ジュラシック・ワールド/新たなる支配者の紹介:2022年アメリカ映画。1993年『ジュラシック・パーク』から29年。人気の「ジュラシック」シリーズがついに完結する。監督は『ジュラシック・ワールド』のコリン・トレボロウ。シリーズ生みの親、スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮に名を連ねる。主演は前作に続き『ジュラシック・ワールド』シリーズのクリス・プラットとブライス・ダラス・ハワード。そして第1作『ジュラシック・パーク』以来、揃っての登場は初めての3人の博士がカムバックすることも大きな話題だ。
監督:コリン・トレボロウ 製作総指揮: スティーヴン・スピルバーグ、アレクサンドラ・ダービーシャー、コリン・トレボロウ 出演:クリス・プラット(オーウェン)、ブライス・ダラス・ハワード(クレア)、ローラ・ダーン(エリー・サトラー)、ジェフ・ゴールドブラム(イアン・マルコム)、サム・ニール(アラン・グラント)、イザベラ・サーモン(メイジー・ロックウッド)ほか
映画「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」解説
この解説記事には映画「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ジュラシック・ワールド/新たなる支配者のネタバレあらすじ:起
イスラ・ヌブラル島やロックウッド財団から逃げた恐竜たちが世界中に散らばって4年。クレア・ディアリングは相変わらず過激な方法で恐竜保護を訴えています。オーウェン・グレイディは恐竜保護地区で管理や研究を続けていて、自分で建てた山小屋でクレアと14歳になるメイジー・ロックウッドと3人で家族のように暮らしていました。
オーウェンとクレアはクローン人間であるメイジーを世間の目から隠し守っているのですが、当の本人はそんな生活が窮屈で仕方ありません。
近くの森に棲むヴェロキラプトルのブルーに子どもができました。ベータと名付けられたその子を追うことをオーウェンに拒まれたメイジーは家を出てしまいます。すると密猟者にベータともどもつかまってしまいました。遠くからそれを目撃したオーウェンはブルーに必ずベータを取り返すと誓い、クレアとともに救出に向かいます。
一方、アメリカの中西部では巨大イナゴが大発生し深刻な被害が出ていました。いまは土壌科学者として研究活動を続けているエリー・サトラー博士は調査の過程で、かつて「ジュラシック・パーク」を作ったインジェン社のライバル、バイオシン社の関与を疑います。
そして昔恋人のような関係だったアラン・グラント博士をたずね、半ば強引に協力させます。現在バイオシン社と協力関係にあるイアン・マルコム博士の口利きで、イタリア・ドロミーティ山脈にあるバイオシン社の恐竜保護区へとやってきたふたりは、ラムジーという広報担当の青年の案内でCEOルイス・ドジスンと話をします。
そしてイアンと再会したふたりは、ここで開発されているイナゴのサンプルを盗み出すため、イアンから研究室に入れるキーを受け取り地下へと向かいます。
その地下にはルイスと開発の責任者ヘンリー・ウー博士がいます。ヘンリーはかつてインジェン社やその後継会社で獰猛なハイブリッド恐竜を創り出した人物です。巨大イナゴも彼の手によるものですが、いま彼は良心の呵責に苛まれていました。
ジュラシック・ワールド/新たなる支配者のネタバレあらすじ:承
クレアはCIAにいるかつての仲間に極秘情報を聞き出し、マルタ島で恐竜の闇市がおこなわれているという情報をつかみます。そのマルタにはメイジーが連れてこられていました。密猟者からソヨナ・サントスという女に引き渡されるメイジーとベータ。ベータを運んできた輸送機パイロットのケイラがその様子を見ていました。
別々に闇市に潜入したクレアとオーウェン。オーウェンはかつてイスラ・ヌブラル島でいっしょにラプトルの調教をしていたバリーと合流します。いま彼はCIAの潜入捜査官です。クレアは偶然ケイラと出会い、メイジーの写真を見せますがケイラは無反応。
そんなとき、ソヨナがアトロキラプトルの取引をしている現場を捜査官たちはおさえます。しかし逃げられてしまい、ラプトルの檻はなんとか確保しますが犯人のひとりは闇市に紛れ込んでしまいます。オーウェンが追うものの、犯人は恐竜の檻を開けて応戦。
しかし結局自分が食べられてしまいます。ラプトルの檻に捜査官たちが近づくとソヨナがリモコンで檻を開け、ラプトルたちが出てきました。兵器として開発されたラプトルはソヨナの持つレーザーポインターで標的を認識し、音声信号によって攻撃を開始します。
次々と捜査官たちは殺されてしまいますが、バリーはうまく身を隠し、やってきたオーウェンに救出されます。そしてふたりは一頭を捕獲することに成功しました。ルイスの指示でクレアとオーウェンを殺すよう命じられたソヨナは、改めてふたりをロックオンします。
クレアはケイラに助けられ、車で輸送機へ向かいます。オーウェンはバイクで町中を逃げ回りますが、闇市から逃げ出した恐竜で広場は大混乱。クレアから輸送機のところまで来るよう連絡があり、なんとか二頭を振り切って乗り込むことができました。
ジュラシック・ワールド/新たなる支配者のネタバレあらすじ:転
ベータとともにバイオシン社に連れてこられたメイジーはそこで会ったヘンリーから、自分の母シャーロットのことをよく知っていると聞かされます。シャーロットは自分の意志で子どもを欲しがり、遺伝子研究の結果ひとりでメイジーを作ったのだと言います。
