サイバー・ミッション(原題:解碼遊戯/REBORN)の紹介:2018年中国,香港映画。韓国、中国、日本などアジアで活躍する人気スターたちが共演したサイバーアクションです。天才的な腕を持つオタクなプログラマーが香港警察と手を組み、裏社会で暗躍するサイバーテロ組織と対決します。本作が初の海外進出となる山下智久が自身初の悪役となるサイバーテロリストのボス役を演じます。
監督:リー・ハイロン 出演者:ハンギョン(リー・ハオミン)、リディアン・ヴォーン(チャオ・フェイ)、リー・ユアン(スー・イー)、山下智久(モリタケシ)、マイケル・パパジョン(ダイソン)ほか
映画「サイバー・ミッション」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「サイバー・ミッション」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
サイバー・ミッションの予告編 動画
映画「サイバー・ミッション」解説
この解説記事には映画「サイバー・ミッション」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
サイバー・ミッションのネタバレあらすじ:起
中国・上海。かつてハッキング世界大会で優勝した経歴を持ちながらも今では引きこもり生活を送っているオタクなフリープラグラマーのリー・ハオミン(ハンギョン)は、いつか自分が世界を救う“ホワイトハッカー”になることを夢見ていました。
ある日、ゲームを楽しんでいたハミオンは、財布をスられてSNSで助けを求める女性の声を目にしました。ハミオンは通信システムをハッキングすると、道行く人々のスマホに犯人の情報を発信、犯人は人々に追い詰められて逮捕されました。
その頃、世界の裏社会を股にかけるハッカーの“ゼブラ”ことチャオ・フェイ(リディアン・ヴォーン)は、恋人のスー・イー(リー・ユアン)と共に闇カジノの元締めにサイバー攻撃を仕掛けていました。
ひと仕事終えたチャオは、マレーシア・クアラルンプールに高飛びし、表の顔は世界的な能面師でその正体は国際サイバーテロリスト集団のボス・モリタケシ(山下智久)から、世界トップレベルのセキュリティを誇る最新鋭のインフラ管理システム“オアシス”のハッキングを依頼されました。
これはデカいヤマだと感じたチャオは、かつてハッキング大会で自分を負かしたことのあるハミオンに協力を持ちかけようと画策しました。
サイバー・ミッションのネタバレあらすじ:承
チャオはスーをハミオンの元に送り込みました。コンビニで偶然を装ってハミオンと対面したスーは、ハミオンと連絡先を交換し、隙を突いてハミオンのリュックサックに盗聴器を仕掛けました。そうとも知らないハミオンはスーに惚れ込み、浮かれていると香港警察のチョウ刑事が接触を持ってきました。
これまで1年以上に渡ってチャオの動向を追い続けてきたチョウ刑事は、必ずやチャオがハミオンに接触してくるだろうと読んでおり、チャオはハミオンに潜入捜査への協力を要請してきました。
ハミオンは、自分はただのオタクで引き籠りだから無理だと断りますが、結局は強引に協力させられることになりました。ハオミンは時々スーとメールのやりとりをしつつ格闘技などを学んでいきました。
そんなある時、急にスーからの連絡が途切れました。ハオミンはチョウ刑事からスーの正体を聞かされました。その後ハミオンはスーにホテルに呼び出され、待ち構えていたチャオに銃を突きつけられて電子マネー会社へのハッキングを命じられました。
ハミオンはやむなくチャオと共に首尾よくハッキングを成功させました。しかし、これは夢を脳波に変換して脳に送り込む“心理学習プログラム”のテストであり、シミュレーションを成功させたハミオンは、何かあったら香港警察が守るとチョウ刑事に言われて通信機を仕込んだ人形を渡されました。
サイバー・ミッションのネタバレあらすじ:転
ハオミンはスーから会いたいと連絡を受け、彼女の居場所を探るとそこはなぜか自分の家を差し示していました。帰宅したハミオンはいきなり頭を殴られて気絶させられ、気がつくとチャオとスーが乗る車に乗せられていました。
ハオミンはそのままクアラルンプールに連れて行かれ、何とかモリとの対面に成功しました。ハミオンは密かに香港警察に連絡しました。
“オアシス”開発会社がOSのバージョンアップの記者会見を開くことになりました。チャオとハオミンは会見前にコンピューター室に潜入する計画を立てますが、そこは磁場トンネルでガードされていました。
スーはわざと会社前で事故を起こして事故届に見せかけた入室許可証を手に入れ、ハオミンは磁場を遮断するのに必要な会社CEOの音声を入手、部屋に忍び込んだチャオがシステムにハッキングしていきました。
そしてチャオらはCEOに“オアシス”を買いたいと伝え、ハッキングの事実が世間に公表されることを恐れたCEOはやむなくモリに安値で売却することにしました。
モリは会見の場に姿を現し、買収の条件として欧州経済フォーラム議長がスイス・チューリヒに飛ぶ際には大手金融機関のCEOらも一緒に飛行機に乗せるよう要求しました。
その直後、モリに“オアシス”を売ったCEOが不可解な事故死を遂げ、その直後にチャオとハオミンはモリから新たな仕事を依頼されました。
それは“オアシス”のバックドアコードを12時間以内に書けというものであり、チャオとハオミンはスーを人質に取られたことから引き受ける以外の選択肢はありませんでした。
サイバー・ミッションの結末
チャオとハオミンは要求通りに仕事をやり遂げますが、モリは用済みになったチャオ・ハオミン・スーの口封じを部下たちに命じました。あらかじめモリのやり方を知っていたチャオやハオミンらは部下たちを返り討ちにし、ここでチャオは自らの正体を明かして香港警察に連絡するようハオミンに告げました。
チャオの正体はユーロポールのサイバー犯罪担当の潜入捜査官であり、モリの動向を探るために凄腕ブラックハッカーを装ってモリに接触していたのです。チャオの正体を知らなかったスーは怒って車で立ち去ってしまいました。
モリの狙いはバグを仕込んだ“オアシス”で世界中にサイバーテロを起こし、そのうえで世界経済に影響力を持つ大手金融機関のCEOたちを飛行機に乗せて拘束し、ユーロを暴落させることでした。
モリはCEOたちを乗せた飛行機がレーダー衛星の観測範囲に入る前に衛星記録をハッキングして差し替え、データ上で飛行機が行方不明になったかのように装う計画を立てており、チャオとハオミンはモリの企みを阻止するため居場所を探り、ユーロポールや地元警察、そしてスーの協力を得てモリの居場所を突き止めました。
ハオミンとチャオらは逃げるモリを追いますが、スーは撃たれて命を落としてしまいます。ハオミンとチャオはモリを追い詰めて殺し、彼が持っていたメインシステムへアクセスする端末を手に入れましたが、アクセスするには顔認証が必要でした。
ハオミンはモリの表の顔は能面師であることを思い出し、モリの持っていた能面を使って認証を成功させました。飛行機は無事にレーダー圏内に戻りました。
全てが終わり、スーを弔うチャオに、ハオミンは「彼女は別次元で旅をしているだけだ」と声をかけて慰めました。
以上、映画「サイバー・ミッション」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する