プロジェクト・グーテンベルク 贋札王の紹介:2018年香港,中国映画。贋作を描いている画家の主人公が、とある男にそそのかされて偽札の作成に手を貸してしまう。最新の偽造発見技術でも見破られない彼の偽札がだんだんと市場に蔓延していく。香港映画界のスーパースターであるチョウ・ユンファが主演のクライムサスペンス。
監督:フェリックス・チョン 出演:チョウ・ユンファ(ン・フクサン / 画家)、アーロン・クォック(レイ・マン)、チャン・ジンチュー(ユン・マン)、リウ・カイチー(ヤム)、ジョイス・フェン、キャサリン・チョウ、ワン・ヤオキン、アレックス・フォン、ポーリーン・スン、ジャック・カオ、ほか
映画「プロジェクト・グーテンベルク 贋札王」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「プロジェクト・グーテンベルク 贋札王」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
プロジェクト・グーテンベルク 贋札王の予告編 動画
映画「プロジェクト・グーテンベルク 贋札王」解説
この解説記事には映画「プロジェクト・グーテンベルク 贋札王」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
プロジェクトグーテンベルク 贋札王のネタバレあらすじ:起
タイの独房にいたレイ(アーロン・クォック)は香港に移送されると、高名な女画家であるユン(チャン・ジンチュー)が彼の保釈にやってきます。レイは贋札団の一員で、あらゆる犯罪に手を染めてきましたが、レイ達のボスである画家と呼ばれる男の行方は不明でした。
警察は贋札団の唯一の生き残りであるレイに、画家の正体と居場所を引き換えに保釈することを約束しますが、その危険性にレイは怯えています。
時間は遡り1990年のカナダ。画家であるレイとユンは同棲中でした。才能を見出され個展まで開こうとしているユンとは対照的に、レイは評価されないでいます。そんなレイに模写の才能を見た男が近づいてきます。
「画家」というコードネームを持つ男(チョウ・ユンファ)は、レイにある仕事の依頼を持ちかけます。それは贋札作りで、本物と寸分違わない原稿を作り上げる事でした。その道のプロだという仲間たちと協力し、ついに完璧な贋札を作り上げる事に成功します。そしてそれを世界中の闇の組織に売り込む事にしたのです。
プロジェクトグーテンベルク 贋札王のネタバレあらすじ:承
タイ、ミャンマー、ラオス。ゴールデントライアングルと呼ばれるこの地帯をおさめるマフィア「将軍」と呼ばれるヘグという男に会いに来ました。贋札の交渉をし、一般よりも高レートで交渉成立をしたものの、親の敵だったヘグを画家は殺すつもりでやってきていたのです。
交渉場は一転、凄惨なる銃撃戦へと変わっていきます。辺りは見る見る火の海へと変わっていき、レイは監禁されていたシウチンという女性を助けた後で、命からがらその場を逃げ出します。シウチンは顔に火傷を負ってしまいますが、その後レイ達の仲間に入りました。
その頃、カナダから出向してきたリー捜査官は、偽造グループの尻尾を掴み、潜入捜査を開始します。
レイはかねてより画家が軽々しく命を奪うことに不満を持っていました。その事で口論になり、レイは次の仕事を最後にグループを抜けることを決意します。
ある日、古株の作業員ヤンが詰められていました。ヤンは自分たちで作った贋札は自分たちでは使わないという鉄の掟を破り、贋札を使ってしまったのです。そのせいで足がついてしまったと怒る画家は、ヤンを粛清しようと詰め寄ります。レイは懸命に画家を止めようとしますがヤンは殺されてしまい、レイも殴られ気絶してしまいます。
プロジェクトグーテンベルク 贋札王のネタバレあらすじ:転
レイが目を覚ますと、そこはホテルの一室。潜入捜査で画家と取引する事になっていたリーが現れます。画家はリーの正体に気づいていて、レイに再びリーを殺せと言い放ちます。
当然拒否するレイ、すると画家はリーを殺し、今度は奥の部屋で捕らえられていたユンと婚約者のロクを殺せと命じます。再び拒否したレイは画家に発砲、シウチンに助けられホテルを脱出しました。
その後、南の島に移住したレイでしたが、逮捕されタイの刑務所に入れられます。独房から手紙を書き、上手く香港に移送してもらうよう手配したレイ。
そして冒頭の場面に戻ります。レイの供述を聞いた警察に、レイは画家の似顔絵を見事に描きレイの保釈が決まりました。
供述が終わりほっと一息つく警部補。戻る途中である警備員とすれ違うと、あの似顔絵とそっくりな事に気づきます。即座に警備員を包囲しますが、彼はただの警備員でレイを空港まで送ってきた男だったのです。ここで警部補は、レイが語ってきた話は全て作り話だった事を知ります。
プロジェクトグーテンベルク 贋札王の結末
過去の回想が始まりますが、そこに画家の姿はありません。ヤンを粛清したのも、リーを殺したのも全てレイが行ったものでした。レイの保釈を訴えに来たユンも、彼女ではなくシウチンだったのです。
シウチンはレイを愛していて、一度は南の島に逃げたものの彼女から離れ、自ら逮捕されに行ったレイを許せませんでした。
その後、クルーザーで国外逃亡を計ろうとするレイとシウチン。シウチンは突然クルーザーを止めます。そしてクルーザーを警察が包囲しました。
それは、シウチンがあらかじめ警部補に密告していたからです。取り囲まれたクルーザーはシウチンが用意していた爆弾が爆発し、吹き飛んでしまいました。シウチンはレイと共に死んで一緒になろうと考えたのです。
その後、警部補は本物のユンに会いに行きます。婚約者を殺されひっそりと暮らしていたユンに、警部補はレイが死んだ事を伝えます。しかしユンはあまり興味を示しません。
そして彼女はこう話しました。「彼の事はよく知らない、昔隣に住んでいただけよ。」
レイとは恋人でも何でもなく、レイが密かに恋心を募らせていただけだったのです。
以上、映画「プロジェクト・グーテンベルク 贋札王」のあらすじと結末でした。
あーそういうことか❗ややこしくてよー分からんかったです。
迫力充分、最後の‼️どんでん返し❗堪能しましたん!