シンデレラの紹介:2021年イギリス, アメリカ映画。今度のシンデレラは愛とキャリアの選択に悩む―おとぎ話のストーリーをベースに、夢と希望を抱えた女性たちが差別と偏見の中で苦悩する様を描いた、現代版シンデレラです。
監督:ケイ・キャノン 出演:カミラ・カベロ(シンデレラ / エラ)、イディナ・メンゼル(ヴィヴィアン)、ミニー・ドライヴァー(ベアトリス女王)、ニコラス・ガリツィン(ロバート王子)、ピアース・ブロスナン(ローワン王)、ほか
映画「シンデレラ(2021年)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「シンデレラ(2021年)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
シンデレラの予告編 動画
映画「シンデレラ(2021年)」解説
この解説記事には映画「シンデレラ(2021年)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
シンデレラのネタバレあらすじ:起
とある平和な王国の下町に、夫を亡くしたヴィヴィアン(イディナ・メンゼル)が2人の実娘マルヴォリア(マディ・バイリオ)とナリッサ(シャーロット・スペンサー)、先夫の連れ子エラ(カミラ・カベロ)と暮していた。彼女は実娘たちを金持ちに嫁がせようと必死だったが、継娘のエラには地下室を与え、召使い代わりにこき使っていた。
そんなエラはドレス作りが唯一の楽しみで、彼女はいつか自分のドレス店を持つことが夢だったが、この時代、女性が店を持つことはゆるされず、義母からも女が商売するなどみっともないと叱咤される。
ある日、ローワン王からお触れがあると聞いて宮殿広場へ出掛けて行ったエラは、よく見ようと王の銅像によじ登るが、王に見つかって激怒される。しかし、目立つことに抵抗のない彼女はまるで動じない。
そしてエラは意を決して自作のドレスを市場で売ろうとするが、周りからは女が商売などと嘲笑されるだけだった。そんな時、彼女の前に一人の青年が現れ、ドレスを言い値の3倍で買い取ってくれる。
シンデレラのネタバレあらすじ:承
宮殿では国を継がせるべき王子ロバート(ニコラス・ガリツィン)が、愛のない結婚はしたくないと次々に縁談を断り続けていることにローワン王(ピアース・ブロスナン)が頭を痛めていた。
業を煮やしたローワン王は、2週間後に開く舞踏会で相手を決めなければ、王位は妹のグウェン王女(タッラー・グリーヴ)に譲ることにする、と言い渡すが、ロバートはどこ吹く風だった。
そんな時、国民の前でローワン王が舞踏会開催のお触れを出すのを、傍らで聞いていたロバート王子は、王の像に登って咎められた女性に目を奪われる。
彼女に惹かれたロバート王子はローワン王に、舞踏会には身分を問わず全ての独身女性を参加させることを許可させると同時に、彼女を探すため、平民に身をやつして町へ出掛けていく。
そしてロバート王子は、市場で皆に嘲笑されながらも懸命に自作のドレスを売っているエラに出会い、彼女のドレスを買い取ると、舞踏会には偏見に囚われない外国の金持ちがやってくるから売り込むチャンスだと告げる。
エラは舞踏会のために最高のドレスを作り上げるが、怒った継母はドレスにシミをつけた挙句、中年貴族トーマスとの縁談を勝手に決めて、エラに「舞踏会に参加する資格はない」と言い放つ。
シンデレラのネタバレあらすじ:転
夢を叶えるチャンスを奪われ、悲嘆に暮れるエラの前に、突如妖精のファビュラス・ゴッドマザー(ビリー・ポーター)が現れる。
舞踏会に行きたいというエラにゴッドマザーは、魔法で彼女がデザインした空想のドレスを実体化させ、ガラスの靴と馬車を与えると、魔法が消える12時までに帰るよう告げて彼女を城へと送り出す。
城に着いたエラは舞踏会に圧倒されてバルコニーで一息ついていると、某国のタチアナ女王に声をかけられる。ドレスを褒め、才能のあるアーティストと一緒に世界中を旅したいと言うタチアナ女王にエラは、翌日の帰国前に市場で他のデザインを見せる約束をする。
思わぬチャンスに喜ぶエラだったが、バルコニーの下にいるロバートを見て、市場で会った青年が王子だったことを知る。
一方のロバート王子は着飾った女性たちの群れに圧倒されていたが、エラを見つけると胸の内を告白し、2人はたちまち恋に落ちる。
しかし、結婚し王室に入ることを望むロバートに、エラは夢を実現させたいのだと告げると、彼はその意思を尊重してエラをあきらめる。その時、12時の鐘が鳴り、エラは慌てて追手にガラスの靴の片方を投げつけて城を逃げ出す。
シンデレラの結末
家に帰り、自分の決断に悩んでいたエラのところに継母がやってきて、隠してあったガラスの靴の片方を見つける。王子の相手がエラだったことを知り、家族のために王子と結婚しろという継母にエラが「それは出来ない」と言うと、それならばトーマスに嫁がせると言い放つ。
傷心のロバート王子は父の命令を受け入れて他国の王女との結婚を受け入れるが、妃に説きふせられ態度を軟化させた王から、エラを探してもう一度話しあうよう告げられ、彼女を探しに馬を走らせる。
その頃、トーマスの迎えの馬車に継母とともに乗っていたエラは、道中隙を見て飛び降り、タチアナ女王との約束を果たすべく市場へ走る。そんな彼女の前にロバート王子が現れ、自分が望むのは王位ではなくエラといることだと告げる。
市場でエラはタチアナ女王にデザインを認められ、ロバートはエラとともに世界中を旅することを決意して、国王夫妻に報告する。するとローワン国王はそれを受け入れ、かねてから国政に興味を持っていたグウェン王女に王位を継承すると、国民の前で発表するのだった。
以上、映画「シンデレラ」のあらすじと結末でした。
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