MEG ザ・モンスターズ2の紹介:2023年アメリカ映画。かつて地球上に存在したとされる巨大サメ・メガロドン(通称:MEG)と人間の死闘を描いたジェイソン・ステイサム主演のアクションスリラー作品『MEG ザ・モンスター』(2018年)の続編です。ステイサムをはじめ前作の主要キャストが続投し、世界で最も深いマリアナ海溝へとやってきた主人公の潜水レスキューのプロ(ステイサム)と研究チームが前作で倒したはずのMEGと再び遭遇し、さらなる未知の巨大生物との死闘に巻き込まれていく姿を描きます。
監督:ベン・ウィートリー 出演者:ジェイソン・ステイサム(ジョナス・テイラー)、ウー・ジン(ジウミン・ジャン)、ソフィア・ツァイ(メイイン・ジャン)、クリフ・カーティス(ジェームズ・“マック”・マックライズ)、ペイジ・ケネディ(DJ)、セルヒオ・ペリス=メンチェータ(モンテス)、スカイラー・サミュエルズ(ジェス)、フェリックス・メイヤー(ランス)、シエンナ・ギロリー(ヒラリー・ドリスコル)、メリッサンティ・マハウト(リガス)、ウーピー・ヴァン・ラーム(カーティス)、キラン・ソニア・サワル(サル)、スイ・フォン・アイビー・ツイ(ココ)ほか
映画「MEG ザ・モンスターズ2」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「MEG ザ・モンスターズ2」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「MEG ザ・モンスターズ2」解説
この解説記事には映画「MEG ザ・モンスターズ2」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
MEG ザ・モンスターズ2のネタバレあらすじ:起
巨大サメ・メガロドン(通称:MEG)との壮絶な死闘から5年(前作『MEG ザ・モンスター』参照)。潜水レスキューのプロフェッショナルであるジョナス・テイラーは仲間のジェームズ・“マック”・マックライズやリガスと共にフィリピン海で海洋に廃棄物を不法投棄する船の取り締まりにあたっていました。
ジョナスは中国の海洋研究所「マナ・ワン」の創設10周年パーティーに出席しました。前所長ミンウェイ・ジャン博士は前作で命を落とし、娘のスーイン・ジャンも前作と本作の間に死去、スーインの弟ジウミン・ジャンが所長となっていました。海底調査用のパワードスーツの開発などを手がけ、MEGのメスの子供“ハイチ”を飼育していました。ジウミンはパーティーの席で、新たに開発した2隻の深海潜水艇で、世界で最も深いマリアナ海溝の調査に乗り出すと発表しました。
ジョナスとジウミンはスーインの娘メイイン・ジャンの親代わりとなっていました。14歳になり、かつてスーインが潜り始めた頃と同じ年齢になったメイインは自分も潜ることを臨みましたが、ジョナスとジウミンは危険だと許可しませんでした。
ジウミンは“ハイチ”がいる水槽に潜りました。ジウミンは“ハイチ”は自分の言うことを聞くように飼育してきたと主張しましたが、ジョナスはMEGは人には懐かないと危惧しました。ジウミンは“ハイチ”に音波信号を送りましたが、“ハイチ”は言うことを聞かず、ジウミンは危うく食べられそうになりましたが間一髪で引き上げられて無事でした。その日の夜、“ハイチ”は水槽を突き破って脱走し、海へと逃れました。
MEG ザ・モンスターズ2のネタバレあらすじ:承
翌日、「マナ・ワン」は2隻の潜水艇をマリアナ海溝へ向けて出航させました。ジウミンの潜水艇には操縦士カーティスと乗組員ランス、ジョナスの潜水艇には操縦士のリガスと乗組員サルが乗り込みました。マックは遠隔操作係のDJ、オペレーターのジェスと共に司令室で後方サポートにつきました。ところが、ジョナスの潜水艇には密かにメイインが乗り込んでいました。ジョナスは引き返そうと考えましたが、結局はメイインもそのまま同行することになりました。
2隻の潜水艇は施設を抜け出した“ハイチ”、そして“ハイチ”よりもさらに巨大な2匹の計3匹のMEGに遭遇しました。2隻はMEGを追跡しているうちに「マナ・ワン」のものではない見知らぬ海洋ステーションを発見しました。この海洋ステーションは「マナ・ワン」のスポンサーで「X-タンダム技術社」社長である大富豪のヒラリー・ドリスコルのものでした。
実はヒラリーは「マナ・ワン」の技術と傭兵のモンテスを使って海底でのレアメタルの違法な採掘ビジネスに手を染めており、ヒラリーの指示を受けたモンテスは証拠隠滅のため2隻の潜水艇を採掘現場もろとも爆破するよう命じました。
2隻の潜水艇は爆破に巻き込まれて航行不能となってしまいました。異変に気づいたマックは救急艇を向かわせようとしましたが、何者かによって破壊されていました。ジョナス組とジウミン組はそれぞれパワードスーツを着て潜水艇を脱出、それぞれ海洋ステーションへ向かいました。
