アメイジング・ジャーニー 神の小屋よりの紹介:2017年アメリカ映画。娘を失い悲嘆に暮れる男が、不思議な体験によって信仰心と家族の絆を取り戻す。自費出版からベストセラーとなったウィリアム・ポール・ヤングの小説「神の小屋」を映画化。
監督:スチュアート・ヘイゼルダイン 出演:サム・ワーシントン(マック)、オクタヴィア・スペンサー(女性の姿で現れた神)、アヴラハム・アヴィヴ・アルーシュ(イエス・キリスト)、ラダ・ミッチェル(ナン・フィリップス)、アリシー・ブラガ(ソフィア)、すみれ(サラユー)、ティム・マッグロウ(ウィリー)、ほか
映画「アメイジング・ジャーニー 神の小屋より」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アメイジング・ジャーニー 神の小屋より」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アメイジング・ジャーニー 神の小屋よりの予告編 動画
映画「アメイジング・ジャーニー 神の小屋より」解説
この解説記事には映画「アメイジング・ジャーニー 神の小屋より」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アメイジングジャーニー 神の小屋よりのネタバレあらすじ:起・思わぬ不幸
信仰心の厚い家庭で育ったマック(サム・ワーシントン)は妻ナン(ラダ・ミッチェル)とジョシュ、ケイト、ミッシーの3人の子供に恵まれ、幸せな家庭を築いていた。
しかしマックは少年時代に、酒癖が悪く母と自分に暴力をふるう父親に耐え兼ねて、父親を死に至らしめるという過去を持っていた。
ある日、子供たちとキャンプ場にやってきたマックは、ジョシュとケイトのボートが湖で転覆したのを見て慌てて助けに行く。しかし溺れかけたジョシュを助け出して振り返るとミッシーの姿が消えていた。
誘拐事件とみて警察やFBIが捜索した結果、山中の小屋の中から血の付いたミッシーの服が発見されるが、遺体は見つからないままだった。
アメイジングジャーニー 神の小屋よりのネタバレあらすじ:承・謎の誘い
娘を失った悲しみと、守ってやれなかった自責の念から抜けられず、失意の日々を送るマックのもとに「会いたければあの小屋に来い」という”パパ(神)”からの手紙が届く。
犯人からのものかもしれないと思ったマックは1人小屋へ車を走らせ、途中トラックに衝突しそうになりながらも雪の降り積もる小屋へ向かう。しかし小屋に着いても誰も現れず、神に対する怒りを爆発させた彼は、小屋を後にすると、そこで1人の青年に親しげに声を掛けられ、一緒にくるよう誘われる。
訝しく思いながらも彼の後をついていくと、一面雪だった景色は光と緑があふれる場所になり、先ほどの朽ちた小屋は暖かな山荘に変わっていた。
アメイジングジャーニー 神の小屋よりのネタバレあらすじ:転・神の庭
中に入るとそこにはエロウジアと名乗る”神”サラユー(精霊)がおり、マックを導いた青年は神の息子”イエス・キリスト”で、彼らは悲しみから救うためにマックを招待したのだという。
徐々に彼らの存在を受け入れるマックだったが、神の言葉が理解できず、ミッシーの死を止められなかったことを責める。それでも共に過ごすうちに、彼は自分が悲しみにとらわれるあまり、残された家族を顧みずにいたこと、善悪の基準が利己的であったことなどに気づき、幸せそうにしているミッシーを見ることで、助けられなかったという思いから解放され、父と再会し互いに謝罪することで許しあうことができた。
そして最後に、犯人にさえも赦しを口にすることができたマックは、神の導きでミッシーの遺体を見つけ出し、キリストの作った棺に納めると、神の庭に埋葬する。
この地にとどまるか戻るかと聞かれたマックは、迷ったものの戻ることを決意する。その選択に神は、ミッシーの死が自分のせいだと思い詰めているケイトに向き合うよう告げる。
アメイジングジャーニー 神の小屋よりの結末:目の前にあるもの
気づくとマックは雪の舞う朽ちた小屋におり、不思議な面持ちで車に乗り家へと向かう。と、その時、トラックと衝突しマックは意識を失う。病院のベッドで目を覚ましたマックは、小屋へ向かう途中で事故に遭ったと聞かされる。
しかし、神たちと週末を過ごしたと確信するマックは、ナンにその間の出来事をすべて話し、ケイトには、自分が悲しみにとらわれたままでいたためケイトが自分を責め苦しんでいることに向き合えなかったことを謝り、2人で乗り越えていこうと告げる。
回復したマックは再び家族との絆を取り戻し、愛に満ちた幸せな日々を送り始めるのだった。
以上、映画「アメイジング・ジャーニー 神の小屋より」のあらすじと結末でした。
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