映画「ジェラシー・ゲーム」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ジェラシー・ゲームの紹介：1982年日本映画。中年夫婦の新一と晴子、若い衛児と陽子は、それぞれ片方の浮気が原因で不仲になり、関係修復の為に北海道を旅していました。しかしそれぞれ口げんかが始まり、女性を一人にしたため、偶然通りかかったそれぞれの男性が、相手方の女性を助け、関係を持ってしまいます。お互い認め合う仲になった新しいカップルでしたが、やがてそれぞれの関係は崩れ始めました…という内容のロマンポルノ全盛時の日活のセクシー人間ドラマです。
監督：東陽一 出演者：夏木陽介（駿河新一）、大信田礼子（駿河晴子）、村上弘明（芳賀衛児）、高橋ひとみ（陽子）ほか
この解説記事には映画「ジェラシー・ゲーム」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
中年夫婦の新一と晴子は、大型オートバイで北海道を旅しています。テントで野宿し、夜はテントの中で営みをしていました。朝になり、二人は出発します。
赤い車に乗る衛児と陽子は、検問で止められていました。検問を通ると新一のバイクが抜き去ります。そして晴子の買い物を待っていると、今度は衛児の車が横を通り過ぎます。
道路わきで朝食をとっていた新一と晴子でしたが、些細な事で口げんかになります。今回の旅行は、晴子が若い男と浮気し、それを精算したのちの関係修復の旅行でしたが、新一が浮気の話をしたことから晴子が怒りだし、一人で札幌まで行くと言い出します。新一の説得も通じず、そのまま札幌へ一人で向かいます。
道路の真ん中で若い女性が寝ています。それは赤い車に乗っていた女でした。それは女子大生の陽子で、彼氏の衛児と些細な事で喧嘩になり車を降りたと言います。新一が「途中まで送って行ってやろう」と後ろに乗せて走り出します。晴子はヒッチハイクを続けながら向かっていました。そして2台目に乗った車が衛児の赤い車でした。
新一と陽子が途中のレストランに入ると、衛児と晴子がいました。お互い口も利かず店を出て走りはじめます。陽子は衛児の浮気が原因でやり直しの旅をしていたと言います。一方、陽子は、自分の浮気と新一へのグチを衛児に話します。
夜になり、新一がテントを張って寝ることになりますが、陽子が服を脱ぎ裸になって新一の寝袋に入って来ます。ダメだと言う新一でしたが、しつこく迫る陽子に負け、体を重ねてしてしまいます。
一方、衛児と晴子は旅館に入りますが、部屋が一つしか空いておらず、二人は同じ部屋で寝ることになります。布団に入ると衛児は晴子に迫ります。抵抗はするものの、晴子は衛児を受け入れました。
朝になると、陽子は新一の下着を洗い、朝食を構えていました。そして新一の妻になりたいと言います。やがて走り出した新一らは、衛児の赤い車に追いつきます。すると陽子が晴子と言い争いを始めます。そして観光地の駐車場に車とバイクを止め、それぞれ話し合う事になりました。
元々の二組のカップルは別れを告げ、それぞれ新しいカップルとして認めあいます。最後に新一が衛児に「晴子をよろしく頼む」と言うと、衛児も「そっちこそ」と言って走り出します。
中年と若いカップルはそれぞれ、北海道を楽しみ、愛し合います。そんな時、衛児の車のラジオから、中年男性の運転するバイクと車が事故を起こし、中年男性は大けがをし、同乗していた若い女性は軽いけがというニュースが流れます。
気になった衛児と晴子は、二人が運ばれた救急病院に向かいます。病室に入ると別人でしたが、二人の間には隙間風が吹きはじめます。新一は、若い陽子が友達に電話をしているのを見て、まだまだ子供で大きなギャップを感じるようになります。
それぞれ別れた相手を思い出していました。新一は愛し合った後、「新一の精液がここを通っている」と変な声を上げ始めた陽子に嫌気がさし、モーテルから逃げ出します。一方衛児は晴子に「札幌に着いたらどうする？」と聞くと、晴子は「別れよう」と言います。
やがて新一は予約していた札幌のホテルにチェックインします。記入欄には妻の晴子の名前も書き、やり直すつもりでした。フロントから「お連れ様がみえました」と言われ、てっきり晴子だと思った新一でしたが、入ってきたのは葉子でした。困り果てた新一でしたが、その時、部屋のテレビのニュースで、交通事故の報道がありました。
新一はテロップを見て驚愕します。トラックと正面衝突し、死亡したのは衛児と晴子でした。衛児は衝突の衝撃でハンドルに強打し、晴子はフロントガラスを突き破っていました。事故直後は生きていたものの、その後死亡しました。
新一は『ルール違反だよ、こんな終わり方ないよ！』と言います。すると陽子は『まだ終わってないよ、これからだよゲームは』と言った後、新一の子供を妊娠したと話すのでした。
以上、映画「ジェラシー・ゲーム」のあらすじと結末でした。
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