エレクトラの紹介:2005年アメリカ映画。マーベル・コミックのヒーロームービー『デアデビル』(2003年公開)のスピンオフとして製作されたアクション作品です。『デアデビル』のヒロイン“エレクトラ”を主役に据え、同役を演じるジェニファー・ガーナーは『デアデビル』から続投しています。また、日本でも人気の格闘家ボブ・サップもこの作品でハリウッドデビューを飾っています。
監督:ロブ・ボウマン 出演者:ジェニファー・ガーナー(エレクトラ・ナチオス)、ゴラン・ヴィシュニック(マーク・ミラー)、キルステン・プラウト(アビゲイル・“アビー”・ミラー)、テレンス・スタンプ(スティック)、ケイリー=ヒロユキ・タガワ(ロシ)、コリン・カニンガム(マッケイブ)、ウィル・ユン・リー(キリギ)、ボブ・サップ(ストーン)、クリス・アッカーマン(タトゥー)、ナターシャ・マルテ(タイフォイド)、ジェイソン・アイザックス(デマルコ)、ヒロ・カナガワ(メイズミ)ほか
映画「エレクトラ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「エレクトラ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
エレクトラの予告編 動画
映画「エレクトラ」解説
この解説記事には映画「エレクトラ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
エレクトラのネタバレあらすじ:起
古の昔より忍術を操る二大組織、善の組織「キマグレ」と悪の組織「ザ・ハンド」は長きに渡って抗争を繰り広げていました。
『デアデビル』にて恋人デアデビルと殺し屋ブルズアイとの戦いに巻き込まれて命を落としたエレクトラ・ナチオス(ジェニファー・ガーナー)は、蘇生能力を持つ「キマグレ」リーダーのスティック(テレンス・スタンプ)の力により復活を果たし、様々な武術や戦闘術を叩きこまれた無敵の戦士として蘇りました。
しかし、エレクトラは「キマグレ」の教えである善と優しさを理解できなかったことから破門され、暗殺者に身を落としていました。
この日も標的のデマルコ(ジェイソン・アイザックス)を倒し、とある島にある自宅で休暇を取ろうとしたエレクトラでしたが、依頼主のマッケイブ(コリン・カニンガム)から報酬200万ドルで新たな依頼を受けました。
そんなある日、エレクトラの家に13歳の少女アビゲイル・”アビー”ミラー(キルステン・プラウト)が侵入してきました。アビーが亡き母の形見のペンダントを盗んでいることに気付いたエレクトラでしたが、父に叱られるから警察に通報しないでほしいと言うアビーを見逃すことにしました。
その夜、エレクトラは少女時代に母を殺された悲惨な思い出のトラウマに苦しめられ、睡眠薬を手に取りました。
エレクトラのネタバレあらすじ:承
エレクトラはマッケイブから未だに次の標的の名が示されないことに苛立っていました。そんな時、エレクトラはアビーの父マーク(ゴラン・ヴィシュニック)に会い、アビーが家に忍び込んだことを伝えました。
近所に住んでいるというマークはエレクトラに握手を求めますが、彼女は応じませんでした。その後、またもや家に忍び込んだアビーから、父がクリスマスの夕食に誘っていると伝えられたエレクトラは断ろうとしますが、結局、彼女と共にマークの自宅を訪れました。
しかし、マークはエレクトラを招待しておらず、エレクトラはアビーが問題児であることに気付きながらもマーク親子と食事を共にしました。マークは2年前に妻を事故で亡くしたことを明かし、エレクトラも母が死んだことを伝えました。
帰宅したエレクトラはマッケイブからの封筒でようやく次の標的を示されますが、それは何とマークとアビー親子でした。エレクトラは二人を狙うも殺すことができず、マッケイブから標的の情報を聞き出そうとしましたが断られました。
その後、エレクトラは島に怪しげな者たちが上陸したことを確認、マークとアビーの家を襲おうとした者たちを片付けていきました。エレクトラは襲撃者の正体が「ザ・ハンド」の者であることに気付きました。
その頃、「ザ・ハンド」のリーダー、ロシ(ケイリー=ヒロユキ・タガワ)は息子のキリギ(ウィル・ユン・リー)から、いまだに“宝”を見つけられないことを指摘され、キリギに解決を命じました。
エレクトラは敵は「ザ・ハンド」だとマッケイブに伝えて、依頼から降りることにし、マークとアビーを伴ってスティックに会いに行きました。マークは「ザ・ハンド」から“大切なもの”を守るために逃亡生活を送っていたことを明かし、妻も「ザ・ハンド」に殺されたことを打ち明けました。
エレクトラのネタバレあらすじ:転
キリギは手下のタトゥー(クリス・アッカーマン)にエレクトラたちの追跡と殺害を命じました。マッケイブの元に逃れたエレクトラはアビーと親交を深め、アビーに「キマグレ」の極意を教えることにしました。
その後、エレクトラはマークから、エレクトラは自分たち親子を殺すために近づいたことは知っていると明かされますが、二人は惹かれ合っていきました。
その夜、マッケイブの家に「ザ・ハンド」が放った鷹が攻撃を仕掛け、マッケイブはエレクトラに、マークとアビーを連れて逃げるよう指示しました。その場に残ったマッケイブは現れたキリギに殺され、キギリは部下のストーン(ボブ・サップ)、タイフォイド(ナターシャ・マルテ)、メイズミ(ヒロ・カナガワ)、キンコウ(エディソン・T・リベイロ)にエレクトラの追跡を命じました。
エレクトラはストーンとキンコウを倒しますが、アビーがメイズミを倒したことから、キリギはアビーこそが探し求めていた“宝”だと気付きました。エレクトラはタイフォイドにキスされて生気を奪われますが、駆け付けたスティックに助けられました。
エレクトラの結末
アビーの秘められた能力は「キマグレ」も一目を置いており、スティックはエレクトラとアビーを引き合わせるために、わざと彼女にマーク暗殺依頼を出していたのです。善良な優しい心を取り戻すようスティックに言われたエレクトラは、アビーを守るため単身でキリギと決着をつける決心をしました。
エレクトラはキリギに自分が勝ったらアビーを自由の身にさせることを約束させ、勝負を挑みますが苦戦を強いられます。そこにアビーが駆け付け、エレクトラはアビーを連れて撤退しようとしますが、タトゥーが蛇を召喚して襲い掛かってきました。エレクトラはタトゥーを倒してヘビを消滅させますが、今度はアビーがタイフォイドに生気を奪われてしまいます。
エレクトラはキリギと一騎打ちを展開、追い詰められながらもキリギを倒しました。タイフォイドを倒したエレクトラは、意識を失ったアビーを自宅に連れ帰り、スティックからの教えを胸にアビーの蘇生を試みました。
無事アビーは意識を取り戻し、マークから感謝されたエレクトラは、普通の生活に戻ると言うアビーに自分のようにならないでと伝えると、その場を立ち去りました。
第2の人生を歩むことにしたエレクトラは、自分を善人と認めたスティックと礼を交わして旅立っていきました。
以上、映画「エレクトラ」のあらすじと結末でした。
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