マリオネット・ゲームの紹介:2007年カナダ,イギリス映画。愛する妻と可愛い娘、そして順調な仕事。主人公のニールが運転中の車内で突然男に銃を突きつけられます。娘の命を人質に捕られ、ニールは仕方なく要求を飲むことになります。ジェラルド・バトラーとピアーズ・ブロスナンの共演が話題になったクライムサスペンスです。
監督:マイク・バーカー 出演:ピアース・ブロスナン(トム)、ジェラルド・バトラー(ニール)、マリア・ベロ(アビー)、エマ・カーワンディ、クローデット・ミンク、デジリー・ズロウスキー、ニコラス・リー、ほか
映画「マリオネット・ゲーム」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「マリオネット・ゲーム」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
マリオネット・ゲームの予告編 動画
映画「マリオネット・ゲーム」解説
この解説記事には映画「マリオネット・ゲーム」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
マリオネットゲームのネタバレあらすじ:起
やり手広告マンのニール(ジェラルド・バトラー)。順調に出世していくニールでしたが、そのためならどんな手段でも使うという一面もありました。
ある日、仕事で家を空けるニールは、同じく用事で出かける妻アビー(マリア・ベロ)を車に乗せて出掛けていきます。娘はベビーシッターに預けてきました。
しばらくすると後部座席から現れた見知らぬ男(ピアーズ・ブロスナン)が、いきなり銃を突きつけてきたのです。訳の分からない状況に戸惑うニールとアビー。男はベビーシッターと繋がっていて、娘のソフィを人質に取ったと話します。
男はニールの銀行預金14万ドルを全て引き出させ、それを入れたアタッシュケースに火をつけると川に投げ捨てます。さらに高級レストランに入り、ステーキとワインを注文します。そしてニールに、ここの支払い分の金を調達してこいと命じます。ニールは仕方なく身に付けていた時計を売り、お金を作って男の元に向かいます。
マリオネットゲームのネタバレあらすじ:承
続いて男はアビーに封筒を渡し、とある場所に持っていくように指示しました。ニールと男は、向かいのビルに車を止めて様子を見ています。アビーが向かったのはニールの取引先でもあるマーギス社。アビーはニールが盗んでいた機密文書を渡しにいくのだと男は話します。この文書が渡ればニール自らの破滅を意味するのです。
「止めてみろ」と渡された携帯でアビーに連絡を取り、懸命に止めますが、言うことを聞かないと娘の命が危ないと考えたアビーは、ニールの制止を無視して封筒を渡してしまいます。ニールはアビーを責め立てますが、娘の命を優先しないニールにアビーは腹を立て、二人は口論となります。
互いに落ち着いた所で、ニールとアビーは男が携帯を忘れている事に気づきます。発信履歴をメモし、何もなかったように元に戻しました。男が戻ると今度は荷物を届けろとの指示が出ます。男と別れると、ニールは指示された場所には向かわずに、先程メモした番号に電話をかけました。
繋がった場所は、今いる場所のすぐ近くにあるホテル。ニールとアビーはそこにルーシーを監禁していると考え、ホテルのフロントで聞いた、女性と子供がチェックインしたと言われる部屋へと向かいます。しかしそこで待っていたのは先回りしていた男でした。
マリオネットゲームのネタバレあらすじ:転
男はアビーに無理やり赤いドレスを着せると、20時までに目的の場所にたどり着かないと妻子の命はない、目的の場所は目の前にあると告げ、アビーを連れ去ってしまいました。目的の場所が目の前にある時計台だと気づいたニールは、急いで時計台に向かいます。
男の指示により時計台の屋上のギリギリ落ちそうな場所に立たされてしまいます。周りにヒントがあると聞いたニールが見つけた一冊の本に「誰が蝶を車裂きにするのか?」と書かれているのを見つけますが、ニールには何の事なのか分かりませんでした。男はニールに、徹底的に潰すと告げ電話を切ります。
為す術のなくなったニールは警察に向かいますが、警察はこじれた夫婦喧嘩だろうと相手にしてくれませんでした。やがて男がアビーを連れて現れます。男はニールに銃を渡し、当初ニールが向かうはずだった社長カールの別荘に行き、カールを殺してくるように命じます。
妻と娘の命を守るため命令に従う事を決心したニールが別荘に向かうと、そこに待っていたのはカールではなく、ニールの会社の同僚でニールの不倫相手のジュディでした。訳の分からないまま部屋をうろつくニールが、ある写真に目をやります。今自分を脅している男と息子の写真、男は目の前にいるジュディの夫トムだということが分かります。
入ってきたトムから殺せと命令が飛び、迷いながらもニールはジュディに銃を向けて引き金を引きました。「すまない…」と言い銃を撃ちますが、弾は入っていませんでした。
マリオネットゲームの結末
「ほらな、こいつはこんなやつだ。お前の事なんて愛してなんかいない」とトムはジュディに話します。トムから、ソフィは家にいると聞いたニールは別荘を出て、車で待機していたアビーに「あの男はジュディの夫トムだ。ジュディはカールと不倫をしていた、それを俺が不倫相手だと勘違いして攻撃してきたんだ」と話します。
家に帰りソフィの無事を確認すると、ニールは安堵の涙を流します。しかし、なにやら様子のおかしいアビー。その後アビーは衝撃的な真実を話し出します。この計画は全てアビーが計画したものだったのです。
アビーはニールがジュディと不倫していた事を知っていました。ニールはこの期に及んで無一文になり、会社の信用を失った事に対しアビーを責めると、アビーは、アタッシュケースは空でお金は入ってなかったこと、そして渡した書類も白紙だった事をニールに告げます。
そしてアビーは「捨てられたり裏切られたりする気持ちが分かった?あなたと数時間でもその気持ちを共有したかったのよ。あなたの事はもう愛してないわ」と言い放ち、あの本に書いていた言葉を引用しました。「誰が蝶を車裂きに?…私よ」と告げるのでした。
以上、映画「マリオネット・ゲーム」のあらすじと結末でした。
不倫は怖い。日本で未公開だったのは日本人受けしないから、興行収入が見込めないからかなぁ〜^_^今からでも、劇場公開してみては⁉️