ラブストーリーズ エリナーの愛情の紹介:2013年アメリカ映画。橋から身を投げ自殺未遂を犯した中年女性エリナー。父の勧めで大学の聴講生となったエリナーは家族や大学教授リリアンとの交流の中でこれまでの人生や夫との関係を見直し始めます。同カップルのもう一つの物語「ラブストーリーズ コナーの涙」が男性視点で描かれた作品に対し、本作品は女性の視点で物語が展開していきます。
監督:ネッド・ベンソン 出演者:ジェシカ・チャステイン(エリナー・リグビー)、ジェームズ・マカヴォイ(コナー)、ヴィオラ・デイヴィス(リリアン・フリードマン)、ジェス・ワイクスラー(ケイティ)、ウィリアム・ハート(エリナーの父)、ほか
映画「ラブストーリーズ エリナーの愛情」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ラブストーリーズ エリナーの愛情」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ラブストーリーズ エリナーの愛情の予告編 動画
映画「ラブストーリーズ エリナーの愛情」解説
この解説記事には映画「ラブストーリーズ エリナーの愛情」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ラブストーリーズ エリナーの愛情のネタバレあらすじ:起
舞台はニューヨーク・マンハッタン。中年女性のエリナーは自転車で橋へやってくると、柵を飛び越えてハドソン川に身を投げます。通行人が飛び込む瞬間を目撃しており、エリナーはすぐに救助され、病院へと運ばれました。幸いにも怪我は腕の骨折だけで済みました。そして妹ケイティに付き添われて実家に戻ってきます。
家には大学教授の父と音楽家の母、シングルマザーのケイティと息子フィリップがともに暮らしています。父から気分転換に大学で講義を受けてみてはどうかと勧められたエリナーは父の知人リリアン教授の講義を受講することになりました。
ラブストーリーズ エリナーの愛情のネタバレあらすじ:承
ある日大学で講義を受けていると、後ろの席からメモが回ってきます。書いたのはエリナーの夫コナーでした。コナーに気付いたエリナーは動揺して教室を飛び出しますが、コナーも彼女を追いかけます。コナーは話し合いたいと申し出ますが、エリナーは拒絶して通りを横断、追いかけようとしたコナーがタクシーに追突され、怪我を負います。救急車の到着を待つ間エリナーはコナーに付き添うことになりました。
コナーには復縁を迫られましたが、エリナーは何も言葉を返すことができませんでした。父はそんな娘を心配し、週に一度セラピーを受けるよう勧めますが、エリナーは拒絶します。エリナーは我が子を亡くすという悲劇に遭い、夫との関係も修復が難しくなっていました。
ラブストーリーズ エリナーの愛情のネタバレあらすじ:転
エリナーは大学でリリアンと言葉を交わす機会が多くなり、二人は徐々に仲良くなっていきます。そしてかつてパリの大学で人類学を学んでいたことをリリアンに打ち明けます。エリナーは若い頃コナーと知り合って大恋愛に至ったことで、大学を途中で放棄してしまったことを今も後悔していました。ドライブに出かけたエリナーは昔コナーとデートをした場所を訪ね、一人思い出に浸ります。母は心を閉ざし、生きる目標を失っているエリナーにフランスへ戻り大学を卒業したらどうかと勧めました。
エリナーはコナーの店を訪ね、二人は嵐の中ドライブに出かけます。そこでコナーから店を畳み、しばらくは実家に身を寄せることにしたと聞かされます。エリナーは自分からコナーにキスをしますが、コナーは戸惑いを見せます。コナーが他の女性と関係を持ったことを知ったエリナーはショックを受け、途中で車から降ります。週末ケイティとともにクラブに踊りに出かけたエリナーはそこで知り合った男と一晩だけの関係を持ちそうになりますが、我に返り思いとどまります。
ラブストーリーズ エリナーの愛情の結末
大学へやってきたエリナーはリリアンにもう大学には来ないと告げます。エリナーはニューヨークを離れる決意を固めていました。リリアンは自分の人生から逃げるようなことはしないほうがいいと助言しますが、エリナーがパリの大学に復学できるよう尽力してくれることになりました。
夜、エリナーはコナーのもとを訪ねます。そして失った息子の顔をどうしても思い出せないと涙ながらに打ち明けます。コナーは瞳も鼻も唇も君によく似た世界一美しい子供だったとエリナーに語って聞かせます。二人は互いへの愛を確かめ合い、一夜を共に過ごしました。
明くる朝エリナーは眠るコナーにそっと別れを告げて、フランスへ旅立ちました。その後フランスから戻ってきたエリナーは通りでコナーを見かけます。エリナーは彼を追いかけ、声を掛けます。
以上、映画「ラブストーリーズ エリナーの愛情」のあらすじと結末でした。
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