CHAOS カオスの紹介:2017年ドイツ映画。ケバブ店で客たちを全員射殺したタンとジャビド。この二人に復讐するため、両親を殺され一人生き残ったエリアナは、カーソンを通じて色々な殺し屋を二人に送りこみました。この行動はアレンドの書く脚本通りに進んでいることがわかり、脚本を書きなおさせようとするタンとジャビド、何とかして二人を殺そうとするエリアナのドタバタ劇を描いた、ドイツ発のバイオレンスアクションです。
監督:アドルフォ・コルメラー 出演:エルカン・アジャール(タン)、レザ・ブロジャーディ(ジャビド)、クセーニャ・アセンツァ(エリアナ)、デヴィッド・マスターソン(カーソン)、アレクサンダー・シューベルト(アレンド)ほか
映画「CHAOS カオス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「CHAOS カオス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「CHAOS カオス」解説
この解説記事には映画「CHAOS カオス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
CHAOS カオスのネタバレあらすじ:起
ケバブ店で、うまい、まずいと言いあうタンとジャビドの二人。二人が店を出る時、店内の客は全員殺されていました。外で車を盗んだ二人は、パソコンで印刷された脚本を見つけ読み始めると、それはアレンドという男が書いたもので、自分たちがゲバブ店で交わした会話や、やったことが全て克明に書かれていました。
アレンドが歯科医だと分かり、二人はチェーンソーと拳銃を持って、歯科医院に押し掛けアレンドを拉致し、研磨機で拷問を始めました。しかしアレンドが、二人が話す言葉を全部知っていたため、二人はアレンドを殺すのを止め、話を聞くと、「この脚本通りに進んでいく、そして続きがある」とアレンドが言います。二人は早速印刷し、歯科医院を出ました。
ケバブ店で両親を射殺されたエリアナは、ボディガートのカーソンに「タンとジャビドに復讐をする」と言っています。カーソンは「奴らには、奴ら相応の殺し屋が必要だ。私の父に頼もう」と言いました。カーソンの父・カレブは、自分を神だと思い込む殺し屋として有名で、殺し屋業界ではカリスマ的な男でした。
カーソンに連れられカレブに会うと、残忍な殺しで名をはせた、有名な殺し屋たちを紹介してくれました。そこでエリアナは、カーソンと殺したたちに会うために、ポーランドに向かうのでした。
タンとジャビドは人通りの少ない道に車を止め、脚本を読むと今やっていることが全て書かれていました。これを読めばおれ達の未来がわかると読み続けると、自分たちが神に殺されると書かれていて、怖くなったタンは「脚本と逆の行動をしよう」と言います。その時、豚の被り物をかぶった男が脚本を奪い走って行ったのでした。
CHAOS カオスのネタバレあらすじ:承
追いかけたタンとジャビドは、見事罠にかかり逆さ吊りになりました。すると鶏の被り物をかぶった男の登場です。この二人は、エリアナとカーソンがポーランドで最初に依頼した、殺し屋のボレックとダリウシュでした。
ボレックとダリウシュは人食いで、人を殺しては解体し食っていました。エリアナとカーソンも拘束され解体されそうになりましたが、カーソンの体にカレブの付けた傷跡があり、カレブの息子だと知ったボレックは、平謝りして殺しの依頼を受けたのでした。
タンとジャビドはロープを切って反撃に転じると、ボレックの弟のダリウシュを射殺して逃げてしまいました。その様子も脚本に書かれていて、二人はゲバブ店の事を思い出したのでした。
あの日、ゲバブを食べていたタンとジャビドは、うまい、まずいの言い争いになり、店主に言いがかりをつけ始めます。店主がショットガンを取り出し「出て行け」と脅したことから、タンとジャビドは拳銃を乱射し、店主と客全員を射殺しました。丁度トイレにいたエリアナだけが助かったのでした。
脚本を読み続けるタンとジャビドは、エリアナが次々殺し屋を仕向ける事、そしてスノーフレークという天使に会い助けてくれることがわかりました。タンは「アレンドを殺してしまえばいい」と言って、二人で部屋に押し掛けますが、アレンドは屋根裏部屋で脚本を書いていて見つかりませんでした。
CHAOS カオスのネタバレあらすじ:転
次の殺し屋ラシドとフーモに会ったエリアナらは、几帳面なラシドと人殺しの契約書を交わしました。クラブで飲んでいたタンとジャビドは、スノーフレークと紹介された、ステージの天使の服を着た中年女性歌手を見たのでした。
歌声と姿に完全に魅かれるジャビド、一方タンも彼女の歌声に聞き入っていました。しかし、客がヤジを飛ばしだすと、怒ったタンは客を皆殺しにしたのでした。見まみれになったスノーフレークが「どうしてチェーンソーを持っているの」と聞きました。ジャビドは「オレとタンの家族がウィンターという男によって、一緒にいた家を放火され焼け死んだ。ウィンターに復讐するためにこれを持っているんだ」と答えます。そのウィンターは誰かの取材を受けカメラの前で持論を展開していました。
クラブを出ると、ラシドとフーモが待ち構えていました。ラシドが「死刑を宣告する」と言って、二人を殺そうとすると、何処からともなくハイパーエレクトリックマンがやって来て、二人を殺します。ホテルに逃げ込んだタンとジャビド、スノーフレークでしたが、タンが外出すると、スノーフレークがジャビドを誘惑し始めました。
ジャビドは自分を助けてくれる天使だと信じ「やめるんだ」と言いますが、スノーフレークは拳銃の銃口を咥え悶え始めます。ジャビドは思わず発砲し、スノーフレークは死んでしまいました。
CHAOS カオスの結末
エリアナとカーソンは次の殺し屋ラインハルメを訪ねました。するとラインハルメは「この場所は今まで秘密にしていたのに、君たちがやってきた」と言ってカーソンを殺してしまいます。そこへハイパーエレクトリックマンがやって来て、ラインハルトを殺しました。ホテルにハイパーエレクトリックマンが入って来て、スノーフレークを見て悲しみ泣きだします。彼にとって彼女は最愛の女性でした。
この脚本を見たタンとジャビドは、アレンドに「ここから書き直せ」と脅しました。すると「書き直せと脅すと殺される脚本になる」と逆にアレンドが脅し返します。
一人になったエリアナは弟を殺されたボレックと組み、エリアナはウィンターにインタビューをしていました。そしてボレックと協力して、タンとジャビドを呼ぶためウィンターを拉致すると、予想通りタンとジャビドがやって来ました。ジャビドは、家族の仇だと言って、チェーンソーでウィンターを切断してしまいます。
そこへエリアナとボレックが銃を構えてやって来ます。エリアナに「撃て」と言うボレックでしたが、撃てずに戸惑っていると、カレブがやって来ました。タンとジャビドに説法し、二人を射殺すると、帰りの車の中で、エリアナがカレブに「カーソンの事で言わなければならない事が・・・」と言うと、カレブは「わかっている復活する」と言ったのでした。
アレンドが「これで完結だ」と言うと、タンとジャビドは「これでいい」と自分たちが死ぬことを覚悟し、アレンドを射殺しました。
以上、映画「CHAOS カオス」のあらすじと結末でした。
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