アフター・ヤンの紹介：2021年アメリカ映画。近未来を舞台に一般家庭で共に暮らす人型ロボットがある日故障のため動かなくなってしまいます。悲しむ家族の傷を癒やすためロボットに残されたメモリーを主人公が追うストーリー。坂本龍一がオリジナルテーマを担当しました。
監督：コゴナダ 出演：コリン・ファレル（ジェイク）、ジョディ・ターナー＝スミス（カイラ）、ジャスティン・H・ミン（ヤン）、マレア・エマ・チャンドラウィジャヤ（ミカ）、ヘイリー・ルー・リチャードソン（エイダ）、ほか
映画「アフター・ヤン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アフター・ヤン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
作品紹介・キャスト
映画「アフター・ヤン」解説
この解説記事には映画「アフター・ヤン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アフター・ヤンのネタバレあらすじ：起
舞台は近未来、一般家庭に人型ロボットが普及している時代。小さな茶葉の専門店を営むジェイク（コリン・ファレル）、妻カイラ（ジョディ・ターナー＝スミス）と中国系の養女ミカ（マレア・エマ・チャンドラウィジャヤ）と共に幸せに暮らしています。
ジェイク一家にはもう一人家族がいます。それは家庭用ロボットのヤン（ジャスティン・H・ミン）です。ヤンはロボットでしたが、ミカと仲がよく本当の兄妹のように暮らしていたのです。
しかし、ある日ヤンが故障で動かなくなってしまいました。酷く悲しんだミカのために、ジェイクは修理をしようとしますが、中古で買ったもののため製造元には持って行けず、購入先ももうすでになくなっていました。
アフター・ヤンのネタバレあらすじ：承
ジェイクは親しい友人に相談し、ヤンを修理してもらえる先を見つけました。修理屋がヤンの体内に、1日あたり数秒間の動画を撮影し保存出来ていることを知り、ジェイクに伝え渡します。ジェイクは動画を家に持ち帰り見ることにしました。
ヤンの目から見たミカの成長ぶりが記録されています。しかし、その中にジェイクの知らない女性が映っていることに気づきました。何度も登場する彼女、ヤンは彼女を追いかけている様子です。ジェイクには何が起こっているのか分かりません。
修理屋から連絡が入り、ヤンをもう一度元のように再起動するのは不可能だということでした。博物館の研究者がヤンのメモリが貴重な研究材料だとジェイクに話します。
アフター・ヤンのネタバレあらすじ：転
カイラもまたヤンがいなくなったことを悲しんでいました。ヤンと終わりの日について話し合ったことを思い出します。
動画の女性が気になったジェイクは知っている人を訪ね、彼女がクローンであったことを知ります。会ってみたい気持ちになり、彼女が働いていたカフェに行ってみますが彼女はもうそこでは働いていませんでした。
ある日、彼女がジェイクを訪ねてきます。名はエイダ（ヘイリー・ルー・リチャードソン）といいます。エイダはヤンとは話をするだけの関係だったと話します。ヤンはアジア人とは何なのかを考えていたのだそうです。ミカがアジア人であることからそれをミカに伝えたかったのでしょうと、エイダはジェイクに伝えました。
ヤンがいなくなってからミカに異変が起こり、学校で問題を起こすようになります。カイラから伝え聞いたジェイクは、ミカを迎えに行きました。まだ小さいミカには、今まで家族のように過ごしてきたヤンを失うことが、すぐには受け入れられず、問題を起こしたのだとジェイクは悟りました。
アフター・ヤンの結末
ある日、ヤンの元の持ち主が分かり、ジェイクは訪ねていきました。持ち主はヤンがあまりにも静かだから退屈になり返したと話します。ジェイク同様、中古で手に入れたようです。
後に、ヤンの記憶は2代前持ち主の記憶でエイダのクローン元だった事が分かります。動画からヤンが彼女に恋をし、恋人同士の関係だった事、彼女が後に交通事故で亡くなり、その後クローンのエイダが生まれたことも分かります。
以前ジェイクに連絡をしてきた研究者が、正式にヤンを博物館に展示したいと依頼してきました。これまでヤンの過去を追ってきた中で、ヤンを手放したくない気持ちが生まれてきたジェイク。しかし研究に貢献できるのも大切な事だと、複雑な心境を口にしました。
ヤンの動画を見ているジェイクの横に、ミカがやってきました。ヤンと別れたくないと話すミカでしたが、ヤンの記憶の中の歌を無邪気に歌い始めます…。
以上、映画「アフター・ヤン」のあらすじと結末でした。
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