映画「チケット・トゥ・パラダイス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
チケット・トゥ・パラダイスの紹介：2022年アメリカ, イギリス映画。仲の悪さで離婚してしまったデヴィッドとジョージア。娘のリリーが電撃結婚することになり、それを反対するために一時の結束をした2人は結婚式をするバリ島へと向かいます。あの手この手で邪魔をする姿が楽しいロマンスラブコメディです。
監督：オル・パーカー 出演：ジュリア・ロバーツ（ジョージア）、ジョージ・クルーニー（デヴィッド）、ケイトリン・デヴァー（リリー）、マキシム・ブティエ（グデ）、ビリー・ロード[女優]（レン）、リュカ・ブラヴォー（ポール）、ほか
この解説記事には映画「チケット・トゥ・パラダイス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
カリフォルニア州ロサンゼルス。デヴィッド・コットンという男が、今度恋人と結婚するという後輩に人生の先輩という立場で仕事の助言をしていました。
デヴィッドはというと、25年前にジョージアという女性と結婚し、リリーという娘に恵まれましたが、結婚5年で離婚しています。以降20年は別々に暮らしていました。リリーはジョージアと暮らし、デヴィッドとは隔週で会っていますが、相変わらずジョージアとは仲が悪いままだそうです。
同じ頃、ジョージアは友人にデヴィッドの愚痴を漏らしていました。ロースクールを卒業するリリーに卒業式に招待されたものの、同じように招待されたデヴィッドに会うのは憂鬱で仕方なかったのです。
そして卒業式の日、隣同士になった2人はまた口論を始めます。卒業式は滞りなく終わり、リリーは友人のレンと卒業旅行に向かいます。空港へと迎えに来たデヴィッドとジョージアでしたが、やはりまた喧嘩ばかりです。
2人に見送られたリリー、レンと2人でバリ島にやってきました。一通りバカンスを楽しむ2人は、あるトラブルから偶然出会った好青年グデと出会います。リリーとグデは互いに一目惚れをして恋に落ちます。
37日後、ロサンゼルス。
ジョージアの元にデヴィッドから電話が入ります。メールを見ろとデヴィッドが言うので電話を切りブロックを外しメールを確認すると、リリーが卒業旅行で知り合った男と結婚するという衝撃的な内容でした。
驚いた2人は仕事も放り投げ、バリへ向かおうとします。結局、飛行機内でも顔をあわせてしまった2人は、いつものように口喧嘩。ジョージアの今彼で飛行機の機長であるポールもサプライズで合流してきて、さらにぐちゃぐちゃになりますが、なんとか無事にバリ島に到着しました。
結婚を賛成する振りをして別れさせるという作戦のため一時休戦した2人は、リリーに会いに行きます。リリーからグデを紹介され、2人は結婚に賛成だとリリーに話しますが、リリーはその言葉を疑っています。
やがて、グデの両親に会うために両親がいる村にやってきます。グデの家族たちを紹介され、少し風変わりなものの楽しいグデの家族たちに2人は歓迎されます。
翌日、リリーたちの結婚式で使う結婚指輪を盗もうと考えた2人は、結婚式で指輪を持ってくる少女クトゥに近づき、ジョージアが手品で彼女の気を引いている隙に、指輪を盗み出します。その後、グデが指輪の紛失に気づき騒ぎになります。グデはデヴィッドを疑っていましたが、デヴィッドは知らないふりをしました。
結婚には反対していましたが、実際グデは好青年で、本当は反対する理由はありませんでした。しかし、せっかく将来有望な弁護士という仕事に就くはずだったリリーの未来を、出会ったばかりの男に壊されていいのか？
奇しくも電撃結婚し結局離婚することになった、ジョージアも、他に仕事があったのに…まるで自分たちのような道を行く娘の姿が、2人にはどうしても我慢できなかったのです。
どうにか両親に仲良くなって欲しい、グデの事も知ってほしいと、デヴィッドたちにグデの仕事を手伝ってもらったりしましたが、なかなか上手く行きません。
結婚式前日になり、グデは地元民が知る穴場スポットに連れていきたいと言いますが、デヴィッドはタナロット寺院に行きたいとリクエストしてきました。しかし、タナロット寺院は結婚前のカップルが行くと別れてしまうというジンクスがあり、グデは嫌がります。
デヴィッドもそれを分かって提案したのでしょう。一旦寺院に向かいますが、リリーに止められ、グデと2人引き返します。
タナロット寺院の寺院の中で、ポールが二日酔いで苦しむジョージアにサプライズでプロポーズします。しかし、話している間にポールがヘビに噛まれてしまい、大パニックになりました。しかしジョージアの機転で事なきを得ます。
その後、ポールからプロポーズされたことをリリーに報告したジョージア。しかし、リリーはすぐに飽きると反対します。
穴場スポットであるペニダ島の夕焼けを見るため、一行は向かいます。ジョージアはポールを介抱するため残りましたが、追いかけるためにポールに睡眠薬を飲ませ、後を追います。
素晴らしい夕焼けを堪能し帰ろうとすると、乗ってきたボートがありません。帰る手段がなくなり無人島に留まらないといけなくなりました。携帯の電波も通じず、このままだと結婚式ができずに流れてしまいます。
火をおこそうとしたときに、ジョージアのカバンの中に、なくなった結婚指輪がリリーに見つかり、関連の騒動は両親の仕業なのではと心を痛めてしまいます。グデも分かっていながら黙っていたのです。
急に雨が降り出し、雨やどりしている時にジョージアは離婚した本当の理由をデヴィッドに話します。デヴィッドも黙って聞いていました。同じ頃、リリーとグデも話し合っていました。本当にリリーの将来を奪っていいのか、未だ迷っていたから指輪の事が話せなかったのだとグデは話します。
美しい朝日を見てムードがグッと上がります。リリーが小さい時に住んでいた土地が、今も売れずに残っていると話すデヴィッドとジョージアはキスをしましたが、すぐに我に返り一時の感情だと慌てます。
結局、観光客が翌朝やってきたので帰れることになりました。結婚式も予定通り行えます。ポールはジョージアに再びプロポーズしますが、ジョージアは断りました。
結婚式は順調に進み、観念したデヴィッドとジョージアの祝福を受け、無事終了しました。幸せそうなリリーとグデの姿を見たデヴィッドとジョージア、すっかりバリ島が気に入った2人はアメリカに戻ることをやめ、もうしばらく滞在することを決めます。
一度は帰ろうとした帰りの船から、２人は海へと飛び込みました。
以上、映画「チケット・トゥ・パラダイス」のあらすじと結末でした。
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