ヒア アフターの紹介:2010年アメリカ映画。巨匠クリント・イーストウッド監督がスティーヴン・スピルバーグを製作総指揮に迎えて贈るヒューマンドラマです。霊能力者、津波で臨死体験をした女性ジャーナリスト、双子の兄を失くした弟、死後の世界に囚われた3人の物語が展開されます。
監督:クリント・イーストウッド 出演者:マット・デイモン(ジョージ・ロネガン)、セシル・ドゥ・フランス(マリー・ルレ)、フランキー・マクラレン/ジョージ・マクラレン(マーカス/ジェイソン)、ジェイ・モーア(ビリー・ロネガン)、ブライス・ダラス・ハワード(メラニー)ほか
映画「ヒア アフター」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ヒア アフター」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ヒア アフターの予告編 動画
映画「ヒア アフター」解説
この解説記事には映画「ヒア アフター」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ヒア アフターのネタバレあらすじ:起
フランス人の女性ジャーナリスト、マリー(セシル・ドゥ・フランス)は休暇を利用して、恋人でテレビ局ディレクターのディディエ(ティエリー・ヌーヴィック)と一緒に東南アジアのリゾートへ遊びに行きました。マリーは土産を買うため一人街に出たところ、突然津波が襲いかかり、マリーは巻き込まれてしまいます。溺れゆくなかでマリーは臨死体験をし、不思議な光景を目の当たりにしていました。マリーは間一髪で地元住民らに助けられ奇跡的に一命を取り留めますが、フランスに帰国してテレビの仕事に復帰するもどうしても臨死体験が頭から離れられず、以前のように仕事がはかどらなくなっていました。ディディエはマリーの身を案じて番組を休むよう提案、マリーはかねてから興味のあった執筆活動を開始することになります。
ヒア アフターのネタバレあらすじ:承
ロンドンに住む一卵性双子の兄弟(フランキー・マクラレン、ジョージ・マクラレン)、おしゃべりな兄ジェイソンと無口な弟マーカスの母親はヘロインとアルコールに溺れ、福祉施設のスタッフが定期的に様子を見に来ていました。母親の誕生日が近づいたため、ジェイソンとマーカスは誕生日プレゼントとして写真館で撮影した兄弟の写真をプレゼントします。母親は大変喜び、今度こそ立ち直ろうとしたその矢先、ヘロイン中毒用の薬を買いに行ったジェイソンが交通事故に遭い死亡してしまいます。マーカスは兄に会いたい一心で複数の霊能力者に頼みますが、どれも偽者ばかりでした。すっかり心を閉ざしてしまったマーカスは児童施設へ、母親は更生施設へそれぞれ入所することになります。
ヒア アフターのネタバレあらすじ:転
サンフランシスコに住む霊能力者のジョージ・ロネガン(マット・デイモン)は、幼い頃に病を患ったのがきっかけで霊能力が身に付き、相手の身体に触れることで相手の過去の経験や死者との交流ができるようになっていました。ジョージの兄ビリー(ジェイ・モーア)は弟の才能に目を付け、本を執筆させたりテレビに出演させたりと金を稼がせてきました。しかし、恋愛など人間らしい生活ができないジョージは次第に自らの霊能力に嫌悪を覚えるようになり、今ではその能力を使うのをやめて工場で働きながら静かに暮らしていました。しかし、弟の才能を惜しむビリーはジョージにその能力で人助けをしろと言い続けていました。
ヒア アフターの結末
マリーは自らの臨死体験を本として発表しようと思い付き、臨死体験を研究しているルソー博士(マルト・ケラー)に相談しながら執筆を進め、「ヒアアフター」というタイトルで完成させ、ロンドンで出版記念イベントを行うことになりました。偶然にもマリーの書いた本を手にしたジョージは彼女に興味を持ち、一路ロンドンへと飛びます。一方、里親が決まったマーカスでしたが、未だに兄の死から立ち直れず引きずっていました。そんな時、マーカスはロンドンに着いたジョージと対面、兄と交信させてほしいと頼みます。ジョージは「兄はもう君を助けてやることは出来ないから頑張るように言っている」と告げ、マーカスは施設に入所している母親に会いに行きました。イベント会場でマリーと対面したジョージでしたが、握手をしても何故か彼女のことを霊視することはできませんでした。ジョージはマリーに何かを感じ取り、手紙を書いて会ってほしいと頼みます。そして待ち合わせのカフェにマリーがやってきました。ジョージはマリーとの幸せな未来が見えたような気がしていました。
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