炎の大捜査線(原題:火焼島)の紹介:1991年香港,台湾映画。ウェイの婚約者の父である警察署長が、目の前で射殺されました。犯人を射殺し身元を調べると、3か月前に死刑執行されている男だと知ったウェイは、傷害事件を起こし刑務所に自ら入ります。刑務所内の囚人たちはクイという男が仕切っており、看守長が怪しいと調べ始めたウェイでしたが…という内容の香港アクション映画です。ジャッキー・チェンの映画のようですが、主役はレオン・カーフェイです。
監督:チュー・イェンピン 出演者:レオン・カーフェイ(ウェイ)、ジャッキー・チェン(ロン)、サモ・ハン・キンポー(キア)、アンディ・ラウ(ピンバル)、ジミー・ウォング(クイ)ほか
映画「炎の大捜査線」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「炎の大捜査線」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
炎の大捜査線の予告編 動画
映画「炎の大捜査線」解説
この解説記事には映画「炎の大捜査線」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
炎の大捜査線のネタバレあらすじ:起
刑事のウェイ(レオン・カーフェイ)は婚約者の家で、彼女の父である警察署長に会っていました。署長はウェイに極秘捜査の話をして、相棒にシャンを付けます。ウェイが帰る時、婚約者が名残を惜しんで車に乗って来ます。その時、見送る父が何者かに射殺され、飛び出したウェイは犯人を射殺します。
犯人の身元を調べていたウェイとシャンは、犯人が刑務所で3か月前に死刑執行されていることに気づきます。二人は刑務所が怪しいと睨みます。
そこでウェイはナイトクラブでわざとにギャング達を挑発し、暴行を加えて傷害罪で逮捕されました。面会に来たシャンは「傷害罪で1年半の刑にした。これは二人だけの極秘捜査だ」と言って刑務所にウェイを送ります。
刑務所ではチュー(トゥオ宗華)と相部屋になり、キア(サモ・ハン・キンポー)が「新人は必ずリンという男と闘わなければならない。今夜だ」話しかけてきます。しかしウェイはリンとのボクシングの試合に敗れます。
その後キアが脱走し息子に会います。息子にしてやれることは全てやったキアは、自ら捕まり拷問を受け、独房に入れられます。
炎の大捜査線のネタバレあらすじ:承
借金だらけのロン(ジャッキー・チェン)は、マフィアの組織からビリヤードの八百長話を持ちかけられます。借金をチャラにしてやる約束でしたが、ビリヤード自慢のロンは勝負に勝ち、その場を逃げます。
しかし一緒にいた、恋人のキキが拉致されナイフで刺されます。病院に駆け込んだロンに医師は「20万ドル持ってこないと手術できない」と言われます。
ロンは20万ドルを用意する為、マフィアのやっているカード賭博に参加します。イカサマをやって20万ドル稼いだロンが帰ろうとした時、イカサマを見破られ乱闘になります。そしてロンは一人の若者を刺殺してしまいます。この若者こそ、マフィアのボスのピンバル(アンディ・ラウ)の弟でした。
刑務所に送り込まれたロンを見て、ウェイが「今夜リンとの闘いだな」とキアに言うと「あいつはピンバルの弟を殺した男だ、ここにはピンバルの息のかかった囚人がたくさんいる、すぐ殺されるだろう」と言います。
その通りロンは早速ナイフで数人から襲われます。カンフーの達人のロンはものともせず、相手をなぎ倒します。すぐ看守たちがやって来ました。ロンが「こいつらに殺されそうになった」と言うと、ウェイとチューもロンの為に証言します。
炎の大捜査線のネタバレあらすじ:転
独房にいたクイ(ジミー・ウォング)が戻って来ました。クイは囚人たちのリーダーで看守長も手を焼いています。ウェイはクイに呼ばれ「お前、警察のスパイだろう」と見抜かれますが、ウェイは嘘をついて上手くかわします。
敵対していたウェイでしたが、やがてクイの人間性を知り協力するようになります。クイはピンバルの手下らがロンを狙っていることを知り、仲裁して静めます。看守長は目障りなクイを殺すために、キアに「子供に定期的会わせてやる」と言ってクイをおびき出す指示をします。
そしてキアはクイを誘って脱獄します。夜、ビルの陰で座っていたキアとクイの前に警察が集結します。騙されたと知ったクイに「仕方がなかったんだ」と言うキアでしたが、警察はクイを射殺しました。
「殺さないと言ったじゃないか?」と言い、キアは刑務所に連れ戻されました。この日以来キアは、看守たちに寄り添うようになりますが、再び脱走しようとした時、看守を殺してしまい死刑になります。
クイが死んだことで、ピンバルの手下たちがロンやウェイ、チュウらに嫌がらせを始めます。そんな頃、ロンを殺せない手下らに見切りをつけ、ピンバルが刑事を殴って刑務所に入って来ます。
炎の大捜査線の結末
早速ピンバルはロンに「お前の女は死んだ」と言ってナイフで襲いかかります。ロンがピンバルを追い詰めると、看守長が「殺せ」と命じます。ウェイが「やめろ」と言った時、ロンは看守長を襲います。しかしロンとピンバルは取り押さえられ独房に入れられました。
ウェイとチューが作業をしていると、火災爆発が起こりチューが死にました。犯人の囚人がすぐ捕まると「看守長がウェイを殺せと言った」と白状します。怒ったウェイが拳銃を奪い看守長を射殺します。ウェイは死刑となり銃殺刑に処されました。
ウェイが目覚めます。刑務所所長に呼ばれ「お前は死刑が執行され、私の組織のメンバーとなり、私の命令に従ってもらう。世界にいる悪人を暗殺することが任務だ。ますフィリピンの麻薬王を暗殺しろ」と言われ、マニラに飛びます。そこには死刑になったキア、ロン、ピンバルがいました。
麻薬王を暗殺すると、指示通り空港に向います。しかし罠だと気付きジープを降りると、爆発しました。軍隊と銃撃戦になり、管制塔で人質をとった4人は、用意させた飛行機に向かいます。ウェイの待つ飛行機に向かう途中、キア、ロン、ピンバルは射殺されました。
香港に帰ったウェイは所長に会います。ウェイが生きて帰ってきたことに驚いた所長に「署長をなぜ殺した?」と聞くと「ワシの事を疑い捜査し始めたからだ」と言います。ウェイが所長を殺そうとした時、シャンが止めて所長を逮捕しました。ウェイが振り向くとそこには婚約者がいました。
以上、映画「炎の大捜査線」のあらすじと結末でした。
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