バンデットQの紹介:1981年イギリス映画。子供に無関心な親を持つ少年が、「時空の穴」を使って様々な時代と場所を旅するファンタジー。主題歌はジョージ・ハリスンが手がけている。
監督:テリー・ギリアム 出演:ショーン・コネリー(アガメムノン王)、クレイグ・ワーノック(ケヴィン)、ラルフ・リチャードソン(創造主)、デヴィッド・ワーナー(魔王)、ジョン・クリーズ(ロビン・フッド)ほか
映画「バンデットQ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「バンデットQ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
バンデットQの予告編 動画
映画「バンデットQ」解説
この解説記事には映画「バンデットQ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
バンデットQのネタバレあらすじ1:小人たちがやってきた!
歴史が好きな少年ケビンはある晩、突然馬に乗った騎士が現れ、壁の向こうに消えていったのを眼にする。両親に話すが取り合ってもらえず、翌日の晩、ケビンは証拠を掴もうと懐中電灯、カメラを用意して待ち構える。すると今度は6人の小人たちが迷いこんでくるが、ケビンは何者かに追われている小人たちとともに逃げるうちに時空の穴に落ちてしまう。
バンデットQのネタバレあらすじ2:時空の穴
落ちたところはナポレオン支配下のイタリア。ケビンは小人たちがもとは創造主の樹木係で、仕事に不満で創造主から「時空の穴」の地図を盗み出してあちこちから金品を奪っていることを知る。一行は財宝を手に入れようと時空の穴から穴へ移動する。ナポレオンの財宝を盗み、中世のフランスでロビンフッドに盗んだ財宝を取られ、古代ギリシャではケビンがアガメムノン王の養子になろうとしていたところを小人たちが再び時空の穴から沈没寸前のタイタニック号へと連れ去った。
バンデットQのネタバレあらすじ3:悪魔の登場
そんな小人たちの様子を、創造主によって暗黒城に軟禁されていた悪魔が見ていた。彼は時空の穴の地図を入手して自分が創造主になりかわろうと画策、地図を手に入れるため小人を暗黒城に引き寄せる。伝説時代の暗黒城にたどり着いた一行は、地図を取り上げられて監禁されるがなんとか逃げ出すことに成功。そして地図取り返そうと悪魔を攻撃するが歯が立たない。あわや全員がやられる、と思った瞬間、突然“創造主”が現れ、悪魔が黒焦げになって砕け散る。小人たちは地図を返して謝罪し、再び創造主の元に戻ることに。しかしケビンは創造主に「残って戦いを続けろ」と言われ、一人取り残される。
バンデットQのネタバレあらすじ4:ケビンの戦い
気がつくとケビンは煙が充満した自分の部屋で消防士に助け出されていた。火に巻かれた家から助け出してくれた消防士はアガメムノン王にそっくりで、思わずケビンは鞄の中を確かめると、そこには時空の穴で旅した先で撮った写真が残っていた。その時、火事の原因となったオーブンの中から悪魔の破片が現る。ケビンが止めるのも聞かず、悪魔の破片に手を出した両親はその瞬間、煙となって消えてしまい、呆然とするケビンを前に、アガメムノン王に似た消防士はウィンク一つ残して去ってしまう。
バンデットQのネタバレあらすじ5
小人たちから逃げ出したケビンは通りがかりの人から、ナポレオン支配下のイギリスだということを知る。盗賊である小人たちは金品を奪い取ろうとナポレオンのいる陣地へ忍び込む。芸を見せて気に入られた小人たちはナポレオンが酔いつぶれた隙に金品を巻き上げ、時空の穴を使って逃げ出す。次に落ちたところは中世のフランス。そこでケビンは小人たちがもとは創造主の樹木係で、仕事に不満で創造主から時空の穴の地図を盗み出してあちこちから金品を奪っていることを知る。ケビンらはその地でロビンフッドに出会い、ナポレオンから奪った財宝を取られてしまう。ロビンフッドのもとを去った一行の様子を、神によって暗黒城に軟禁されていた悪魔が見ていた。悪魔は時空の地図を入手し、自分が創造主になりかわろうと画策していた。悪魔は地図を手に入れるため、小人を暗黒城に引き寄せようとするが、一行は再び追ってきた神から逃れるため時空の穴に逃げ込む。
バンデットQのネタバレあらすじ6
ケビンだけが落ちた場所は古代ギリシャ。戦いの場でアガメムノン王に出会って王と一緒に過ごしていたケビンは、王にも気に入られ、ずっとここに居たいと思うようになり、王もケビンを息子として手元に置こうとする。その祝いの席に小人たちが現れ、ケビンを時空の穴へ連れ去る。落ちた先はタイタニック号。アガメムノン王から引き離されたケビンは落ち込むが、小人たちは悪魔の策略と知らず、世界一の財宝を求めて暗黒城へ向かう。
バンデットQの結末
悪魔に引き寄せられ、伝説時代の暗黒城にたどり着いた一行は地図を取り上げられて監禁されるが、なんとか逃げ出し、地図取り返そうと悪魔を攻撃するが歯が立たない。あわや全員がやられる、と思った瞬間、突然神が現れ、悪魔が黒焦げになって粉々になる。小人たちは地図を返して神に謝罪し、再び神の元で働く認められた。小人たちが神と一緒に去るなか、ケビンだけは残って戦いを続けろ、と言われ、一人取り残される。気がつくとケビンは煙が充満した自分の部屋で消防士に助け出されていた。火に巻かれた家から助け出してくれた消防士はアガメムノン王にそっくりで、思わずケビンは鞄の中を確かめると、時空の穴で旅した先で撮った写真が出てきた。呆然とするケビンの前で、両親が火事の原因だと言われたオーブンを開けると、そこには悪魔の破片が入っていた。ケビンが止めるのも聞かず、悪魔の破片に手を出した両親は、その瞬間、煙となって消えてしまい、アガメムノン王に似た消防士はケビンにウィンク一つ残して去ってしまった。家も両親もなくしてしまったケビンの人生の戦いはここから始まる。
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