JMの紹介:1995年アメリカ映画。脳に埋められた記憶装置に記憶を記録する情報の運び屋ジョニーが殺し屋に狙われ、命懸けの依頼をこなしていく様を描いています。当時人気急上昇だったキアヌ・リーブスと日本が誇るコメディアン北野武の共演が話題になりました。
監督:ロバート・ロンゴ 出演:キアヌ・リーヴス(ジョニー)、北野武(タカハシ)、ディナ・メイヤー(ジェーン)、ドルフ・ラングレン(カール)、アイス・T、ヘンリー・ロリンズ、ウド・キア、バルバラ・スコヴァ、シェリー・ミラー、デニス・アキヤマ、ほか
映画「JM」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「JM」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
JMの予告編 動画
映画「JM」解説
この解説記事には映画「JM」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
JMのネタバレあらすじ:起
2021年、世界はコンピューターネットワークで結ばれている高度な世界。人類はそれが引き起こした環境汚染が原因で不治の病NASに冒されていました。
そんな中、情報の運び屋として暗躍していたジョニー(キアヌ・リーブス)は運び屋を辞めようと考えていて、その最後の仕事としてアメリカのニューアークまで機密情報を運ぶ仕事を引き受けました。
北京でジョニーはその情報をダウンロードし、暗号となる三つの画像もインプットしました。そして目的地であるアメリカへ向かおうとするのですが、その情報を狙う組織が依頼した多国籍犯罪組織ヤクザがジョニーの命を狙うため、その手下達を襲撃させたのです。
JMのネタバレあらすじ:承
辛うじて逃げ出すジョニーでしたが画像の一つを焼失してしまい、残る一枚と半分をヤクザ達に奪われてしまいます。ジョニーにとって自らの許容量を越えていたこの依頼は、長時間頭の中に入れていると負担になり、ジョニーの命を奪ってしまうのです。
だから一刻も早く情報を抜き取る必要があったのです。しかし画像を奪われた事でジョニーは危機に瀕していました。
ジョニーは目的地であるニューアークにたどり着きました。後を追うようにヤクザ達も街にやってきて、彼らのボスであるタカハシ(北野武)の元に向かったのです。
今回の依頼人が敵の手先だった事を知ったジョニーは、アジトに単身乗り込んでいきますが、返り討ちにあってしまいます。絶体絶命のピンチを女ボディーガードのジェーン(ディナ・メイヤー)が窮地を救いだしました。二人はJボーンというアナーキストの力を借りてこの場を逃げ出すことに成功します。
JMのネタバレあらすじ:転
一方でジョニーを執拗に追いかける冷淡なタカハシでしたが、彼の娘をNASで亡くしてしまうという過去がありました。そんな彼の心をコンピューターの端末にプログラミングされていた女性が癒してくれました。
タカハシはその女性がジョニーの情報を狙っているファーマコムという企業の創設者アンナ・コールマンということを知ります。彼女は6年前に亡くなっていました。
タカハシは、より確実にジョニーを捕まえようと自称宣教師の殺し屋カール(ドルフ・ラングレン)雇い入れます。
その頃、ジョニーはNASが発症して倒れてしまったジェーンを肉体改造屋に連れてきていました。おかげでジェーンは回復しますが、肉体改造屋から衝撃的な事実を知ります。ジョニーが運んでいた情報はNASの治療法だったのです。情報はファーマコムの元研究所員が盗み出したもので、ファーマコムは社の利益のためにそれを抹消することを選んだのでした。
JMの結末
ジョニーはJボーンに頼み、インターネットを利用して治療法を全世界に公開しようと考えました。しかしそこにカールやタカハシの魔の手が迫ります。
やがてジョニーはタカハシと一騎討ちすることになり、辛うじて勝利を納めます。アンナに説得されたタカハシは死の間際に、ジョニーから奪っていたIDコードをジョニーに返し息を引き取ります。
ジョニーはカールも退け、幾多の困難を乗り越えた後、情報をダウンロードして自らサイバースペースに突入していきます。おかげで治療法は全世界に公開されることとなり、人類は救われることになりました。
以上、映画「JM」のあらすじと結末でした。
俳優も、各々役作りをしてきてはいますよね。
ドルフ・ラングレンの使い方がもったいないとは思います。