ミッチェル家とマシンの反乱の紹介:2021年アメリカ映画。映画マニアのケイティは、見事志望していた映画大学に合格。新たな生活を迎えることに心を躍らせていました。しかし、自然マニアで最新機器には疎い父親のリックは、ケイティの夢を心から応援できずにいます。そんな2人の溝がなかなか埋まらない中、ロボット型パーソナルアシスタントが暴走化し、人類存続の危機に見舞われます。ミッチェル家は世界を救うべく、リックはケイティとの絆を取り戻すべく戦いに挑みます。アカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞した『スパイダーマン:スパイダーバース』を担当したフィル・ロード&クリストファー・ミラーが製作を手掛けた話題のアニメ映画です。
監督:マイク・リアンダ 出演:アビ・ジェイコブソン(ケイティ)、ダニー・マクブライド(リック)、マーヤ・ルドルフ(リンダ)、マイケル・リアンダ(アーロン)、アリヴィア・コールマン(パル)、ほか
映画「ミッチェル家とマシンの反乱」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ミッチェル家とマシンの反乱」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ミッチェル家とマシンの反乱の予告編 動画
映画「ミッチェル家とマシンの反乱」解説
この解説記事には映画「ミッチェル家とマシンの反乱」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ミッチェル家とマシンの反乱のネタバレあらすじ:起
ミッチェル家の父親リックは大自然マニア、母親のリンダは完璧なご近所家族に憧れていて、弟のアーロンは恐竜マニア。ケイティは幼い頃から、自分は他の人とは感性が違うと感じており、どこか寂しい気持ちを抱えていました。
そんなときにケイティは映画と出会い、映画が友達になります。そしていつしか、みんなを笑顔にすることが夢になりました。そんな夢を抱えたケイティは、カリフォルニアの映画大学を受験し見事合格。他の大学入学予定の人たちとSNSで繋がり、みんな面白い人たちばかりです。
本当の仲間に出会えたような気分になって有頂天のケイティでしたが、父親のリックは、それでごはんが食べていけるのか不安に思い、心からケイティを応援する気持ちにはなれませんでした。わざわざ家を離れて1人でカリフォルニアに行くことにも納得していません。その気持ちをリックが思わずケイティに伝えてしまい、2人は喧嘩になってしまいます。
元々、最近2人は喧嘩が多くすれ違いが起こってばかりでした。ケイティと気まずいまま別れたくないと思ったリックは、ケイティのカリフォルニア行きの飛行機を勝手にキャンセルして、リンダ、アーロンそして飼い犬のモンチを加えた家族4人と1匹で、ドライブをしながらケイティを大学まで見送ることに決めてしまいます。
ケイティはそのおかげで、新しい大学生活に乗り遅れてしまい、ケイティとの仲を深めるどころか、溝を深くしてしまいます。しかし、ケイティも大人。父親の思いをくみ取り、家族のドライブを表面上は楽しむことにします。
ミッチェル家とマシンの反乱のネタバレあらすじ:承
現在この世界では、パーソナルアシスタント機能が付いたスマホ「パル」というシステムが主流になっており、パルがなんでもサポートをしてくれます。パルの創業者マークは新作発表会を開催し、「パルはもう時代遅れ」とパルを投げ捨て、ロボット型スマートパーソナルアシスタント“パルマックス”を発表します。
それは二足歩行のロボットで、掃除や洗濯など身の回りのことをなんでもしてくれる優れものです。しかし、裏で謎の人物の指示によってパルマックスが暴走化。ロボットたちは次々と人間をポッドへと捕獲をしていきます。
一方その頃、いまだにケイティとリックの関係は芳しくありません。そんなときに、パルマックスがやってきて、次々と人間を捕らえていきます。ミッチェル家は家族で協力してなんとかパルマックスから逃げ切ります。しかし、倒したと思ったパルマックス2体はまだ壊れていなく、動き出します。
ミッチェル家が様子を見ていると、その2体のパルマックスはどうやら様子がおかしいです。試しに命令をしてみると、命令の通りに動いてくれます。どうやら故障をしたようで、この2体のパルマックスはミッチェル家の味方になってくれそうです。