その頃、マックは研究所内に裏切り者がいることを判断し、DJとジェスに捜索を指示しました。一方のジョナスとジウミンたちは正体不明の怪物に襲われ、ランスが命を落としました。一行は巨大MEGや海中の恐竜などに襲われながらも何とか海洋ステーションに辿り着きましたが、カーティスとサルも命を落としてしまいました。
MEG ザ・モンスターズ2のネタバレあらすじ:転
ジョナス、ジウミン、メイイン、リガスは脱出ポッドを探しましたが、司令室のジェスと通信がつながりました。実は裏切り者は金に目がくらんでヒラリーと組んだジェスであり、ジェスは助かりたければジョナスを殺すようリガスに命じました。しかし、リガスはジョナスを殺すことができず、ジェスは遠隔操作で脱出ポッドを放出し、ジョナスら4人のいる区域に水を流し始めました。
ジョナスは意を決して非常口から外に出、何とかステーション内に入りました。ジョナスは遠隔操作を解除しようとしましたが、そこにモンテスが襲い掛かってきました。モンテスは過去にジョナスによって2年間マニラの刑務所に服役していた過去があり、ジョナスに恨みを抱いていました。ジョナスは格闘の末にモンテスを退け、ジウミン、メイイン、リガスを助け出すとモンテスの潜水艇を奪って脱出に成功しました。一方のモンテスもパワードスーツを着てステーションから脱出しました。
その頃、「マナ・ワン」ではマックとDJは裏切り者がジェスであることに気づいていましたが、既にヒラリーの傭兵たちに占拠されていました。「マナ・ワン」に辿り着いたジョナスたちはマックとDJを助けましたが、3匹のMEGたちもジョナスたちの後を追っていました。ジェスは恋人であるモンテスと合流しましたが、ジェスは強化ガラスを突き破ってきた巨大MEGに食べられました。
ジョナス、ジウミン、メイイン、リガス、マック、DJはゴムボートで「マナ・ワン」を脱出、MEGを刺激しないよう手で漕ぎながら陸を目指しましたが、ヒラリーの傭兵たちが追跡してきました。傭兵のボートのエンジン音に気づいたMEGは傭兵たちを襲い、ジョナスたちは急いでボートのエンジンをつけて全速力で脱出しました。その途中、ジョナスはボートに持ち込んでいた爆薬と鉄パイプで手製の槍爆弾を作りました。
MEG ザ・モンスターズ2の結末
ジョナスたちは観光客でごった返すリゾートの島、ファン・アイランドに辿り着きました。ジョナスたちはまず観光客を避難させようとしましたが、誰一人として言うことを聞いてくれませんでした。そんな中、巨大MEGが遂に島に襲来、人々はたちまち大パニックに陥りました。一方、ヒラリーもヘリコプターで島に上陸、先に島に着いていたモンテスに電話開戦を遮断するよう命じました。
電話が通じなくなったことから、ジョナスたちはメイインに身を隠すよう指示すると通信手段を確保するための手段に乗り出しました。一方、MEGや巨大生物は続々と島に現れ、観光客やモンテスの傭兵たちを次々と襲っていきました。そしてヒラリーは肉食恐竜スナッパーズに襲われて死亡しました。
ジョナスはジェットスキーでMEGたちを沖におびき寄せ、槍爆弾で吹き飛ばす作戦に出ましたが、なかなか槍を突き刺すタイミングがつかめませんでした。ジウミンたちは傭兵の死体から衛星電話機を奪い、救助を求めつつスナッパーズと戦い続け、ヘリを奪って脱出を図りました。
ジョナスは槍爆弾を使って巨大MEG1匹を仕留めましたが、モンテスの傭兵の攻撃を受けて撤退を余儀なくされました。一方、メイインは襲われている人々を救おうと立ち上がりましたが、巨大なタコに助けに来たジウミンともども襲われ、マックの乗るヘリも触手で海に叩き落されてしまいました。
ジョナスは桟橋でモンテスと戦い、モンテスに怪我を負わせてMEGに食わせました。ジウミンは懸命に巨大タコと戦い、最後は巨大タコはMEGに食われました。
ジウミンはマックを助けに向かい、ジョナスは折れたヘリのプロペラを使って巨大MEGを倒しました。残ったスナッパーズもDJが退治し、マックは無事救出されました。すると、最後に生き残った“ハイチ”がジョナスたちに近づいてきました。ジウミンは“ハイチ”に音波信号を出すと、“ハイチ”は向きを変えて泳ぎ去っていきました。ジウミンは“ハイチ”とは心が通じ合っていると喜びましたが、ジョナスは“ハイチ”はただイルカの群れを追っただけだろうと反論しました。
生き残ったジョナス、ジウミン、メイイン、マック、リガス、DJは酒(メイインは烏龍茶)を飲みました。リガスは“ハイチ”は妊娠していると言いました。救援のヘリがやってきました。
以上、映画「MEG ザ・モンスターズ2」のあらすじと結末でした。
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