ゴースト・フライト407便の紹介:2012年タイ映画。旅客機の機内に現れた幽霊たちが、乗客と乗員の体に乗り移り、殺し合いをさせるという内容の、タイが贈るゴーストパニックホラーです。オカルトにゾンビテイストを織り交ぜた、東洋ならではの怖さを持った作品です。
監督:イサラ・ナディ 出演者:マーシャ・ワタナパーニット(ネウ)、ピーター・ナイト(バンク)、パッチャリー・タップトーン(ギフト)、ナモー・トーンカムニット(ウエイブ)、シーサギエン・シーハーラート(アン)、アッチャリー・ハッサディウィチット(フェイ)、パラメート・ノーイアム(ヤムラス)、ほか
映画「ゴースト・フライト407便」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ゴースト・フライト407便」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ゴースト・フライト407便の予告編 動画
映画「ゴースト・フライト407便」解説
この解説記事には映画「ゴースト・フライト407便」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ゴーストフライト407便のネタバレあらすじ:起
タイでは最近、旅客機の内部で乗客が多数死亡する事故が多発していました。パイロットになる夢を持つ少女ギフトは、父のヤムラス、母のフェイと3人で、プーケット行きの407便に乗り込みます。フェイはいつも口うるさくヤムラスに暴言ばかり吐いています。
乗客にはドレッドヘアのウエイブ、ウエイブが一目ぼれした香港のアン、僧侶、老婆などが乗っていて、乗務員にはネウや王子など4人と、操縦士、副操縦士が乗り込みます。
整備を終えたバンクが407便の横を帰っていると、貨物室から大きな音がします。貨物室の中に入ったバンクが調べていると、背後を人影が通りました。
更に調べていると、扉が閉められ離陸態勢に入りました。慌てたバンクが連絡をするものの、通じず407便は飛び立ちます。貨物室で息苦しくなったバンクは与圧機を操作します。
客室では、ウエイブがアンを口説いていました。ギフトが、いなかったはずの少年がボールを転がしているのを見たり、乗務員のネウが歩く後ろに謎の足跡がついていくのを僧侶とギフトが見ます。
突然中年の欧米人が、首を反転させて倒れます。洗面所から出てきたウエイブの頬にはキズが出来て血が流れています。それに気づいたアンが乗務員に話をすると、キズは消えていました。
ゴーストフライト407便のネタバレあらすじ:承
与圧機異常のランプがつき、副操縦士と王子が貨物室に調べに行きます。そこでバンクを発見し、王子がバンクを客室に連れて行き、副操縦士が与圧機を調べていました。その時、副操縦士は何者かに襲われます。
やがて副操縦士が顔色を変えて乗務員室に戻ると、乗客らが順番に苦しみ出して倒れます。バンクは「与圧機の異常で酸素不足になっている」と言って酸素マスクを降ろします。酸素は15分しかもたないため、バンクはネウを連れて貨物室に向かいます。二人は婚約していて、フライトが終わったら結婚する予定でした。
客室ではヤムラスがギフトの誕生日を祝っています。すると乗務員室から女の声で腐敗したケーキが出されます。ウエイブが押し戻すと、与圧器の修理が終わったバンクとネウが戻って来ました。その時には乗客の老婆が死んでいました。
するとフェイがネウに詰め寄り「幽霊に殺される。ネウはあの事件にかかわっていた。ネウを隔離しろ。そうしたら幽霊は消える」と怒鳴ります。
貨物室から大きな音がし、照明が全て落ちました。ネウはバンクに「初めてのフライトの日、乗務員と乗客が皆狂ったようになって死んでしまい、生き残ったのは自分だけだった」と言います。
ゴーストフライト407便のネタバレあらすじ:転
アンに幽霊が乗り移り、ウエイブを襲います。ウエイブはアンを何度も殴って殺します。見ていたフェイが「ネウを幽霊に渡せ」と叫びました。
ギフトがいなくなりました。バンクとネウ、ヤムラス、ウエイブが探しに貨物室へ向かいます。その時バンクはネウに「どうやって生き延びたんだ?」と聞くと、ネウは「ずっと目を瞑っていた」と言います。
客室でギフトの声を聞いたフェイは僧侶と共に探し始めます。その時、老婆が幽霊になって蘇ります。フェイは老婆を叩き殺し、幽霊に見える乗客までも次々殺し始めます。
貨物室が幽霊だらけで客室に戻ると、パニックになったウエイブが斧を投げ、それが王子に刺さり死んでしまいました。するとフェイが幽霊に見えたウエイブを斧で殴り殺します。
再び貨物室に行ったバンクとネウ、ヤムラスの前に3人の乗務員の幽霊が現れます。バンクは「奴らは存在しない、恐れるな」と言って幽霊をバカにします。すると幽霊は消え、3人は客室に戻りました。
フェイが乗務員室の扉を斧で壊すと、ギフトが出てきます。そして戻ってきたバンクら3人でしたが、フェイには幽霊に見えて斧で襲われます。バンクが殴り倒しフェイを拘束すると、操縦室のドアを壊し始めます。
ゴーストフライト407便の結末
小さい穴しか開かず、ギフトに入ってもらいロックを外します。中では機長が死んでいて、旅客機の周りは幽霊だらけでした。突然旅客機が急降下を始めたことで、料理カートのナイフとフォークが飛んできて、フェイに刺さります。
バンクが機体を上昇させ何とか乗り切ります。ネウがバンクに、「あの日、乗客と乗務員を見殺しにして、一人乗務員室に隠れていた」と打ち明けます。
フェイに幽霊が乗り移り、ネウに襲いかかります。その時、再び旅客機が急降下し、揉みあっていたフェイとネウとバンクにカートが激突しました。
ヤムラスは、ギフトと二人だけになったことで、ギフトに操縦させます。「出来ない」と言うギフトに「ゲームと同じだ」と言ってやらせますが、ギフトに操縦は出来ませんでした。
二人が死を覚悟した時、バンクとネウが操縦室にやって来ました。バンクはヤムラスの携帯で空港に電話をし、操縦士の指示を仰ぎながら着陸に成功しました。
救急車に運ばれるヤムラスとギフトを見ながら、ネウはバンクに「先に行っていて、後から行くから」と言います。
いつまでたっても来ないネウを心配したバンクは、ネウが死体で見つかったという知らせを聞きます。カートがぶつかった時にネウは死んでいて、その後のネウは幽霊だったのでした。
格納庫に入れられた407便には、ネウの幽霊が乗っていました。
以上、映画「ゴースト・フライト407便」のあらすじと結末でした。
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