ハピエスト・ホリデー 私たちのカミングアウトの紹介:2020年カナダ, アメリカ映画。「トワイライト」シリーズのクリステン・スチュワートがレズビアンのカップル役を演じたラブ・ストーリー。クリスマス休暇に恋人ハーパーの実家に誘われたアビーだったが、保守的な家族はそれぞれ問題をかかえていた…。
監督:クレア・デユヴァル 出演:クリステン・スチュワート、マッケンジー・デイヴィス、メアリー・スティーンバージェン、ヴィクター・ガーバー 、ほか
映画「ハピエスト・ホリデー 私たちのカミングアウト」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ハピエスト・ホリデー 私たちのカミングアウト」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ハピエスト・ホリデー 私たちのカミングアウトの予告編 動画
映画「ハピエスト・ホリデー 私たちのカミングアウト」解説
この解説記事には映画「ハピエスト・ホリデー 私たちのカミングアウト」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ハピエストホリデー私たちのカミングアウトのネタバレあらすじ:起
大学の博士課程で美術史を学んでいるアビーと、駆け出しの新聞記者ハーパーは恋人同士。クリスマスを目前に街のイルミネーションを楽しんでいた。既に両親が他界していて、クリスマスは留守宅のペットの世話をするというアビーを独り残して実家へ帰ることに、心苦しさを感じたハーパーは、アビーに一緒に実家でクリスマス休暇を過ごさないかと誘う。
恋人の両親に会うことになって緊張するアビーだったが、この機会にプロポーズを計画。古風な彼女は指輪を用意し、ハーパーの父親に結婚の許しをもらおうと考えていた。そんなアビーをゲイの友人ジョンは、結婚なんて古臭い制度だと呆れながらも、2人の仲を応援していた。
そしていよいよハーパーとともに実家へ向かう道中、アビーはハーパーから、親にカミングアウトしたと言っていたのは嘘で、家族にはルームメイトを連れていくと話していたことを告白される。
ハピエストホリデー私たちのカミングアウトのネタバレあらすじ:承
プロポーズまで考えていたアビーのテンションは急降下するが、両親がアビーのことを好きになればカミングアウトしやすくなる、休暇が終わったら必ず話すというハーパーの言葉を信じて、実家行きを改めて承諾する。
ハーパーの家族は市議会議員で市長を目指して選挙戦真っ最中の父テッド、自慢の家族をSNSに乗せることに夢中な母ティッパー、元弁護士で夫エリックと共に起業し双子の母でもある長女スローン、対して昔にもう期待することを諦めた次女ジェーンの5人家族。
両親は長女一家を完璧な家族として自慢し、ハーパーも優秀な娘として父の仕事を手伝わせるなど、絵に描いたような”完璧”な家族だった。
着いてみると、アビーは”両親を亡くして休暇中の行き場がないので連れてきた”という設定のため、ティッパーやテッドは同情的に接するものの、あとは家族しか目に入らず、案内された部屋も物置化した地下の元ジェーンの部屋だった。
ハピエストホリデー私たちのカミングアウトのネタバレあらすじ:転
市長選に向けての連日のパーティーでも、ハーパーは父親についているか、地元の友人らと話していて、アビーは放っておかれていることが多かった。おまけに高校時代の元カレ、コナーも現れて親し気に話す2人にアビーは気が気でない。
そんな中、アビーはハーパーの元カノ、ライリーにも出会い、かつて2人の付き合いが発覚しそうになった時、ハーパーがゲイのライリーに一方的に付きまとわれたと公言したことを聞かされ、いまだに周囲に隠し続けるハーパーを許せなくなってくる。
そのうえ、スローンの家族と買い物に行ったアビーは、双子がいたずらでネックレスをアビーのバッグに入れたことで万引き犯扱いされ、家族からも今まで以上に遠巻きにされてしまう。
ハーパーの態度にも家族の扱いにも我慢の限界に達したアビーは、ジョンに電話で気持ちをぶちまけると、心配したジョンが迎えにくる。
ハピエストホリデー私たちのカミングアウトの結末
一家が大口献金者らを招いてホームパーディーを開いている中、ジョンと一緒に帰ると言うアビーをハーパーが必死で止め、愛していると抱きしめているところをスローンに見られてしまう。
親に隠し事をしていたと責めるスローンに、今はまだ黙っていてほしいと取りすがるハーパーだったが、物置小屋で客のひとりと浮気の真っ最中のエリックを目撃し、夫婦は既に別居中だったことを知る。
隠し事はお互い様だと、ハーパーとスローンは招待客の目の前で取っ組み合いの喧嘩になった結果、ハーパーは自分はゲイでアビーは恋人だとカミングアウトし、スローンも離婚することを両親の前で告白する。
ショックを受けたテッドだったが、親の期待を裏切れないと悩みを打ち明けられなかった娘たちの状況に、”完璧”とは何なのだとティッパーに説得され、ありのままの娘たちを受け入れる。
1年後、ジェーンが書いた小説が出版されベストセラーになり、アビーはハーパーの家族の一員として迎え入れられるのだった。
以上、映画「ハピエスト・ホリデー 私たちのカミングアウト」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する