赤い影の紹介:1983年イギリス・イタリア合作。ダフネ・デュ・モーリア原作の「今は見てはいけない」をヒッチコック監督が映画化。終始不安にさせる演出と不気味なストーリー、夫婦の濃厚なセックスシーンが話題を呼びました。原作と比べかなりヒッチコック監督のアレンジが強い作品だと感じます。
監督:ニコラス・ローグ 出演:ジュリー・クリスティ、ドナルド・サザーランド、ヒラリー・メイソン、クレリア・マターニア、マッシモ・セラートほか
映画「赤い影」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「赤い影」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「赤い影」解説
この解説記事には映画「赤い影」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
赤い影のネタバレあらすじ1
建築家のジョンと妻のローラは娘クリスティンが溺死した事によりベニスに傷心旅行へ行く事になる。ある日夫婦がレストランで食事をしていると、妻の後ろに座っている老姉妹をジョンは「女装した男性」だの言い興味を持たせ、娘の死を和らげようとする。ローラは老姉妹の片方がトイレに向かった後をつけるが、興奮して帰ってきた。
赤い影のネタバレあらすじ2
なんと老姉妹の姉は妹が目が見えなくなってからという物霊感が出て来たとの事、そして2人の間に亡くなったクリスティンが見え「ジョンの身が危ない、すぐにでもベニスを立ち去る様に」と警告している事を告げられる。妻は疲れているんだと相手にしないジョン、その一方ですっかり老姉妹に感化され信じ込んでしまっているローラ。
この老姉妹によってクリスティンの死の原因等が語られる、一方ベニスでは謎の連続殺人が起きており大騒ぎになっていた。そんな中彼らの一人息子が寄宿舎で高熱を出し旅行は中断し、帰る事を決める事に。
赤い影のネタバレあらすじ3
ローラはたまたま空席が1席出た飛行機で帰宅する事に、ジョンは船で下り帰る事に決める。ジョンが船で下る途中、一隻の船とすれ違いそこには老姉妹とローラが乗っている姿を見たジョンは妻がきっと姉妹に何か吹き込まれ、戻って来たんだと悟り、ホテルに妻が着いたら自分が戻ってくるから待つ様にフロントに伝言し、ホテルへ帰るが妻はおらず無事飛行機に乗って息子の元に着いていた事がわかる。必死に探した老姉妹から最後の警告を受ける。
赤い影の結末
劇中妻が娘の死によって神経をやられているんだと言うジョンだが本当に危ないのは幻覚を見てしまうジョンそのものであった。そのため物語は何処が現実で何処が幻なのか解らなくなってしまっている作りになっている。やたらと彼の前に現れる赤い影、そしてその影を追いかけるジョン。そしてその赤い影のあっと驚く正体によってジョンは殺されてしまうのであった。
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