天才スピヴェットの紹介:2013年フランス,カナダ映画。ライフ・ラーセンの小説「T・S・スピヴェット君 傑作集」を実写映画化。天才的なIQを持つスピヴェットは、モンタナの牧場で暮らすカウボーイの父、昆虫博士の母、女優志望の姉と暮らしています。スピヴェットには双子の弟・レイトンがいたのですが、1年前に銃の暴発事故で無くなってしまいました。弟が亡くなってから、心の距離が開いてしまった家族を残して、スピヴェットは家出をします。スミソニアン博物館での素晴らしい発明に送られるベアード賞の授賞式に出掛けるため、1人大陸を横断します。
映画「天才スピヴェット」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「天才スピヴェット」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「天才スピヴェット」解説
この解説記事には映画「天才スピヴェット」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
天才スピヴェットのネタバレあらすじ:家出
モンタナの牧場で父・テカムセ、母・クレア、姉・グレーシーと住む少年・スピヴェットは、高いIQを持つ天才少年なのですが、家族や友達など周囲から変わり者だと思われています。実は彼には双子の弟・レイトンがいたのですが、1年前に銃の暴発事故で亡くなってしまいました。父親にとっては活発的なレイトンの方が理想の息子であり、母親も弟を亡くしてから変わってしまったのです。そんなある日、スミソニアン博物館からスピヴェットへ1本の電話があります。スピヴェットが発明した磁石で半永久的に動く機械が優秀な発明に送られるベアード賞を受賞したのです。「学校があるから行けない」と一度は断ったスピヴェットですが、1人ワシントンD.Cに向けて出かけることを決心します。
天才スピヴェットのネタバレあらすじ:大陸横断
1日2回通る貨物列車に飛び乗ったスピヴェットは、途中で優しいおじいさんに出会ったりしながら、母の日記を読みながら、シカゴに到着します。警備員などに見つからない様に貨物列車から降りて歩いていると、警察官に職務質問をされます。ロシア語を話してごまかそうとしますが、それが警察官のカンに触り、追いかけられてしまいます。橋を飛び越えて難を逃れたスピヴェットですが、飛び越えた際にお腹を強く打ち怪我をしてしまいます。怪我の痛みもひどく、コンパスや標本も壊れて、スピヴェットは悲しくて心細くなってしまいます。それでもベアード賞のためにスミソニアン博物館を目指します。ヒッチハイクで親切なドライバーに出会います。そのドライバーはヒッチハイカーを乗せた時と降ろす時の写真を趣味にしていて、スピヴェットと記念写真を撮り、スミソニアン博物館まで送り届け、別れを告げます。
天才スピヴェットのネタバレあらすじ:スミソニアン博物館へ到着
痛みに耐えながらなんとかスミソニアン博物館へたどり着いたスピヴェット。受付で授賞式に参加する旨を伝えるも、子供なのでスピヴェット本人だと信じてもらえないのです。子供が世紀の大発明をしたことが信じられず、困惑しているのです。スミソニアンの代表であるジブセンに面会し、とうとう発明した張本人だと認められます。その後、病院で骨折の治療を受け、ベアード賞の授賞式に参加することとなります。そこでスピヴェットは弟・レイトンの死について話すのですが、彼の切ないたたずまいや、兄弟を亡くすというエピソードに会場は感動に包まれます。その様子を見たジブセンは、弟を亡くした孤児の天才学者としてスピヴェットを売り出すことを思いつきます。
天才スピヴェットのネタバレあらすじ:テレビ番組への出演
スピヴェットがテレビ番組に出演してインタビューに答えていると、母親であるクレアがサプライズで登場します。レイトンが亡くなったことでスピヴェットが自分を責めていると気が付き、「起こるべきして起こった事故」「誰の責任でもない」「銃を与えたのは親」だと、スピヴェットに伝えます。母親と家に帰ろうとすると、「騙された」とジブセンが息を巻いて現れます。そんなジブセンをクレアがビンタで一撃しますが、今度は父親が現れます。しいつこくインタビューを続けようとする男性司会者を殴りとばし、家族はモンタナの牧場へと帰っていきます。
天才スピヴェットの結末:その後の生活
その後、牧場での元の生活に戻ったスピヴェットたちでしたが、相変わらずクレアとテカムセは喧嘩を繰り返します。ですが、母親は赤ん坊を身ごもり、もうすぐ生まれそうなくらい大きなお腹を抱えています。そして、新しい兄弟が生まれ、スピヴェットの発明した機会でゆりかごをあやし続けるのでした。
以上、映画 天才スピヴェットのあらすじと結末でした。
天才スピヴェットの出演者・監督
監督:ジャン=ピエール・ジュネ
出演者:スピヴェット(カイル・キャレット)、クレア(ヘレナ・ボナム=カーター)、テカムセ(カラム・キース・レニー)、グレーシー(ニーアム・ウィルソン)、レイトン(ジェイコブ・デイヴィース)、ジブゼン(ジュディ・デイビス)ほか
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