ブエノスアイレス恋愛事情の紹介:2011年アルゼンチン,スペイン,ドイツ映画。都会暮らしで”恐怖症”を持つ男女。近くに住んでいながらもなかなか出会うことのできない2人が、出会いを求めて試行錯誤するうちに、やがて運命的な出会いを果たすまでをユーモラスに描く。
監督:グスタボ・タレット 出演:ハビエル・ドロラス(マルティン)、ピラール・ロペス・デ・アジャラ(マリアナ)、イネス・エフロン(アナ)、アドリアン・ナバロ(ルーカス)、ほか
映画「ブエノスアイレス恋愛事情」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ブエノスアイレス恋愛事情」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ブエノスアイレス恋愛事情の予告編 動画
映画「ブエノスアイレス恋愛事情」解説
この解説記事には映画「ブエノスアイレス恋愛事情」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ブエノスアイレス恋愛事情のネタバレあらすじ:起・外出恐怖症のマルティン
多くのビルが立ち並び、様々な文化が入り組みながら、急速に発展を遂げる都市ブエノスアイレス。そこで”靴箱”と称されるワンルームに暮らすマルティンは”外出恐怖症”のWEBデザイナー。
マルティンは7年前に恋人と別れ、2年前からほぼ引きこもり状態だったが、外出時の不安を写真を撮るという方法で紛らわすことをすすめられ、徐々に外へ出るようになっていた。それでも外出のための非常用グッズを詰めたリュックは5キロにもなり、背中を痛める始末。
恋人が置いていった犬のススにも外の世界を味合わせようと、マルティンはネットで探し当てた犬の世話係アナに散歩を任せる。それがきっかけでマルティンはアナと付き合い始めるが、しばらくすると彼女とは連絡がつかなくなってしまう。
次に彼は出会い系サイトで知り合った精神科医だという女性マルセラと会いベッドを共にするが、うまくいかずにその場限りとなる。
ブエノスアイレス恋愛事情のネタバレあらすじ:承・閉所恐怖症のマリアナ
同じく”靴箱”で暮らす”閉所恐怖症”のマリアナは建築家だったが、今はショーウィンドウのディスプレイを仕事にしていた。4年間付き合った恋人にある日突然違和感を感じて同棲を解消、マネキンを話し相手に、隣室から聞こえるピアノに耳を傾ける。愛読書は”ウォーリーを探せ!”で、幼い頃から見続けているが、街中のウォーリーがいまだに見つけられないままだった。
仕事先で男性から食事に誘われることもあったが、なかなかその気になれずにいた。ある日マリアナは、通っているプールで精神科医の男性と知り合う。泳ぎ方を教えてくれた彼に好意を持ったマリアナは翌日のデートに応じ、ベッドを共にするまでに至るが、うまくいかずに終わる。マリアナは気にしていなかったが、その後彼は二度とプールに現れなかった。
ブエノスアイレス恋愛事情のネタバレあらすじ:転・運命の赤い糸
”靴箱”に鬱々としていた2人は偶然にも同じ頃、壁をぶち抜いて窓を作ることを決意。部屋に陽が入り、少し明るい気分になる。
そんな中、マリアナとマルティンはまたも偶然にチャットで出会い、なんとなく意気投合する。マルティンが翌日のモーニングコールを頼もうと電話番号を打ち込んだところで、地域一帯に停電が発生。近くの雑貨店へロウソクを買いに行くと、そこへあとからマリアナもロウソクを求めてやってきた。チャット相手とは知らず、2人はそのまま軽い挨拶を交わして別れた。
ブエノスアイレス恋愛事情の結末:見つかった”ウォーリー”
翌日、マリアナが窓から通りを見下ろすと、そこには今まで見つけることができなかった”ウォーリー”の姿が目に入る。慌てた彼女は思わずエレベーターに飛び乗って通りに飛び出し、”ウォーリー”のもとへ駆けつける。
そこにはウォーリーと同じような服装のマルティンが、ススの散歩をしているところだった。2人は互いに探していた相手に巡り合えた喜びに微笑みあうのだった。
以上、映画「ブエノスアイレス恋愛事情」のあらすじと結末でした。
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