そしてヴェロキラプトルのブルーも自分だけでベータを作ったのだと。メイジーはここから逃げ出すことを決意し騒ぎを起こします。廊下に出るとそこには、イナゴの成虫を盗み出すことに失敗したアランとエリーが、命からがら生育室から出てきたところでした。3人はラムジーの導きで脱出用のポッドに乗り込みます。
一方、バイオシン社を目指すケイラの輸送機は管制室にあやしまれ着陸許可がおりません。空域制御システムが解除され、翼竜のケツァルコアトルスに襲われた輸送機は墜落寸前。ひとつしかない射出シートでクレアを脱出させ、ケイラは輸送機を不時着させます。
森の木に引っかかったクレアはテリジノサウルスに襲われそうになりながらも身を隠し、やがて観測用の建物にたどり着きます。
ケイラとオーウェンは薄い氷の上を移動中、赤い羽根のピロラプトルに襲われます。協力してそこから逃れたふたりはクレアを探しに森に入りますがシートのそばにはもういませんでした。
アラン、エリー、メイジーの3人が逃げたことを知り、管制室でポッドの運行を止めるルイス。彼がイアンをクビにし追放すると、イアンは悪態をついて出ていきます。ラムジーの協力で車を手に入れたイアンは3人との合流を目指します。
そのころその3人はポッドのトンネルにつながっていた坑内でディメトロドンに襲われていました。地上への出口はロックがかかっていて開きません。運良くそこへイアンがやってきましたが、全く慌てる様子もなく適当なパスワードを入力しては失敗。監視カメラでそれを見ていたラムジーがそれを解除し、彼らはそこから出ることができました。
クレアはオーウェン、ケイラと合流、そこへイアンたち5人もやってきました。
バイオシン社内ではルイスが巨大イナゴの証拠隠滅を図り、生育室に火を放って焼き尽くそうとしますが、なんと通風孔から大群が外に出てしまいます。燃えながら飛び回るイナゴによって森に火事が起こり、恐竜たちの生命にも危険が及びそうです。
ラムジーは上司であるルイスと決別すると、恐竜たちに埋め込まれたチップを使って管制室のそばに避難させようと考えます。
集合したオーウェンたち7人は最強の肉食恐竜ギガノトサウルスに狙われますが、全員の知恵と勇気で退けることができました。そして、そこから避難する前にベータを救出するため、再び管制室や研究室のある建物へと向かうのでした。
ジュラシック・ワールド/新たなる支配者の結末
管制室でラムジーと再会したアランたちは、空域制御システムを起動させないとヘリコプターで安全に避難できないこと、そしてそのための電力が足りず、それを確保するためにメインのシステムを切らなければならないと説明を受けます。
エリーとクレアがメインシステムを切りに動き、オーウェンとメイジー、アランがベータの確保に向かいます。残ったイナゴを振り払いながらシステムを切ったクレアたちですがすぐに予備システムで復旧してしまい、最後はクレアが力づくでケーブルを切断してようやく空域制御システムが起動しました。
メインの電源が落ちたことによってポッドが止まり、脱出しようとしていたルイスは仕方なく歩き始めます。すると行く手にはディロフォサウルスが…。オレンジ色のエリマキを広げ威嚇してきます。後退してポッドに戻るルイスでしたがそこにも数匹待ち構えており、毒液を浴びせられ倒れたところに飛びかかられてしまいました。
オーウェンたちが3人で協力してベータを確保し戻ってくると、そこにはヘンリーが待っていました。自分の間違った行いを悔い、これからシャーロットの研究をふまえて巨大イナゴを駆逐すると言います。オーウェンたちはヘンリーもヘリに乗せることにしてケイラを待ちますが、恐竜たちが集まっているためなかなか着陸できません。
8人がヘリに乗るため外に出ると、なんとギガノトサウルスに見つかってしまいます。しかしそこにティラノサウルスもやってきて、人間には目もくれず二頭は激しく戦います。しかしティラノサウルスが倒されてしまい絶体絶命。すると今度は草食なのに凶暴なテリジノサウルスが現れます。
ティラノサウルスも再び起き上がり、テリジノサウルスの大きなカギ爪がギガノトサウルスに突き刺さってその命を奪いました。スキを見てヘリに乗り込んだオーウェンたちは無事にそこから脱出することができました。
後日、バイオシン社は告発され、3人の博士とラムジーは上院で証言することになりました。
ヘンリーは改良イナゴの開発に成功し、イナゴの群れにその一匹を放ちます。それによって巨大イナゴは絶滅するのだと、ヘンリーはおだやかな笑みを浮かべます。
ケイラはバイオシン社から賠償金をせしめ、前より大きな輸送機を買ってご満悦。
そしてオーウェンたちはブルーにベータを返すことができました。すぐに走り去ってしまった二頭ですが、ブルーだけがオーウェンの前に戻り、まるで感謝を伝えるかのようにしばらく見つめたのち再び森の方へと去っていくのでした。
以上、映画「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」のあらすじと結末でした。
「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」感想・レビュー
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ジュラシックワールド三部作も力が入っているのはわかるけど、
このシリーズの最高峰は、やはり元祖ジュラシックパーク。
人気が出て続編続編と作っても、
最初のオリジナルには勝てないものですね。
ブルーレイ今観てるけど、なんか退屈⁉️
ハリウッド大作の劣化は、アメリカの衰退が観てとれる‼️