続・新悪名の紹介:1962年日本映画。「悪名」シリーズの第4作。中村玉緒がこの作から出演しなくなり、これ以降朝吉に惚れる様々なヒロインが登場するようになる。監督には1作2作を担当した田中徳三が復帰。これまで同様、依田義賢が脚本、そして宮川一夫が撮影を担当している。
監督:田中徳三 出演:勝新太郎(八尾の朝吉)、田宮二郎(清次)、藤原礼子(お照)、水谷良重(琴糸)、茶川一郎(おぎん)、赤城まり(ひろみ)、遠藤辰雄(玉島甚五郎)、杉田康(大磯文次)、永田靖(シルクハットの親分)
映画「続・新悪名」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「続・新悪名」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「続・新悪名」解説
この解説記事には映画「続・新悪名」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
続・新悪名のネタバレあらすじ:起
闇市が取り潰されたため、職にあぶれた朝吉は毎日ブラブラしています。夜の町を歩いていると、靴磨きの少女がヤクザ風の親方に暴力を振るわれている現場に遭遇。見捨てておけず、親方を懲らしめたのはいいのですが、その宿無しの少女の世話をする事になってしまいます。
ひろみというその少女は8歳ですが、やたら大人びた事を口にして朝吉を閉口させます。2人はその夜、簡易旅館に泊まりますが、翌朝、朝吉が洗面所に行くと、闇市で知り合ったゲイのパンパン・おぎんも偶然宿泊していました。彼は体を売ることはやめ、女剣劇のおやまになっています。
続・新悪名のネタバレあらすじ:承
朝吉はおぎんから紹介された座がしらの五月淳子と興行ブローカーの大磯から相談を受け、ストリップ小屋の屋主である玉島甚五郎の事務所へ出かけます。玉島が淳子の興行に横槍を入れてきたからです。
そこで朝吉は音信不通となっていた清次と久しぶりに出会います。清次は玉島の用心棒になっていました。彼の口添えと”八尾の朝吉”という名声のおかげで玉島もゴネるのをやめ、舞台は予定通り開幕。宿無しのひろみも歌と演技の才能を見込まれ、子役として舞台に上がることになります。
続・新悪名のネタバレあらすじ:転
幸い人気は上々で、連日大入り満員。興行が成功したことで座員たちもホクホク顔でしたが、大磯がカネを持ち逃げしたことで、施主を引き受けていた朝吉も窮地に立たされます。
一旦玉島から借金をして一座を次の興行に送り出したあと、朝吉は金策のために因島へ。玉島も一緒でした。ところが当てにしていた親分が亡くなっていて、仕方なく昔なじみの琴糸からカネを工面します。
続・新悪名の結末
一方、ひろみはのど自慢大会で出場。そこで母親と再会した上に優勝し、1万円を手にします。さらに歌謡ショーに出演するために因島へいくのですが、そのスタッフの1人がカネを持ち逃げした大磯でした。ひろみから事情を聞かされた朝吉はその歌謡ショーに出向き、大磯を捕まえようとしますが、彼は大慌てで逃げ出します。
島の大物であるシルクハットの親分の手引で大磯をようやく捕まえた朝吉は、玉島こそが詐欺の黒幕であることを知ります。大阪に戻った朝吉は清次と共に玉島のところへ殴り込みをかけ、散々に懲らしめるとカネを取り戻すのです。
以上、映画「続・新悪名」のあらすじと結末でした。
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