり、ランレールがら身体を求められ拒み続けます。一方でセレスティーヌは庭師・ジョゼフに惹かれていき、犯罪に手を染めながらもやっと安らぎをてにいれるという物語でメイドという境遇から主からずっと虐待を受け続ける寂しい女の人生をシビアに描いた作品です。
監督:ブノワ・ジャコー 出演:レア・セドゥ(セレスティーヌ)、ヴァンサン・ランドン(ジョゼフ)、クロティルド・モレ(ランレール夫人)、エルヴェ・ピエール(ランレール)、ほか
映画「あるメイドの密かな欲望」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「あるメイドの密かな欲望」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
あるメイドの密かな欲望の予告編 動画
映画「あるメイドの密かな欲望」解説
この解説記事には映画「あるメイドの密かな欲望」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
あるメイドの密かな欲望のネタバレあらすじ:起
セレスティーヌ(レア・セドゥ)はメイドとしてパリから片田舎にあるランレール家にやって来ます。主人のランレール(エルヴェ・ピエール)が帰って来て、靴を脱がして欲しいと頼まれ、いい香りがすると顔を近づけてきます。
その後も執拗に近づいてくるランレールと、人間扱いしないランレール夫人(クロティルド・モレ)の態度に飽き飽きしていたセレスティーヌでした。
あるメイドの密かな欲望のネタバレあらすじ:承
セレスティーヌはマンデルソン夫人に孫ジョルジュの世話をしてほしいと言われます。
そこは海辺の家で、自室として贅沢すぎる部屋も与えてくれます。ジョルジュは病に侵されており、静養に来ていました。ジョルジュは徐々に回復したかに見えましたが、セレスティーヌと愛しあおうとした時、突然息を引き取ります。
あるメイドの密かな欲望のネタバレあらすじ:転
その後、ランレール家に戻ったセレスティーヌはランレールに身体を許します。
セレスティーヌは以前から心を寄せていたジョゼフ(ヴァンサン・ランドン)が、ランレールには内緒で商売をしているのを知ります。稼いだ金で共に飲み屋をやらないかと言われますが、ジョゼフは店の主人で、自分は男達に媚を売りながら働く女、というのはどうかと言われ、幻滅します。
あるメイドの密かな欲望の結末
ジョセフはセレスティーヌを抱いた時「毎晩11時に外に出て光が見えたら翌日休暇をもらえ」と言います。
ジョセフへの思いを断ち切れないセレスティーヌは、ジョゼフに言われるがままランレール家の高価な銀食器を夜更けに盗み出し、ジョセフが泥棒の仕業に見せかけます。その後ジョセフは辞め、ランレーヌ家を後にします。
毎晩11時にセレスティーヌは窓から光を探し続け、ある夜、光を見つけたセレスティーヌは暇をもらい、ランレール家を後にし、ジョセフが待つ馬車に乗り込む。『ジョセフに支配され私は幸せを感じた』『彼のためなら何でも出来るたとえ犯罪でも』暗闇の中、蹄の音は徐々に小さくなっていきました。
以上、映画「あるメイドの密かな欲望」のあらすじと結末でした。
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