映画「U Want Me 2 Kill Him ユーウォントミートゥキルヒム」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
U Want Me 2 Kill Him／ユー・ウォント・ミー・トゥ・キル・ヒムの紹介：2013年イギリス映画。イギリスで2003年に実際に起こった事件をもとに、インターネット上のバーチャルな世界に依存する危うさを描いた社会派サスペンス。「X-MEN」シリーズのブライアン・シンガーが製作総指揮。
監督：アンドリュー・ダグラス 出演：ジェイミー・ブラックリー（マーク）、トビー・レグボ（ジョン）、ジェイミー・ウィンストン（レイチェル）、マーク・ウォーマック（マークの父）、リズ・ホワイト（ジャネット）、ステファニー・レオニダス（ケリー）、ほか
この解説記事には映画「U Want Me 2 Kill Him ユーウォントミートゥキルヒム」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
2003年の北ロンドン。高校生マーク（ジェイミー・ブラックリー）は学校の人気者だったが、ネット上のチャットにハマり、チャット相手の女性レイチェル（ジェイミー・ウィンストン）にリアルでは会ったこともないまま夢中になっていく。
いつものようにレイチェルとチャットをしていたマークは、彼女から弟ジョン（トビー・レグボ）の面倒をみてほしい、と頼まれる。ジョンは偶然にもマークのクラスメイトで、義父がパキスタン人のためテロリストと言われていじめを受けていた。
レイチェルの頼みというだけでジョンに声をかけたマークだったが、行動をともにするうちに２人は親しくなっていく。
ある日、マークがいつものようにチャットでレイチェルを呼び出すと、それに応じたのはレイチェルではなく彼女の恋人ケビン（ミンガス・ジョンストン）だった。
これ以上チャットを続ければ２人とも殺す、と脅されたのを最後にレイチェルはチャットに現れなくなって数日、心配になってジョンの家を訪ねたマークは、そこでレイチェルが死んだことを知らされる。
レイチェルがケビンに殺されたことを確信したマークは、学校へも行かず復讐を企てる。マークが登校しなくなったことで再びいじめを受けるようになったジョンがマークに助けを求めるが、復讐のことで頭が一杯のマークはジョンを冷たく突き放す。
ケビンへの復讐がうまくいかず、登校しなくなって２週間が経った頃、マークのチャットにMI５のジャネット（リズ・ホワイト）と名乗る女性からアクセスがあり、MI５の仕事に協力しないか、という誘いを受ける。
英雄になれると引き受けたマークだったが、ジャネットの指示はジョンを殺せ、というものだった。ジョンの義父はテロリストで、脳腫瘍で余命短いジョンを利用して高校で乱射事件を企てていると告げられ、愕然とする。
ジョンからも自分は脳腫瘍だと告白され、ジャネットの話を信じたマークは、指示どおりにジョンを刺す。ジョンは一命を取りとめるが監視カメラの映像からマークは逮捕される。
マークのPCを押収し通信データを調べた警察は、犯行を指示した者がいることを突き止める。送信元を洗いだした結果、レイチェル、ケビン、ジャネットという人物は実在せず、全てジョンのPCから送られたものだということが判明する。
学校で人気者のマークと仲良くなりたい、という思いからジョンのなりすましがエスカレートしていったのだった。
２人の裁判では、互いが互いの被害者であり、未成年でもあることから保護観察処分とされ、保護者の監視下でのみインターネットの使用を許可、今後２人は直接、間接を問わず接触を禁じられる。
マークは高校に戻り、元の生活に戻りつつあったが、他人を思い通りに操ることに成功したジョンは、転校先でも相手の気をひく嘘言を繰り返していた。
以上、映画「U Want Me 2 Kill Him／ユー・ウォント・ミー・トゥ・キル・ヒム」のあらすじと結末でした。
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