映画「不良探偵ジャックアイリッシュ 死者からの依頼」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
不良探偵ジャック・アイリッシュ 死者からの依頼の紹介：2012年オーストラリア映画。妻を殺害されたことで弁護士から探偵に転身したジャック・アイリッシュが、かつての顧客の死をめぐって女性記者とともに事件の真相を暴いていくサスペンス。
監督：ジェフリー・ウォーカー 出演：ガイ・ピアース（ジャック・アイリッシュ）、マルタ・デュッセルドープ（リンダ・ヒリアー）、アーロン・ペダーセン（キャム・ディルレイ）、ロイ・ビリング（ハリー・ストラング）、ダミアン・リチャードソン（ドリュー・グリアー）、コリン・フリールズ（ブルース警察庁長官）、ほか
この解説記事には映画「不良探偵ジャックアイリッシュ 死者からの依頼」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
弁護士だったジャック・アイリッシュは、逆恨みした顧客に目の前で妻を殺されたことがきっかけで、今や酒と競馬に明け暮れる不良探偵となっていた。
ある日、ジャックは10年前にひき逃げで弁護したダニーから助けを求める電話を受けた直後、警官によって射殺されたことを知る。
葬儀に参列した彼は妻からダニーが嵌められた証拠を亡夫が持っているという女性から電話を受けていたことを聞き、麻薬捜査班の犬だったダニーがひき逃げに利用されたと確信、当時土地開発の反対運動をしていた被害女性アンに取材したことのある記者リンダに会いに行く。
リンダの調査によって土地開発の全容が明らかになった。荒廃していたヤラ・コープ地域の犯罪一掃のため当時の都市開発大臣ピクスリーが一帯の開発を提案したが、その後の内閣改造で大臣となった元警察庁長官ピットマンと談合によりチャリス社が買収した。反対運動によって計画が立ち消えになればチャリス社は大きな損失を被ることから、アンを殺害する動機が考えられた。
一方でひき逃げの目撃者となっていたロナルドを尋ねるが、彼は行方知れずになっており、社会福祉士で路上生活者を撮影していたロナルドが、10年前大金を手に入れたことを母親から聞く。
数日後、チャリス社の慈善パーティーに招かれたリンダとともに会場を訪れたジャックは、そこでチャリス社のCEOクイットニー、大臣のピットマン、そしてロナルドが所属していた福祉団体グッドハンド基金の代表ゴーマン神父の親密な様子を目にする。ゴーマン神父からはロナルドについての話は聞けなかったが、基金の関係者から神父とロナルドが口論していたことを告げられる。
その後、ロナルドがギルバートという医師に連絡をとっていたことを知って、医師のいるスパに向かったジャックは、そこで２人の遺体を発見、ダニーより前に殺されていた。
ジャックはリンダのつてで全大臣ピクスリーに会い、開発にまつわる話を聞く。彼は荒廃した地域の治安回復のため開発を州首相に提案したが、アンの活動が成功しかけて断念するよう進言。そこで賄賂の恩恵を受けたいピットマンに大臣の座を奪われて開発が進められ、チャリス社との談合が行われたという。
そしてアンは恋人が要注意人物だったために公安課の監視がつけられていたことも知る。その直後、ジャックはダニーを射殺した警官ベイカーに呼び出され、現警察長官ブルースに引き合わされると事件から手を引くよう脅しをかけられる。
それでも真相を追い続けるジャックとリンダはロナルドがかつて児童ポルノの容疑でブルースに誤認逮捕され、その件で恐喝していたことを突き止めるが、その頃、ピクスリーは殺され、２人もベイカーらに命を狙われ始める。
ダニーに電話をしてきた女性が、アンを監視していた公安課ベインの妻であることを突き止めたジャックとリンダは、彼女を尋ね、ベインがダニーとひき逃げの真相を暴露しようとしていたことを知り、証拠の隠し場所に向かう。
そこにベイカーとブルースが現れ、証拠を渡すよう銃を向けられるが反撃、証拠を手に入れることに成功する。封筒の中にはブルースとダニーを逮捕したスカリンが運転する車がアンを撥ねている写真だった。
この事件の解明をきっかけに、都市開発にかかわる汚職も発覚し、ピットマン大臣はじめクイットニーら関係者が逮捕されると同時に、ロナルドに児童ポルノの罪を着せたゴーマン神父も逮捕されるのだった。
以上、映画「不良探偵ジャック・アイリッシュ 死者からの依頼」のあらすじと結末でした。
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