ゾンビ・ホロコーストの紹介:2014年ニュージーランド映画。ゾンビ映画の撮影現場に本物のゾンビが紛れ込み、エキストラやスタッフを食いながらゾンビが増殖していきます。その様子を「カメラを回せ」と言いながら撮影を続ける監督。大学卒業したての新人ウェズリーはこの状況下で、一目ぼれした調理係のスーザンを助け逃げ出そうとする。コメディゾンビホラー。『カメラを止めるな』のニュージーランド版と言われますが、『ゾンビホロコースト』の方が先に作られています。
監督:ガイ・ピグデン 出演者:ハーレイ・ネビル(ウェズリー)、 ジョスリン・クリスチャン(スーザン)、ベン・ベイカー(ターネイ)、アンドリュー・レイン(スタンリー)、サイモン・ウォード(リチャード)、マイク・エドワード(アダム)、リーアン・ジョアンニンク(ジェシカ)ほか
映画「ゾンビ・ホロコースト」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ゾンビ・ホロコースト」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ゾンビ・ホロコーストの予告編 動画
映画「ゾンビ・ホロコースト」解説
この解説記事には映画「ゾンビ・ホロコースト」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ゾンビ・ホロコーストのネタバレあらすじ:起
山小屋に逃げ込んだ男女。襲ってくるゾンビに向かってアダムが銃を発砲します。ソンビの頭は吹き飛ばされ、血や肉片がジェシカの体に飛び散りました。ここで「カット」の声が入ります。
これはスタンリー監督のゾンビ映画の撮影現場でした。歌手で新人賞を取ったジェシカはワガママで、自分い血や肉片が飛び散ったことでスタンリーに文句をタラタラ言い始めます。スタンリーも機嫌を損ねぬよう、取り繕います。
撮影現場に大学を卒業したばかりで、脚本家を目指すウェズリーが親友社員としてやってきました。ターネイの案内でスタンリーに会いに行きますが、途中で調理係のスーザンに一目ぼれします。スタンリーに会うと、適当にあしらわれ、雑用係になったウェズリーは撮影中に気分が悪くなりゲロを吐いたクライブを病院に連れていくことになりました。
病院に着くと受付のおばさんが「町中、同じ症状の人ばかりで医師が忙しいから診れない。飲み水が悪かったみたい」と言います。仕方なく空き部屋にクライブを寝かせ、助監督のリチャードに電話すると「クライブを置いて帰ってこい」と言われます。そのころ病院内には、ゾンビになった人たちがうろついていました。
撮影現場に帰ると、ウェズリーはスーザンに会いに食事に行きました。色々話したかったが、忙しそうなのでやめました。その後リチャードに呼ばれ現場に戻ると、医師役のグレッグという役者が、なにやら深刻な話をしながらわめいていました。しかしそれが演技の練習だと分かると、ウェズリーは役者魂に感動しました。
ゾンビ・ホロコーストのネタバレあらすじ:承
合間を見てウェズリーは自分の書いたゾンビ映画の脚本をスタンリーに見せようと、必死にトイレまで追いかけます。トイレに入ったスタンリーが「読んでやる」と言ってくれ渡しますが、トイレの紙にされました。
現場ではアダムとジェシカのSEXシーンが撮影されていました。アダムがジェシカに迫り、これからという時、ウェズリーが納屋の扉を開けて入って来ます。扉が音をたてた為、スタンリーが「カット」と言い、これにキレたジェシカがアダムに「ゲイだろう」と暴言を吐き出て行きます。アダムも「オレはゲイじゃない」と言って出て行きました。
スタンリーは急遽、ウェズリーとスーザンを呼びSEXシーンを撮影しました。全裸になったウェズリーにスーザンが抱き着くと勃起してしまい、スーザンが「勃起している」と言って出て行きました。
グレッグは医師が研究するシーンの役の練習に没頭していました。そこへゾンビが現れます。グレッグは、ゾンビをエキストラだと思い一緒に練習し始めますが、本物のゾンビでした。噛まれたグレッグは叫びながら撮影現場を走り回ります。スタッフたちは「迫真の演技だ」と見ていました。
