サイダーハウス・ルールの紹介:1999年アメリカ映画。助演のマイケルケイン、そして脚本がアカデミー賞を受賞した感動的な物語で、ある孤児院の院長と孤児院を出たいと願うある青年の交流を描きます。
監督:ラッセ・ハルストレム 出演:トビー・マグワイア(ホーマー・ウェルズ)、シャーリーズ・セロン(キャンディ・ケンドール)、マイケル・ケイン(ウィルバー・ラーチ医師)、デルロイ・リンドー(ミスター・ローズ)、ポール・ラッド(ウォリー・ワージントン)ほか
映画「サイダーハウス・ルール」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「サイダーハウス・ルール」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「サイダーハウス・ルール」解説
この解説記事には映画「サイダーハウス・ルール」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
サイダーハウス・ルールのネタバレあらすじ:ウィルバーと孤児たち
セントクラウズ孤児院に務める院長のウィルバーは、孤児の世話を積極的に行い、孤児たちの間からも絶大な信頼を得ていました。孤児たちは孤児院にあるただ一つの映画、キングコングや本を先生たちから読み聞かせられ、やがて孤児の引き取りをしたいと現れる家族によって、一人一人が孤児院から離れていくのです。
サイダーハウス・ルールのネタバレあらすじ:ホーマーという孤児
そんな中、ウィルバー院長が育て上げた孤児の一人であるホーマーが、ウィルバーの右腕として現在は活躍をしていました。ウィルバーはホーマーに対して産婦人科医としての基礎を叩き込み、孤児に信頼を得ていたのです。しかし、ホーマーはここで働きながらも葛藤をするようになります。
サイダーハウス・ルールのネタバレあらすじ:ホーマーの気持ち
彼はずっとここで働く以外にも外の世界を見てみたいという気持ちと、さらにはこの孤児院で行われる堕胎に対して疑問を持っていたのです。そんなときに孤児院へ軍人の方が訪ねてきます。彼の彼女が堕胎をするから来院したのですが、ホーマーはこのときを狙ってこの軍人と外出をすることに決めるのでした。
サイダーハウス・ルールのネタバレあらすじ:リンゴ農園
ホーマーが出ていくことはウィルバーにとって、そして孤児院全体にとっても悲しく、彼らはホーマーを見送ったのです。軍人の家がリンゴ農園と知ったホーマーはそこで働かせてもらうことになります。そして生まれて初めて彼は海を見て、感動をするのです。そしてホーマーは農園であるサイダーハウスへと着き、壁にかけてあったルールを他の労働者に読み聞かせをします。他の労働者は字が読めなかったからです。
サイダーハウス・ルールのネタバレあらすじ:ホーマーの決意
そのころ、孤児院を束ねる理事会はウィルバーを解任し、他の新たな院長を孤児院へ着任させようとします。それを危惧したウィルバーはホーマーの履歴を改ざんし、理事会へと提出します。そのときすでにホーマーは軍人のガールフレンドと結ばれていたのでした。ホーマーはウィルバーへと手紙を出し、農園に残る決意をします。そして戦争から帰ってきた軍人は下半身不随となっていました。軍人のガールフレンドは妊娠しており、ホーマーは彼女の堕胎手術を手伝います。
サイダーハウス・ルールの結末:行きつく場所
ホーマーのところへウィルバーの手紙が届きます。ウィルバーはエーテルを吸い、亡くなっていたのでした。新たな季節となり、ホーマーは農園を離れていきます。彼の行き先は決まっていました。その場所は孤児院だったのです。ホーマーは眠りにつく孤児たちに絵本の読み聞かせを行うのでした。
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