スリー・キラーズの紹介:2016年カナダ映画。屋敷で目覚めたチーは血まみれでした。リビングに降りると男が襲ってきて、女もやって来ました。チーは何者かに支配され、3人による殺し合いのゲームに参加させられていることに気づきます。やがて記憶が蘇ってくると、ゲームの内容を思い出しゲームを終わらせようとしますが…という内容のシチュエーションスリラーです。
監督:ディン・ワン 出演者:ドージー・スオナン(チー)、クロエ・メルセデス(クリスティーン)、ピカルディ・ジャン=ピエール(レイノ)、ほか
映画「スリー・キラーズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「スリー・キラーズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
スリー・キラーズの予告編 動画
映画「スリー・キラーズ」解説
この解説記事には映画「スリー・キラーズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
スリーキラーズのネタバレあらすじ:起
屋敷で目覚めたチーは傷だらけで、胸で何かが光り数字が刻まれていました。父からスマホに電話がかかり、出ると声は父ではなく自分と同じ声でした。男は自分をチーだと言い、拳銃の隠し場所を教えます。
言われた通り探すと、拳銃を見つけたチーはテーブルの上で女が血を流して死んでいるのを見つけます。身の危険を感じたチーは庭に出て逃げようとしますが、何かの力で屋敷の中に連れ戻されました。テレビには自分が何者かと格闘する様子が映し出されています。
その時、レイノという男が襲ってきます。レイノを殺し、テレビを見るとテーブルで死んでいた女がレイノを殴り倒す様子が映ります。電話が鳴り、出るとその女からで「生きていたのね!胸の数字は?」と聞き、「105」と答えると、女は「残念。死ぬ準備をしろ」と言って、部屋に入って来ます。そして女はレイノをガムテープで縛りはじめます。チーが「そいつはもう死んでいる」と言っても女はやめませんでした。
朝を迎え、女が「私も記憶喪失になりたい」と言います。女の胸の数字の56を見て、チーが「意味は何?」と聞くと、女は「家から外に出られる歩数のようだ」と言います。一緒に外に出ると、女は「あの木まで行きたいが行けない」と言って、もう一歩進むと屋敷に引き戻されました。
スリーキラーズのネタバレあらすじ:承
チーは女を「クリスティーン」と呼びます。「少し記憶が戻ったのね」というクリスティーンは、テープで巻かれながらも、生き返っていたレイノの首に噛みつきます。それを見たチーはクリスティーンとレイノを拘束しリビングに座らせます。テレビには殺し合う自分たち3人が映っていました。レイノの胸の数字は78でした。チーは「この数字は人を殺した数だろう」と言った後、「このゲームを終わらせてやる」と言います。
チーとクリスティーンが会ったのはバーでした。父からの電話で「酒ばかり飲まずに、生活を改めろ。そんなお前には会社を任せられない」と説教をくらい、ちょっとヤケ気味でした。クリスティーンを誘って外に出たチーに「煙草をくれ!」と近寄ってきたのがレイノでした。自分のスポーツカーにクリスティーンを乗せ、2人はそのままベッドインし愛し合いました。
翌朝目覚めたチーがリビングに降りると、テレビに仮面をかぶった男が映っていました。男は「これから殺人ゲームを始める。3人で殺し合いをしろ。2人を殺した時点で階層が上がり、次の階層で死んだ2人は蘇る。上の階層からは下の階層の様子をテレビで見ることが出来るし、電話で話も出来る。そうして順番に進め108人殺したものが勝利者だ」と言いました。
スリーキラーズのネタバレあらすじ:転
この場所は、チーが目覚めた屋敷でした。そして3人とはチー、クリスティーン、レイノでした。早速殺し合いが始まります。完全に記憶が戻ったチーは2人に「殺し合いをやめよう」と言います。レイノが「食料があと1日分しかないのにどうするんだ」と言うと、チーはクリスティーンの拘束を解き「オレとクリスティーンは殺し合いはしない」と言います。
56歩しか歩けないクリスティーンを抱えて、チーは木のふもとまで行きます。木の横に座り、語り合う二人でしたが、そのころレイノは自分の拘束を解いていました。そして屋敷に帰ってきたクリスティーンをレイノが殺します。
怒ったチーがレイノを殺し、再び殺し合いの階層ループが始まりました。チーの数字が107になった時、クリスティーンがチーを襲います。倒れたチーは意識を取り戻します。
クリスティーンの作った料理を食べ吐き気をもよおすチーは、地下室で叫び声を聴きます。行ってみるとレイノがいて数字がゼロになっていました。そこでチーは、全ての武器を箱に詰め、ベランダから海に投げ捨てます。
スリーキラーズの結末
夜になり、突然停電が起こります。懐中電灯で調べているとテレビが映り、仮面の男が「5分で殺し合いをしろ。さもないと全員死ぬ」と言います。そして仮面をかぶったゲームの支配者がやって来ました。
するとレイノが襲いかかります。しかし支配者にレイノはいとも簡単に殺されました。続けてチーが襲いかかりますが、簡単にはじき飛ばされます。支配者はクリスティーンを襲おうとします。チーは死ぬ覚悟で支配者と対峙します。そしてもみ合いながら支配者の首筋をナイフで突き刺しました。
朝になりチーとクリスティーンが目覚めると、支配者が横たわっていました。チーが支配者の仮面を取りました。すると仮面の下の顔はチーでした。チーは「これで自分自身に勝利した!ありがとう」と言います。
チーはバーのカウンターで寝ていました。バーテンが「閉店です」と揺り起こすと、それはレイノでした。店を出ようとした時、父から電話がかかります。チーが出ると相手は自分でした。「カウンターの下に拳銃がある」と言われ、拳銃を見つけると、横にはクリスティーンがいます。殺人ゲームは終わっていませんでした。
以上、映画「スリー・キラーズ」のあらすじと結末でした。
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