ホワイト・オランダーの紹介:2002年アメリカ映画。敬愛する母親が殺人を犯したために里親のもとを転々とする娘が、母親が中心だった世界から自立をするまでの葛藤を描いたヒューマンドラマ。
監督:ピーター・コズミンスキー 出演:アリソン・ローマン(アストリッド・マグヌセン)、ミシェル・ファイファー(イングリッド・マグヌセン)、レニー・ゼルウィガー(クレア・リチャーズ)、ロビン・ライト・ペン(スター)、ほか
映画「ホワイト・オランダー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ホワイト・オランダー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ホワイト・オランダー」解説
この解説記事には映画「ホワイト・オランダー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ホワイト・オランダーのネタバレあらすじ:母との別れ
写真家の母イングリットと2人で暮らすアストリットは、美しく、アーチストとしての才能を持つ母を敬愛し、自らも画家を目指していたが、ある日イングリットが恋人の浮気を知り相手を射殺、刑務所に収監される。身寄りのないアストリットは児童相談所に引き取られ、里親のもとを転々とすることになる。
ホワイト・オランダーのネタバレあらすじ:里親との生活
最初の里親スターのところで、アストリットは洗礼を受けるが、イングリットの面会に訪れた際にそのことをなじられる。ある時、アストリットはスターの愛人との仲を疑われてスターに撃たれ重傷を負い、再び児童相談所に戻される。次の里親は裕福な俳優夫妻の家。アストリットは優しくて家庭的なクレアに心を開きかけるが、子供ができず、留守がちな夫をもつクレアの心の闇をイングリットは見抜き、アストリットとともに面会にきたクレアを言葉で追い詰め、夫婦の不仲を煽り、結果クレアは自殺してしまう。アストリットは、クレアの自殺がイングリットのせいだとし、二度と会わないと告げる。
ホワイト・オランダーの結末:自立
廃れた環境の新しい里親のもとにいたある日、アストリットのもとに弁護士が訪れる。イングリットからの依頼を受けてアストリットにイングリットの刑期を早めるための証言を求めてきたのだった。真実をすべて話せば嘘の証言をする、という取引をイングリットにもちかけたアストリットは、父親は生まれてすぐにイングリットを捨て、イングリットは一度自分置き去りにしたことを知る。すべてを知ったアストリットはイングリットと決別することを条件に嘘の証言をすることにする。しかし裁判ではアストリットの証言を要請せず、イングリットはアストリットに嘘の証言をさせないことを選んだのだった。彼女はやっと母から解放され、自分の人生を歩み始める。
この映画の感想を投稿する