ラバー、ストーカー、キラーの紹介:2024年イギリス映画。離婚をきっかけに出会い系サイトを始めたデイヴ・クロウパ。そこで1人の女性と出会うも、すぐにうまくいかなくなり、やがてその女性はデイヴをストーカーし始めます。このストーカー行為に長年悩まされることになるデイヴでしたが、事件は思いもよらない方向へとシフトしていきます。本作は、実際に起こった事件を基に描かれたドキュメンタリー映画となっています。
監督: サム・ホブキンソン 出演: デイヴ・クロウパ、ナンシー・ラネイ、クリス・ルグロウ、エイミー・フローラ、ジム・ドティ、ライアン・デイヴィス、トニー・カヴァ、ほか
映画「ラバー、ストーカー、キラー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ラバー、ストーカー、キラー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ラバー、ストーカー、キラー」解説
この解説記事には映画「ラバー、ストーカー、キラー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ラバー、ストーカー、キラーのネタバレあらすじ:起
デイヴ・クロウパはエイミーと結婚をし、2人の子供にも恵まれ幸せな家庭を築いていましたが、すれ違いが発生し離婚することになります。その当時デイヴは35歳。
デイヴは独身生活を謳歌するため自由を楽しむことに。早速出会い系サイトに登録し、女性と交流。真剣な関係は求めていませんでした。そのサイトで34歳のリズと出会います。共通点が多く、彼女も2人の子供がいました。デイヴはリズとの初デートの際に、1人に絞るつもりはないことを伝えます。
その後デイヴはキャリ・ファーヴァーと出会います。その女性はデイヴの仕事先の客として、車の修理を依頼しにやってきました。とても美人だとデイヴは記憶し、その数週間後、出会い系サイトでその女性を見つけます。早速コンタクトを取りデートをすることに。キャリに対する第一印象は、賢くてセクシーで自分には釣り合わないとデイヴは感じます。
試しにキャリを家に誘うと、承諾を得ることができました。2人で家に入ると、リズが私物を取りにデイヴの家へとやってきます。仕方なく、デイヴはキャリを返し、リズを迎え入れます。その時リズとキャリはすれ違います。
リズが去った後、デイヴがキャリに電話をすると、家に誘われました。キャリもデイヴと同じく、カジュアルな関係を望んでいたため、その後もいい関係が続いていきました。
ラバー、ストーカー、キラーのネタバレあらすじ:承
キャリと出会って2週間。彼女からデイヴの元に、「一緒に住むべき」と提案するメッセージが送られてきます。キャリもカジュアルな関係を望んでいたと思っていたデイヴは不思議に思いつつも、同棲をやんわりと断ります。すると、「あなたには二度と会いたくない」という返事が届きます。
数日後、キャリから「人生を台無しにしてやる」などの悪態をつくようなメッセージが度々届くようになります。デイヴは正直、どうしてここまで嫌がらせされるのかが理解できませんでした。
ある日突然、デイヴの職場に保安官がやってきて、キャリのことを尋ねられます。彼女の母親ナンシーが、娘と連絡がとれないからと、捜索願を出したとのこと。そしてデイヴは、ここ最近に渡るキャリの不機嫌なメッセージを提示します。
捜索願を出した後、キャリのSNSから母親の元に「失踪はしていない。帰りたくないだけ」というメッセージが送られてきます。
突然、疎遠だったリズがデイヴ宅にやってきて被害を報告します。彼女の車を見ると、鍵でつけたような深い傷がありました。話を聞いてみると、リズもデイヴと同様にキャリから同じように嫌がらせを受けていたことが発覚します。「デイヴに近づくな!」というメッセージから、キャリがリズに嫉妬していたことは一目瞭然でした。
最初はキャリの携帯からメッセージがたくさん送られていましたが、次第に40を超える番号からキャリのメッセージが届くようになります。その中には、デイヴをストーカーしていると思われるメッセージが届いていました。
身の危険を感じたデイヴは、警察に通報をして調査をしてもらうことに。しかし、キャリがどこから見ているのか見張りを派遣しても、何も明らかになりませんでした。その間もキャリの目撃情報は一切ありません。
後日、リズから家の写真がデイヴのもとに送られてきました。その写真には、リズの車が傷つけられ、車庫には“娼婦” と落書きがされていました。それを見たデイヴは、リズを守りたいという気持ちが強くなり、リズとよりを戻すことに。
今度はリズの家の窓が割られ、落書きもされてしまいます。服はズタズタに引き裂かれていました。この一連のキャリによるストーカー行為は1年以上続きました。
ある日、キャリから「あの娼婦の家に火をつけた」というメッセージが。幸いリズの子供達は不在でしたが、ペットは亡くなり、彼女は家と財産を失ってしまいます。その後、リズは荷物を持って居場所がわからなくなってしまいます。恐怖を感じたデイヴも引っ越しを決意し、キャリから逃げるため転職をし、携帯を変えました。
ラバー、ストーカー、キラーのネタバレあらすじ:転
それから1年後。キャリは未だ行方不明です。調査を進めると、彼女は双極性障害だったことが発覚。薬を飲んでなかったら、極度のストーカー行為をしたのも納得ができると。
一方デイヴはまた出会い系サイトを始めます。ある女性と待ち合わせをしますが、なかなか来ず、もう来ないと判断し店を出ようとしたとき、その約束した女性の正体はキャリだということがメッセージで判明します。
今度は元妻のエイミーがターゲットになってしまいます。キャリから「今夜子供の喉を引き裂く」というメッセージがきました。その時点でキャリは2年姿を消しており、彼女には14歳の息子がいました。
IT担当のトニー・カヴァは2年分のキャリから送られてきたメッセージを解析し、IPアドレスを調査します。すると、トッド・バタボーという男にたどり着きます。彼はトニーの部下で、同じくIT担当でした。さらに調べると、トッドの恋人はリズだということが発覚します。これにより、リズがトッドのwi-fiを使ってキャリになりすましていたことがわかりました。ストーカーの正体はキャリではなくはリズ ・ゴリアーでした。そこからは、証拠集めが開始されます。
ラバー、ストーカー、キラーの結末
リズから通報があり、女性に脚を撃たれたとのこと。病院に搬送され、リズから事情を聞くと、リズはエイミーまたはキャリを犯人に仕立て上げようとしました。
リズがこの件の犯人であることは明らかでしたが、有罪にできるほどの材料がなく、逮捕にはまだ踏み切ることでできません。
そこで警察はリズを怒らせる作戦として、デイヴに元妻エイミーと一緒に暮らすようにアドバイスをします。作戦通りリズは反応してきました。その後、なりすましで自白のようなメールが届き、キャリは車内で殺し、バラバラにしてゴミに捨てたと書かれていました。
そこでリズの車を調査すると、血のような染みを発見。それは嫌がらせを受けてから4年の月日が経っていました。
リズは逮捕されるものの、否認を続けそのまま裁判へ。遺体がないため立証が難しく、リズを有罪にすることができないかもしれません。
警察たちは諦めることなく調査を続けると、リズが使ったと思われるタブレットが見つかります。SDカードをチェックしてみるときれいに何も入っていませんでした。データは消去された可能性があるとし、消去されたデータを探すと、たくさんの写真が出てきました。その中に。キャリの遺体と思われる写真が見つかりました。
この証拠が決め手となり、リズの殺人は認められ、終身刑が言い渡されました。
以上、映画「ラバー、ストーカー、キラー」のあらすじと結末でした。
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