ジェシカがゾンビ達に追いかけられるシーンの撮影が始まりました。その時ジェシカが「綺麗なトイレに行きたい、車で乗せて行け」と言ったため、スタンリーが怒りだし「お前は若く胸が魅力だ。しかし35歳になっても仕事がしたければ文句を言うな」と怒鳴ります。
ウェズリーがジェシカを簡易トイレに連れていくと、便器からゾンビの手が出てきました。ジェシカは叫びながらトイレを飛び出し、森の中でズボンを降ろし座り込みます。周りにはゾンビがたくさんいて、襲われたジェシカはゾンビになって戻って来ました。
ゾンビ・ホロコーストのネタバレあらすじ:転
ジェシカを見たスタンリーは「ヤクをやったな」と疑います。撮影現場に本物のゾンビが混じりはじめました。ウェズリーがグレッグに襲われ、どうにかグレッグを殺すと、周りにはゾンビに食われたスタッフのバラバラ死体がありました。
撮影現場は酒池肉林の様相になりました。スタンリーは「すごい、いい作品が撮れる」と言いながらカメラを回し続けます。スタンリーが途中で「カット」と叫んでも、本物のゾンビは、人を食うのをやめません。その光景にスタンリーは満足な顔をしています。
アダムがトレーラーハウスに入ると、胸をさらけ出したジェシカがいました。ゾンビとは知らないアダムは「オレとやりたいのか」と言って、ゲイの雑誌を隠し、ゾンビのジェシカとSEXをし始めます。
ウェズリーはゾンビに襲われていたスーザンを助け、トラックの箱の中に逃げ込みます。そのトラックにはミリタリーマニアのランディがいました。ランディはゾンビも人間もまとめて、撃ち殺していました。そして連射の出来る最新のショットガンを持ち、「オレに任せろ」と言って飛び出すと、ゾンビ達めがけ連射を始めます。
しかし実射訓練をしていなかったランディは、連射の反動でショットガンが反転し、自分の顔を射抜いてしまい死んで食われました。
ウェズリーが武器を持ちゾンビ達を撃ち始めます。この光景を見たスタンリーは「史上最高のゾンビ映画が撮れる。カメラを回せ」と指示します。トレーラーハウスまで逃げてきたウエズリーとスーザン、ターネイは、出てきたアダムとジェシカを見ます。
ジェシカがゾンビになっていたためトレーラーハウスに閉じ込めると、ウェズリーが「ジェシカはゾンビだぞ」と言います。アダムは「オレはやったぞ」と言うと服を脱がせ、体をチェックしますが噛まれてはいませんでした。
ゾンビ・ホロコーストの結末
スタンリーは、撮影のためリチャードをゾンビ達の中に放り込み、食われるシーンを撮ります。「ラストシーンだ」と言ってカメラの前でしゃべりはじめたスタンリーでしたが、そのままゾンビに食われました。
4人で逃げるウェズリー達は農家を見つけトラックに乗ったもののガソリンが切れていました。その時、アダムに異変が起こりました。血を吐き、気になったアダムがペニスを見ると腐りはじめていました。アダムはペニスから感染していました。
家の中に逃げ込み、ゾンビになった住人を殺すと、ターネイが納屋にガソリンがあることに気づきます。ターネイは「オレがガソリンを取ってきてトラックの荷台に置く。二人は逃げろ」と言って、噛まれた跡を見せます。
ターネイがゾンビを誘導しながらガソリンを取りトラックに置くと、ゾンビ達を自分に集め、残りのガソリンに火をつけゾンビもろとも炎上しました。しかしウェズリーがゾンビに腕を噛まれてしまいました。悩んだ末ウェズリーが「腕を切り落としてくれ」とスーザンに頼むと、あっさり切断しました。二人はトラックに乗り、撮影現場から走り去ります。
街に出たウェズリーとスーザンの目の前には大量のゾンビ達がいました。ここもゾンビだらけか?と思ったその時、「カット」の声が入ります。ウェズリーは切断した腕に義手をはめ、映画監督としてゾンビ映画の撮影をしていました。
以上、映画「ゾンビ・ホロコースト」のあらすじと結末でした。
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