ケイティはたくさん映画を見てきた想像力を使って、ロボットたちの暴走化を止めるキルコードがあると推測。その2体のパルマックスに「キルコードを教えて」と命令すると、あっさりとキルコードについて教えてくれました。ここから130km離れたモールに行ってキルコードを入力すれば、システムは全停止するとのこと。
ケイティは世界を救うためにそこへ向かおうと提案をしますが、リックはここで隠れて過ごした方が安全だと、その案に乗ってくれません。そこでケイティは、リックが喜びそうな言葉を並べて説得をし、父親をその気にさせます。
やる気を出したリックは、ミッチェル家全員で世界を救うことに決めます。ようやく父親とケイティの仲が良くなったと喜んだアーロンでしたが、ケイティは両親の隠れたところで、「本当はうざい親から早く離れたいだけ。本当の言葉じゃない」とアーロンに伝え、アーロンはショックを受けます。
ミッチェル家とマシンの反乱のネタバレあらすじ:転
パルマックスを暴走化させた裏の人物は実はパルでした。さんざんこき使ったのに、あっさりと捨てたパルの創業者マークのことを恨んでいるようです。パルは人間を一人残らず宇宙へと飛ばし、地球をロボットの世界にしようと企んでいます。あと確保できていない人間はミッチェル家だけ。急いで捕まえるようにロボットたちに指示をします。
一方その頃ミッチェル家は例のモールへと到着します。パルマックスにキルコードを入力してもらいダウンロードを待っていると、モールにあったあらゆる機械が動き出して、ミッチェル家を攻撃し始めます。どうやらそれらの機械にはパルチップが埋め込まれているようで、パルマックスと同様にパルの命令を聞くことができます。
リックは機械にめっぽう弱かったですが、自然マニアなので、生きる知恵とたくましさはあります。その知恵を使って機械と戦う姿に、ケイティは尊敬のまなざしを向けます。その攻防の途中、偶然Wi-Fiのルータを壊し、それにより機械が全停止。ミッチェル家は勝利を果たしました。
喜んでいるのも束の間、Wi-Fiのルータを壊してしまったことによって、キルコードのダウンロードも止まってしまい、ケイティは自分の作戦が失敗したことに落ち込みます。その姿を見たリックは、パルの会社があるシリコンバレーに行って、世界を救おうとケイティを励ましてくれます。
ミッチェル家とマシンの反乱の結末
シリコンバレーに着くと、ミッチェル家はロボットに変装するもののすぐにばれてしまいます。必死に抵抗をしましたが、パルは監視カメラでとらえた、ケイティがリックの悪口を言っている映像を流し、それを見たリックはショックを受け、そのまま抵抗力を失い捕獲されてしまいます。
味方だったパルマックスたちも、システムを塗り替えられてしまい、敵となってしまいます。ケイティとアーロンは両親を助けるために協力をして、パルマックスたちと戦います。ケイティは途中でリックに教えてもらったマニュアルの運転の仕方を思い出してパルマックスたちをかいくぐり、パルがいるところへと向かいます。
捕獲されたリックは、ケイティに陰で言われていた言葉に落ち込みます。たまたま隣のポッドには、パルの創業者マークが捕獲されており、ケイティがネットにあげた動画を見ていました。リックはちゃんとケイティの動画を見たことがなく、改めて見て、この動画を作ったケイティのことに感心をします。
その動画に元気をもらったリックは闘争心に火がつき、常日頃からもっていたドライバーでポッドから脱出することに成功します。リンダも同じくポッドを脱出します。ミッチェル家は4人と1匹は再集合し、団結してロボットたちと戦います。
その最中、お互いに尊敬するポイントを改めて発見したリックとケイティは絆を取り戻していきます。ロボット退治を3人に任せて、ケイティはパルの元へと向かいます。パルを掴んだケイティはそのまま水へとパルを投げて、パルの全機能は停止し、ロボットたちは攻撃してこなくなりました。
人間たちは無事解放され、ミッチェル家は世界の英雄として賞賛されます。
大学が始まり、いよいよお別れのとき。ケイティとリックの絆は完全に元通り良くなり、ミッチェル家らしいユニークな別れ方をしてこの映画の幕は閉じます。
以上、映画「ミッチェル家とマシンの反乱」のあらすじと結末でした。
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