映画「ホテル・エルロワイヤル」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ホテル・エルロワイヤルの紹介：2018年アメリカ映画。州境にあるホテル「エルロワイヤル」に集まった男女7人。一見無関係そうに見えるも、それぞれに重大な秘密が隠されていました。それがホテルの秘密が明かされると共に明らかになっていく。手に汗握るクライムサスペンスです。
監督：ドリュー・ゴダード 出演：ジェフ・ブリッジス（ダニエル）、シンシア・エリヴォ（ダーリン）、ダコタ・ジョンソン（エミリー）、ジョン・ハム（ララミー・サリバン）、ケイリー・スピーニー（ローズ）、ルイス・プルマン（マイルズ）、クリス・ヘムズワース（ビリー）、ほか
この解説記事には映画「ホテル・エルロワイヤル」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ホテル「エルロワイヤル」に一人の男がやってきます。銃を持ち何かを警戒している男は、驚くほどの大金を床下に隠します。その後、男は知り合い風の男に撃ち殺されてしまいました。
それから10年の時が過ぎました。ホテル・エルロワイヤルにダリーン（シンシア・エリヴォ）が到着します。老神父のダニエル（ジェフ・ブリッジズ）、セールスマンのサリバン（ジョン・ハム）、ヒッピー風のエミリー（ダコタ・ジョンソン）らがホテルに集まってきました。このホテルはボーイのマイルズ（ルイス・プルマン）が一人で切り盛りしています。
サリバンは一号室に入っていきました。サリバンは手慣れた手付きで部屋に仕掛けられた盗聴器を外していきます。彼はある目的でここにやって来たようです。サリバンはマイルズの目を盗み、フロントの奥のバックヤードの方へと向かいます。
そしてやってきたのはホテルの部屋の裏側、マジックミラーで全ての部屋が覗き見でき、音声まで聞けて録画もできる、そんな部屋だったのです。サリバンは他の部屋にいる人達の動向を覗き見し始めます。
フリン神父の部屋を覗き見してみると、フリン神父は懸命に床下を掘り返していました。フリン神父は実は神父ではなく、10年前に兄弟で強盗した犯人でした。冒頭の事実のように金を隠した弟は殺されてしまいます。その当時、兄であるフリン神父は捕まっていました。服役を終えたフリン神父は金を回収しに来たのです。
今度はダリーンの部屋。ダリーンはどうやら歌手をしていて、翌日にあるライブのための練習をしているようでした。
エミリーの部屋を覗くと、なんとエミリーはローズ(ケイリー・スピーニー)という少女を監禁していました。外に出たサリバンは何やら上司に報告をしています。サリバンは偽名で、本当はブロードベックという捜査官だったのです。上司に監禁の件も報告し、放っておくように指示されるも、それが出来ないサリバンはローズを助けに行く事にしました。
しかしショットガンを持つエミリーに撃ち殺されてしまいます。実はローズはエミリーの妹でした。エミリーはビリー・リー(クリス・ヘムズワース)という新興宗教の教祖をする男に洗脳されているローズを、もとに戻すべくビリーの元から連れ出していたのでした。サリバンが死んだ所でローズがビリーを呼び出します。
一方、フリン神父はダリーンを呼び出し、食事に誘います。酒に睡眠薬を入れてダリーンに薦めようとしますが、過去にこうして騙されたことのあるダリーンは見抜いていました。フリン神父をボトルで殴り付け逃げ出しますが、その時にエミリーがサリバンを殺害するのを目撃してしまいます。
サリバンから銃を奪い、さらに逃げようとするダリーン。しかしフリン神父に追い付かれてしまいます。フリン神父はダリーンに謝罪、実は神父ではないこと、過去に現金を奪い弟がこのホテルの床下に隠したこと、服役中に認知症を患い、それがどの部屋番号だったか分からなくなってしまった事を告白します。
そして、見つけた金の半分をあげるから協力してほしいと持ちかけます。ダリーンは少し迷ったものの協力することにしました。
サリバンが殺された時、フリン神父とマイルズはマジックミラーの後ろでその様子を見ていました。ショットガンが放たれてサリバンが殺された際に割れたガラスで、マイルズは怪我をしてしまいます。それがきっかけでエミリーにも通路の存在がばれてしまいます。
フリン神父とダリーンは無事に金を見つけホテルを出ようとしますが、駆けつけたビリー一味に捕まってしまい金を奪われ宿泊者全員拘束されてしまいます。赤か黒かのルーレットを使い、エミリーとマイルズに問いかけます。結果は黒。赤を選んだエミリーは殺されてしまいました。
ビリーからの質問に認知症のため答えられないフリン神父。やがてフリン神父はビリーに体当たりをし、揉み合いになっていきます。ダリーンはマイルズに助けるように促しますがマイルズはこれ以上殺せないと、頑なに拒否します。
実はマイルズは戦争に行っていた凄腕の狙撃手。多くの人を殺しました。それを懺悔したかったのです。しかしフリン神父が偽物の神父と知りショックを受けていました。話を聞いたダリーンが「もう殺さなくていい」とマイルズを宥めます。
そしていよいよフリン神父が危ないとなったとき、マイルズは銃を手に取りビリーやその一味達を皆殺しにします。敬愛するビリーをマイルズに殺されたローズは、マイルズをナイフで刺しました。ローズはフリン神父が射殺します。
刺されて息も絶え絶えなマイルズにフリン神父は近付き、実は本当の神父なんだと嘘をつきます。マイルズは自らの罪を懺悔したあと息を引き取りました。
生き残ったフリン神父とダリーン。奪われていた金を再びバッグに詰めてホテルを後にしました。
その後小さな町のステージで歌うダリーン。客席にはフリン神父が座り、彼女の歌を聞いています。
以上、映画「ホテル・エルロワイヤル」のあらすじと結末でした。
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